特集1.Italian Rock Remaster
  イタリアBMG Ricordiから2000年記念の24Bit Remaster シリーズがリリースされました。
  どれも凄く音がリアルになっているのですが、特にPFMの1stなんか涙が出そうになりま
 す。難点としては素晴らしい音に比べ、ディジパックとは言えブックレットも無いし、歌詞も無
 い。なんかとても手抜きなパッケージが物足りません。これはいかにも残念です。日本Victorを
 見習って欲しいぞ(^^;)
(2001年4月6日)
  さらにさらにさらに、BMG Italianaから22枚紙ジャケ&Remaster化!!!しかも、マニア
 ックなアルバムばかり。音質は期待したほど良くなっていませんが、これだけドカンと出ると
 ほんま鼻血が出そうです。(2003年7月1日)
Premiata Forneria Marconi
P.F.M. / Storia di un Minuto (BMG 74321 765422)
  待望のRemaster!!リアルな音に涙が出そうになります。「9月の印象」「フェスタ」
 等名曲だらけの旧A面も良いですが、イタリアの叙情をベースにしながらも、展開しっぱ
 なしで帰って来ない、それでいてめくるめく世界に眩暈すら感じさせるような旧B面の凄
 さを改めて感じました。
P.F.M. / Storia di un Minuto (BMG BVCM-37423)
  紙ジャケシリーズ。音圧が高めで、かなり賑やかな音にRemasterされています。た
 だ、以前出たイタリア盤のエコー分が綺麗に広がっていくのが分かる感じは無くて、
 音質的にはイタリア盤に軍配があがるような気がします。まぁ、昔のKing盤とは全然
 迫力が違いますが。カンガルー・ジャケを再現した丁寧な作りの紙ジャケが嬉しいで
 すね(^^)
P.F.M. / Per un Amico (BMG 74321 765412)
  待望の24Bit Remaster!!Gold CDを見ながら、うはうはしてしまいます。
 出だしの遠くに拡がるメロトロンの音に乗って爪弾かれるギターの音のリア
 ルなこと!イタリアの叙情が部屋の中に拡がり、そしてヘヴィなーリフが切
 り込むその瞬間に凝縮されたエネルギーがCDの向こうから湧き出てくるの
 が見えてくるようなそんなマスタリングですね。あぁ、名盤!
P.F.M. / Per un Amico (BMG BVCM-37424)
  紙ジャケシリーズ。このアルバムも1stと同様な感じのRemasterになって
 います。もともとのイタリア盤は優雅なイメージが強かったのですが、今
 回はエネルギーがかなり高め。メリハリが利いた音は「幻の映像」の音にも
 かなり近くなっています。1stのB面から続くメランコリックな流れがこの
 アルバムで一気に爆発しますが、そういう感じがよくわかるマスタリング
 です。
P.F.M. / L'isola di Niente (BMG 74321 896062)
  唯一の取り残されたようにRemasterされていなかった「甦る世界」のイタ
 リアVersion。音の分離が良くなって、PFMの持つ超絶な技巧面がより強調
 されたように思います。1曲目のコーラスからいきなりのギター・カッティン
 グもかっこいいけど、やはりLa Luna Nuovaの徹底した畳みかけとそれに対比
 される叙情がRemasterで聴けるのが嬉しい(^^)
P.F.M. / L'isola di Niente (BMG BVCM-37500)
  甦る世界のイタリア語ヴァージョン。これも紙ジャケになりました。このアルバム
 からパトリック・ジヴァスが加入してより、タイトで骨太なサウンドになりましたが、
 それがK2Remasteringの分厚い音で見事に再現されています。イタリア語ヴァージョ
 ンと英語ヴァージョンでは言葉だけでは無く、選曲・曲順も違っていますが、こちら
 の方が凝縮したテンションを感じさせます。なんたって英語ヴァージョンはA面後半
 でほのぼのできるし...(^_^;)Victor盤につけられていた島のパーツが無いのがちょい
 と残念。
P.F.M. / Chocolate Kings (BMG BVCM-37501)
  イタリア盤のジャケで紙ジャケをリリースと言うのは、ナイス・アイデアです
 ね(^_^)。おまけにデブ・モンローのポスターまで付いていると言う凝りよう、脱
 帽です。昔からあまり人気の無いアルバムですが、個人的にはPFMで1番好き
 なアルバムでFrom Underの最初のフレーズを聞いただけで鼻血ものなんですが、
 やっぱみんあランゼッティの声がダメなのかなぁ?Peter Gabrielが風邪ひいたよ
 うなヴィブラート・ボイスとPFMの取り合わせは、怪奇骨董音楽箱の世界に乱
 入して大暴れてしているPFMってな感じで、ほんま快感。B面の地中海風味は
 そのままJet LagとPaganiのソロに繋がって行きます。
P.F.M. / Jet Lag (BMG 74321 922862)
  ワールド・ツアーを終えリリースされた問題作?('77年作)。当時の西海岸のクロス
 オーバー&フュージョン・サウンドからの影響を受けたサウンドは、何故かファンの
 間では評判が悪いのですが、前作「チョコレート・キングス」でのタイトなサウンド
 はそのままに、圧倒的なテクニックで繰り広げられるゆとりのある乾いたサウンドは
 かなりのレベル。こういうアメリカ風ジャズ・ロックにイタリア的なメロディーを融
 合させたサウンドこそが、地中海ロックの原点になったのかな?と思います。Arti e
 MestieriとかPerigioとかと比較する方がしっくりくるアルバムですね。
BancoのRemaster盤はMy Favoriteに移動しました(^_^)/。
BMG Ricordi Label
Museo Rosenbach
Museo Rosenbach / Zarathustra (BMG 74321 984522)
  無く子も黙るイタリアン・ロック名盤(^^)。ダミ声のVocalに雄大な壁メロトロンで
 一世を風靡しました。今聞くとそういう情熱一辺倒では無くて細部までキチンと構成
 されていて、アルバム全体が計算され尽くしているのが、あらためて良くわかります
 (^^)。ギターもオルガンもドラムスもみんなタイトでかっこいい!!
  RemasterはKing盤のディジタル臭さが取れて、アナログ的になっています。これは今
 までのKing盤との比較と同傾向ですね。
Cervello
Cervello / Melos (BMG 74321 984442)
  うほーぃ。Cervelloはなんと変形ジャケを再現しています。これは素晴らしい。実は
 OsannaよりもこのCervelloが好きな私ですが、神話的とも言える雰囲気に強引な展開、
 押し寄せるパッションの次の瞬間に流れる美しいメロディー等々、聞く度に涙が流れそ
 うになります。SaxもFluteもギターもみんな決まってますね。
  RemasterはKing Crimeのものと比べると、ディジタル臭さが減って、より木目細やか
 な音質になっています。聞いていて溶けそうになりました。
Reale Accademia di Musica
Reale Accademia di Musica (BMG 74321 980752)
  Reale Accademia di Musicaの唯一のアルバム('72)。浮遊感のあるリバーブの聞いた
 ピアノと物憂げなVocalが独特の個性を作っています。特に旧A面2曲目の「これがイ
 タリアン・ロックだ!」と言うようなあっけらかんとした畳み込みは見事!!カタルシ
 スに浸れます。他の曲も構築的に組み立てられた曲が多いわりには、整合性よりも叙情
 性や幻想性が前面に感じられるのが良いですね。さらっと出てくるブルース・フィーリ
 ングも良いポイントになっています。
  RemasterはKing盤がキンキンとした音だったので、ようやくバランスの良い音になっ
 たと言う感じか?ジャケの汚れや間違いが旧日本盤LPと同じのはどうして(^^;;)?
I Dik Dik
I Dik Dik / Suite Per Una Donna Assolutamente Relativa
                 
(BMG 74321 988532)

  別名「洗濯女」。I Dik Dikの72年の名作です。Dik Dikと言うバンドはもともとラブ・
 ロック系のバンドで、このアルバムもどちらかと言えばラブ・ロック系の仕上がりなので
 すが、オルガン、シンセ、メロトロンを効果的に配したアレンジで昔からプログレ・ファ
 ンの垂涎の的でした。もちろんトータル・アルバムとしてもかなりの完成度。深いリバー
 ブのかかったピアノ、カラフルで温かみのあるアレンジと、本当にReale Accademia di
 Musicaがバックを務めているのでは無いかと思うぐらい似ていますネ(でも、違うらしい
 (^^;)プロデューサーが同じとのこと)。
  RemasterはKingのKICP盤と比べると、音量が小さくなっていますが、やけに大きかった
 音像がまともになって聞きやすくなっています。
Hunka Munka
Hunka Munka / Dedicato A Giovanna G. (BMG 74321 984482)
  Dik Dikのキーボーダーのソロ・アルバム('72)。プログレ風の曲とラブロック風の曲が
 半々あるようなイメージの作品ですが、オルガンを弾いて終わったと言う感じのプログレ
 風の曲よりイタリアの情熱ここにありと言った歌を聞かせる曲の方が個人的には好み。そ
 うは言っても歌を聞かせる曲もロックンロールやホンキートンク有りと今一感覚が一定し
 ないのが残念なところ。それでも4曲目「竹の大聖堂」はプログレ風味とイタリアの歌の
 良さが見事に融合した名曲で、この曲だけでもアルバムを買う価値はあります。
  RemasterはKingのK32Y盤と比べると、ディジタル臭さが無くなって聞きやすくなってい
 ますが、ヒスノイズはやっぱり目立ちますね。マスターが原因かナァ

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