特集1.Italian Rock Remaster (Page-5)
Strange Days presents ROCK Legend Series
Le Orme
Le Orme / Collage (Universal UICY-9465)
  ELPスタイルとなった'71年の3rdアルバム。溌剌としたオルガン・ロック
 とイタリアの叙情満載の歌の魅力を活かした素朴な感じのアルバムです。奇を
 衒ったところの無い素直さがこのアルバムの魅力ですね。Live以外では聞かれ
 なくなった渋めのインプロもなかなか良いです。彼らのテーマ曲とも言うべき
 タイトルCollageはエマーソンで言えばロンドに匹敵する名曲。個人的には旧
 B−1「空への眼差し」が一番好きですね。
Le Orme / Contrappunti (Universal UICY-9466)
  ダブル・キーボード編成となった7thアルバム('74)。独特のイタリア臭さと
 技巧の成熟のバランスがとても良く、初期オルメのもっとも洗練されたアルバ
 ムとなりました。無調な感じのインスト・パートの不思議な透明感も良いけど
 やっぱり牧歌的で叙情的なアルドの歌が胸にきますネ。流れるように進行する
 感動の名曲「5月」入り。滑らかでシンフォニックな音作りは、復活した今の
 オルメにも通じる感覚です。
Jumbo
Jumbo / Jumbo(Universal UICY-9467)
  まさかこのアルバムまでが紙ジャケになろうとは、誰も思っていなかった
 Jumboの1st('72)。旧A面はフェッラの渋い歌をメインにしたブルース・ロ
 ックで、とてもプログレ・ファン向けの内容では無いけど、最近こういう横
 揺れロックがなんとなく好きになっている私ではあります(^^;)。旧B面は名
 曲"Dio E"等ブルース臭さは残しながらも、次作以降へと繋がるドラマチック
 な展開が聞かれます。ここからが出発ですね。
Jumbo / DNA (Universal UICY-9113)
  1stアルバムをさらに発展させた名作2ndアルバム('72年)。1stアルバムの
 ブルース・フィーリングはそのままに、リリカルなピアノやフルートを交え
 イタリア然としたヘヴィ・シンフォを聞かせてくれます。特に劇的な展開で
 聞き手を引っ張る旧A面全体を使った組曲「K氏のための組曲」が素晴らし
 いですね。フェッラのダミ声に絡む哀愁のフルート、そしてブルージーなメ
 ロディーが一転して爆発するエネルギー!次作のぶっ飛んだ感性とは違いま
 すが、着実に力を付けていくバンドの成長が眩しいぐらいです。
Strange Days ITALIAN ROCK Masterpiece Series
Il Paese dei Balocchi
Il Paese dei Balocchi / Il Paese dei Balocchi
            
(Strange Days WAS-1003)
  Il Paese dei Balocchiの唯一のアルバム('72)。とうとう紙ジャケになりま
 した。情熱的なバンドが多いイタリアには珍しい内省的な音作りが特徴的です。
 とりとめの無い幻想性が、気高いストリングスによって場面展開させられる、
 そういう強引さと曖昧さが魅力です。消え入りそうな愁いを帯びた歌の美しさ
 も秀逸ですが、こちらはあまり聞かれないのが個人的には残念。
Triade
Triade / 1998 (Strange Days WAS-1005)
  美しい金色のジャケに包まれたTriadeの唯一の作品('73)。この特殊ジャケ
 も見事に再現されています。派手さは無いが、端正でストイックなイメージの
 クラシカル・オルガン・ロックを繰り広げる旧A面の組曲と、ピアノ、ソリー
 ナをバックにクラシカルでドラマチックな歌を聞かせてくれる旧B面と言うよ
 うに違う個性で聞かせてくれるのが、このアルバムの魅力。特に起伏と緩急が
 鮮やかな旧B面が良いですね。B−2最高!
Raccomandata Ricevuta Ritorno
Raccomandata Ricevuta Ritorno
  / Per... Un Mondo di Cristallo
(Strange Days WAS-1004)
  Fonit Cetra特有の邪悪な雰囲気を持つラコマンダータの唯一の作品('72)。
 伸びる声のVocalにクリムゾン直系のサックス&フルート、そしてヘヴィなギ
 ター...とイタリア暗黒色&叙情色で染めたそのサウンドはオザンナを思い起
 こさせます。丁度オザンナを小粒にしてこざっぱりとしたような感じかな?ど
 の曲も良い出来ですが、爆発力よりもまとまり重視のところが良くも悪くも彼
 らの個性かな?中心メンバーはバンド解散後Samadhiに加入します。
Garybaldi
Garybaldi / Nuda (Strange Days WAS-1008)
  イタリアのジミヘンことバンビ・フォサッティ率いるガリバルディの1stア
 ルバム('72)。ズルズルと引き摺るようなギターがいかにもですが、ブルージー
 に成りきれずイタリア風のメロディアスさが出てくるのが、なんとも微笑まし
 いところ。そして、何よりも素晴らしいのは旧B面を使った組曲「ブレーシャ
 のモレット」で、暖かく優しいメロディーが一気に激しいギター、オルガンの
 応酬へとドラマチックに展開するところが最高!あまり知られていない曲です
 が、イタリアン・ロック史上に残る名曲です。3面開き変形ジャケを再現(^^)
Garybaldi / Astrolabio (Strange Days WAS-1009)
  Fonit Ceteraへと移籍し、さらに自在な音を聞かせる2ndアルバム('73)。LP
 片面を使った全2曲入りで、幻想的な旧A面、ライブ録音の旧B面と言う思い切
 ったアルバムです。旧A面は甘いメロディーのジミヘンと言ったけだるい幻想的
 な曲ですが、突如はじけるイタリア的な激しさは前作からの流れを感じます。旧
 B面はライブと言うだけあって、ほとんどジミヘンと化したインタープレイがか
 っこいい。弾きまくるギター、オルガンにトーキング・ボーカルともうそのもの
 ですが、結構いけていて飽きさせないですね。
I Califfi
I Califfi / Fiore di Metallo (Strange Days WAS-1010)
  歌メロを活かしたイタリアらしい音を聞かせるカリフィの唯一のアルバム('73)。
 1曲1曲はコンパクトな作りですが、いかにもイタリアと言うような明るく美しく
 溌剌とした演奏がなかなか良くて、実は私のお気に入りのバンドです。歌を聞かせ
 たかと思うと次の瞬間には一気に走り出すかっこ良さ、もうイタリアです。ジャケ
 が地味〜なため損をしていますが、ほんまとことんイタリアしているバンドで、ア
 ルバムです。

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