特集1.Italian Rock Remaster (Page-4)
BMG イタリアン・ロック 復刻紙ジャケットコレクション
Museo Rosenbach
Museo Rosenbach / Zarathustra (BMG BVCM-37425)
  日本盤紙ジャケ。表面のエンボス?(ザラザラ)を見事に再現していて
 感動ものです!Remasterはイタリア盤と比べ、音圧が高めで迫力満点。イ
 タリア盤の繊細さも良いけど、圧倒的なメロトロンを堪能するなら、やっ
 ぱ日本盤かな?と言ったところ。激しさと美しさがここまで調和している
 アルバムは無いぞぉぉ。
Cervello
Cervello / Melos (BMG BVCM-37426)
  日本盤紙ジャケ、とても丁寧な作りのジャケットが感涙ものです。今回の
 日本盤に特徴的な高めの音圧が、怒涛の如く攻め寄せてくるCervelloの音に
 合っているような気がします。キーボードがいないのにも関わらず、このめ
 くるめく色彩感と妖しさは一体何なんでしょうか?独特の節回しも心の琴線
 に響き渡ります。
Il Rovescio della Medaglia
Il Rovescio della Medaglia / Contaminazione
                  (BMG BVCM-37503)

  こちらも待望の紙ジャケ&Remaster化。イタリアン・ロックを代表する超名作
 の3rdです('73)。イタリアでは何故かContaminationの方が紙ジャケになったりと
 妙に後回しにされたきらいがあったので嬉しい限りです。コンチェルト・グロッソ
 やミラノ・カリブロ9でお馴染みのルイス・E・バカロフの作曲&アレンジもあっ
 てか、ロックバンドとオーケストラの完璧なまでの融合が聞けます。バカロフにと
 ってもベストの1枚のような気がしますね。スリリングな音のアトラクションを、
 ぞくぞくとするようなリアルなRemasterで聴けるなんてほんま幸せです。
Quella Vecchia Locanda
Quella Vecchia Locanda / Quella Vecchia Locanda
                  (BMG BVCM-37427)
  こちらも変形ジャケを再現。クラシックのフレーズからハードな演奏へ
 と移り変わるところが魅力のアルバムですが、日本盤Remasterではやはり
 迫力アップ!
Quella Vecchia Locanda / Il Tempo della Gioia
                  
(BMG BVCM-37428)
  メンバーチェンジを行いより、ロマンチックでクラシカルな作品となった2nd
 アルバム('74)。ヴァイオリン、ピアノを中心とした美しくも儚げな演奏が感涙
 を誘います。1曲目のドラマチックさ、クラシカルでありながら不思議な展開が
 イタリアらしい3曲目、熱唱する4曲目、よく聞くと隙だらけの音なんだけど、
 イタリアン・ロックのエッセンスが一杯詰まっていますね。迫力満点の日本盤
 の音は「らしく無く」て、逆に面白い。イタリアン・レアアイテムの最高峰。マ
 ニアの羨望を集めた1枚。今でも1曲目を聞くと古き良き80年代(70年代
 じゃないよ)を思い出します。
Formula 3
Formula 3 / Sognando e Resognando (BMG BVCM-37429)
  名作との誉れ高い3rdアルバム。今回久しぶりに聞いて思ったけど、この
 アルバムかなりPFMの1stを意識してますね。ギターとキーボードをこれでも
 かと弾きまくって、止め処も無く展開に展開を重ねるところなんか、まさに
 Storia di un MinutoのB面。でも、それがやりすぎてしまってまとまらない
 のがFormula 3らしいところ。そういう不器用さがまた魅力だったりします。
 それにしてもタイトル曲は名曲ですね。紙ジャケは変形ジャケを再現、ラデ
 ィウスのギターのヘヴィさがRemasterでよりはっきりと迫って来ます。

Formula 3 / La Grande Casa (BMG BVCM-37430)
  全曲オリジナル曲で占められた4thアルバム('73)。前作の大袈裟な所謂プ
 ログレ的な音作りは後退していて、歌を前面に出した同時期のバッティスティ
 のような音に変化しています。と言うか、3rd飛ばして2ndから続けて聞くと
 すんなり聞けるような内容。ラディウスやチコのソロ・アルバムに通じるよう
 な感覚ですが、ヘヴィなギターや広がりのあるキーボードを中心としたドラマ
 チックな音は、完成度ではやはり最高作と言えますね。
Il Volo
Il Volo / Il Volo (BMG BVCM-37498)
  Il Voloの1st('74)。昔、トレの後身バンドと言うことで聞いて、いきなり洗練
 された音が出てきたのでビックリしてしまった思い出深いアルバムであります。
 なんとなくアルバム全体に透明感のある幻想性みたいなものがあって、それでいて
 ウルトラ・バカテクだと言う他に比べ物の無い音楽性でした。それと、このアルバ
 ムは「歌も良い」よね。
  イタリアでも紙ジャケがリリースされましたが、Remasterの割にはなんとなく
 こもった音で不満があったのですが、この日本盤の明瞭な音は凄いです。全ての
 不満が今日晴れました(^^;)
Il Volo / Essere o non Essere (BMG BVCM-37499)
  ようやくリリースされた2ndアルバム('75)。今度こそはキチンとマスタリングされて
 いて、ようやくこのアルバムの本当の姿を聞くことが出来るようになりました。しかも、
 Remasterの「音の立ち方」がまた凄いと来ます。
  昔から無国籍か多国籍かなんとも分析不能のアルバムと思ってましたが、シンセやギ
 ターシンセの音を地中海地域の笛やサズー等に模していると言われてみると、そう言えば
 そうだなぁと思った次第。地中海に根付いた音楽を宇宙空間に超光速で開放したような、
 伝統と先進性の融合した圧倒的な音、めくるめく1曲目、空へと飛翔する3曲目....全て
 が奇跡的な1枚です。
Acqua Fragile
Acqua Fragile / Acqua Fragile (BMG BVCM-37505)
  変形ジャケで嬉しい紙ジャケ・リリースとなった1stアルバム。イタリアに
 は珍しいテクニカルさと爽やかさ、コーラス・ワークを持ったバンドで、そう
 いう楽器や声の絡みがK2 Remasterで遥かに迫力アップして再現されています。
 1曲目のジェネシス風味、2曲目のGG風味も良いけど、今まで眠いだけだっ
 た3曲目のアコギやコーラスが音のリアルさで目がさめる様になりました(笑)
 それにしてもランゼッティのGabriel風Voiceのアクの強さは独特ですね。
The Trip
Trip / Atlantide (BMG BVCM-37506)
  超変形ジャケを丁寧に再現したTripの3rdアルバム。こちらもRemasterでキ
 ーボード弾きまくりがさらに小気味良さを増しています。ここまで、ストレ
 ートに音が出てくると変な雑念をまじえずに音に浸れるから良いですね。た
 だし、コンセプト・アルバムの割には展開が単調で、少々アイデア倒れなの
 が残念ですね。それにしてもシャープなキリコのドラミングは凄い!
Libra
Libra / Musica e Parole (BMG BVCM-37507)
  大大傑作1stアルバム!今回の紙ジャケ・シリーズ(イタリアも含めて)の
 最大の成果とも言える再発です。まさに評価を最も見直した1枚と言えるで
 しょう。イタリアの叙情がたたみ込みジャズ・ロックへと突進するところな
 んか、かっこいいの一言。一部、ファンキーとの評価がありましたが、イタ
 リアのあのクソ熱い情熱がファンキー・ジャズロックとごちゃまぜになると、
 ここまで迫力に満ちた展開へと繋がるんですね。旧B面のシャープなジャズ
 ロック風味もまた良し。
Arcangelo European Rock Collection
Delirium
Delirium / Dolce Acqua (Arcangelo ARC-7104)
  イヴァーノ・フォサーティ率いるデリリウムの1stアルバム('71)。イタリアの鄙び
 た哀愁が、軽快なピアノが楽しいロック・チューンへと展開するところはいつ聴いて
 もスカッとします。渋い歌、軽快なジャズロック風味、そして美しいストリングスが
 万華鏡のように綯い交ぜになって現れ、かつ、トータルに聞かせます。それほど、イ
 ンパクトはありませんが、しみじみ聞かせてくれる名作ですね。大ヒット曲"Jesahel"
 をBonus曲として収録(メロディーも印象的だけど、全く必然性の無いメロトロンが最
 高(笑))

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