Italy  Neo Progressive - Others
Pick Up Label
Aufklarung
Aufklarung / De'La Tempesta...L'Oscuro Piacere
                 
(Pick Up PK 1909)

  新興レーベルPICK UPからの新人バンド(とは言っても95年作)。歌詞が英語
 のため、ボーカルが入るとブリティッシュな感じになるところは残念?(^^;)です
 が、個人的にはジェフ・マンがいた頃のTwelfth Nightが思い出されて、かなり気
 にいりました。それでも、クラシカルなブリッジが入ったり、畳みかける強引な構
 成があったりとやはりイタリアだなぁ...と思わせるものもあって、今後が楽しみ
 な存在です。
Dunwich
Dunwich / Il Chiarore Sorge Due Volte (Pick Up PKPROG 1903)
  '95年リリースのセカンド・アルバム。女性Vocalを中心としたキーボード、
 パーカッションの3人組。ゴシック・プログレ風味だった前作から大化けし、
 ストリングスを導入した荘厳で叙情的な室内楽風の作風となりました。古楽系
 のメロディー、アレンジは日本のタブラトゥーラやダンスリーをプログレ風味
 にしたような感覚で、幾重にもかさねられたコーラス、美しいギター・キーボ
 ードに心を揺さぶられます。
Others
Divae
Divae / Determinazione (Progressivamente GMP 001)
  '95年にリリースされ、イタロ・ファンをびっくりさせたDivaeの(現在のところ)
 唯一のアルバム。分厚くもテクニカルなキーボードを中心とした構築系のシンフォ
 ニック・ロックを聞かせてくれます。いかにも'90年代型の新しい感覚のシンフォ
 ですが、バッチリ イタリア色があるところがミソです。こう書くとキーボード・
 ラビリンス系の音かと思いますが、もう少しパワー主体のところが彼らの個性かな。
 ゲストにレオネロとオザンナのLinoさんが参加。Linoさんの歌声はすぐわかります
 ね。この後、リズム隊はレオネロと合流、新生Balletto di Bronzoになります。
Contrappunto
Contrappunto / Subsider (PRW 050)
  ブラジルのProgressive Rock World Wide レーベルからリリースされた1stアルバ
 ム。メロディアスで華麗なシンフォニック・ロックで、英語で歌われていることから、
 インターナショナルな魅力もありますが、濃いメロディー・ラインはやはりイタリア
 からしか出ないと思います。で、なんと言っても良いのが、VocalのSara嬢、溌剌と
 していて、どこか舌足らずな歌い方がなんとも言えまへん(^_^;)。なんとなくジュリ
 アンヌ・リーガン思わせるところもポイント高し!
Contrappunto / Lilith (PRW 049)
  何故かブラジルのProgressive Rock Worldwideレーベルからリリースされてい
 るContrappuntoの2ndアルバム。相変わらずの詩情豊かなシンフォニック・ロック
 を聞かせてくれますが、1stアルバムに比べると随分落ち着いた出来。個人的に
 残念なのは、1stアルバムで初々しくて、若々しい声を聞かせてくれたSara嬢がい
 ないこと。胸キュンの声だったのになぁ(爆)。幻想性までも見せた円熟の2ndア
 ルバムと言った感じか?
Periferia del Mondo
Periferia del Mondo / In Ogni Luogo,in Ogni Tempo
                      (Akarma AK 3001)

  イタリアの新人PDMの1stアルバム(2000年)。つい最近2ndアルバムがリリース
 されました。バンコのジャコモさん、マルテーゼさん参加で話題になったアルバム
 ですが、アレア風のアラビックなメロディーに導かれてジャコモさんの歌声が聞か
 れるテクニカルな1曲目でいきなりノックアウト!これは素晴らしい構築系シンフ
 ォだ!と唸ってしまいますが、その他の曲は実はハードでややサイケがかった勢い
 重視の音でした。1曲目に騙されてはいけません(^^;)。でも、良いよ。曲順がブッ
 クレットと違っていて、最初は??でした。
Periferia del Mondo / Un Milione di Voci
                      (Akarma AK 3002)

  イタリアのPDM、待望の2ndアルバム(2002年)。ヴァイオリンをフィーチャーした勢
 いのあるシンフォニック・ロックは1stの延長線上にありますが、2曲目でいきなりSax
 メインのジャズ・ロックをやったり、メンバーのソロ小品をアルバムに散りばめたり
 と音楽性を広げる工夫をやっています。それでも、魅力はリフ主体のズンズン来るシ
 ンフォ・サウンド。Bancoのヴィットリオさんやマウロ・パガーニもゲスト参加。一聴
 でわかるプレイが嬉しいです(^^)
Il Trono dei Ricordi
Il Trono dei Ricordi (The Labyrinth TL 2003)
  これまた新興レーベルThe Labyrinthからの新人バンド('94年作)。結局、The Labyrinth
 は2枚?ほどをリリースして消えてしまいましたが、このIl Trono dei Ricordiはかなりの
 レベルの作品でした。エマーソンに影響を受けたキーボード・ワークに、複雑な構成を見事
 に演じ切る演奏力、とかなり新人離れをした音楽性を持っていましたネ。ただし、思った程
 ブレークしなかったのは、フレーズを作る能力はあっても、メロディー・メーカーがいなか
 ったからかな?音楽に色気、昂揚感が今一足りないんだな、これが。2ndアルバムが聞きたか
 った!
Camera Astralis
Camera Astralis / I Supplicanti (Imago CD-IM002)
  Camera Astralisの1stアルバム。Electromantic(Ex-Vinyl Magic)のBeppe Crovella
 がプロデュースしていますが、何故か自主制作でのリリースになっています。いきなりイタ
 リアには珍しいジェネシス&アンジュ型シアトリカルなVocalが出てきますが、全体的には
 Trick of the Tail,Wind&Wutheringの頃のジェネシスを爽やかにしたような内容。曲の
 繋がりが良いので、聴いていてつい聞き込んでしまいます。ハケット風ギター、バンクス風
 ピアノにメロトロン、と揃っていますが、それらが全然嫌味に聞こえないのがこのバンドの
 良いところですね(^^)
Il Giardino dei Vizi Continui
Il Giardino dei Vizi Continui / Altri Spazi Altro Tempo
                      (GDVC01)
  イタリアの新人'98年の作品です。ハードかつメロウなギターを中心にしたテ
 クニカルなサウンドは歌詞が英語と言うこともあって、かなり垢抜けた仕上がり
 ですが、強引で無理やりな展開がいかにもイタリア的です。手数の多いドラムに、
 ひたすら歌うVocal(それ程個性はありませんが)結構独特の音をしています。こ
 れで、引きの感性があれば、もっと良くなると思っていましたが、その後音沙汰
 が無いのが残念!
Sacka
Sacka / Lontano nel Tempo (Se Possibile) (Sacka)
  イタリア新人、話題のSacka。確かに良い!演奏にはどこと無くぎこちない所が
 あるものの、叙情から畳みかけに至る強引な展開がなんとイタリアらしい。そして
 徹底的に歌いまくるボーカルにフルート。もう1聴して思わず一緒に声を張り上
 げそうになってしまいました。全体の印象は往年のイタリアン・ロック風なんです
 が所々にNeo Progressive風のギター・トーンも聞かれ、これがもっとこなれてい
 くと凄い音になるのでは無いか!そんな気がします。
  このアルバムだけでも十分過ぎるぐらいなんですが、一部残る未熟さがまだまだ
 延びる余地を示していてそれがまた楽しみなバンドだったりします。
Minstrel
Minstrel / Faust (Min 06)
  昨年デビューの新人。Faustをテーマとしたロック・オペラですが、このバン
 ドもレベルが高い。叙情性とドラマチックさ、そして若干のメタル風味のバラン
 スが素晴らしく、Faust(キーボーダーですがカンタウトーレ風に歌います)や
 Mefistofele(こちらは濁声のややメタル風)などの役柄のVocalistの歌唱力も
 抜群!完成度ではCastello di Atlanteより上なのでは?
Stereokimono
Stereokimono / Ki (irIdea 2000-11)
  イタリアの新人。イタリアのアレア・フェスで優勝したバンドと言うことで
 凄く期待していたのですが、ちょいと期待はずれかな?確かに演奏力は凄いけど
 なんかどの曲もフレーズの羅列と言った感じが無きにしもあらず、無調なイメー
 ジで迫ってもそれがどうしたと言った感じです。音楽やるには巧いだけではだめ
 だぞ。あとどの曲も同じ様なテンポと言うのも、これが眠くなるだよねぇ。
Stereokimono / Prismosfera (Immaginifica QQ 1001 CD)
  イタリアの新人2ndアルバム(2003年)。前作はテクニックはあるものの、どうも今一
 の出来だったのですが、本作はPFMのチョッチョさんのプロデュースと言うことで挑戦
 してみました。で、内容ですが...あまり変わり無し(T_T)。巷ではイタリアのオズテン
 とか言われているらしいけど、単調なフレーズの順列・組み合わせと言うパターンは全
 然変わってません。おまけに情感を前面に出すためか、テンポを落とした曲が多くなっ
 てしまって、唯一の魅力の疾走感まで無くなってしまいました(T_T)。チョッチョさん、
 何やってんだ?
Distillerie di Malto
Distillerie di Malto / Il Manuale dei Piccoli Discorsi
  昨年末リリースのイタリア新人。なんと250枚限定とかで、私も慌ててゲットしまし
 た。内容は適度な邪悪さと叙情性を併せ持つ典型的なイタリアンロックで、強引な展開が
 いかにもイタリアらしいですね。イタリア語のVocalも良し。ただし、全体的に卒なくま
 とめてはいるものの、「これは凄い!」と言う部分が今一感じられないのが残念。10年
 前だったら大評判になっただろうになぁ。(^_^;)
Mangala Vallis
Mangala Vallis / The Book Of Dreams (TAVR 012001)
  期待のイタリア新人バンド。徹底的にメロトロンを使ったサウンドで話題になり
 ました。音的には、結構アメリカン・プログレ風の垢抜けた音で、それにまんまジェ
 ネシスと言ったフレージングが重なると言った、ありそうでない音のバンドなので
 すが、サウンド・プロダクションはメジャー級ながら、今一イタリアのバンドと言
 う気がしないのが、個人的に不満かな?テーマはヴェルヌですね。ゲストで元アク
 ア・フラジーレ、PFMのベルナルド・ランゼッティが歌っています。
Mangala Vallis / Lycanthrope (TAVR 022005)
  絶好調イタリア新人Mangala Vallisの2ndアルバム(2005年)です。本作から元PFM
 のベルナルド・ランゼッティが正式加入し、彼のVocalを活かした「ドライブ感のあ
 るジェネシス」とでも言えるような勢いのある音を聞かせてくれます。もう、シンセ
 もギターもVocalも(笑)音がブッ太い!歌詞が英語で表面的なイタリア色はあまり感
 じられませんが、この暑苦しさはやっぱりイタリア。なんとなく無国籍風だった1st
 よりも2周りぐらい大きくなっています。前半のメロトロン唸りまくりの組曲は、
 ジェネシスを題材にいろいろとやってます。
Conqueror
Conqueror / Istinto (CNQ CD 001)
  イタリアの新人2003年のデビューアルバムです。タイトなリズムに乗せて流れる
 ようなシンフォニック・ロックを聞かせてくれます。特にキーボーダーでもある女
 性Vocalistの「となりのお姉ちゃん」風の歌が何となく、ジュリアンヌ・リーガン
 と言うか、私の好きなタイプなのが良いです(^_^;)。歌詞もイタリア語なのもポイ
 ント高し。ただ、もう少しミックスとかを工夫する必要があるかな?今はちょいと
 無国籍な方に流れていて、イタリアらしさが薄まっているのが残念と言えば残念?
 このまま成長すればCAPを抜けるぞ(^^;;;)
Conqueror / Storie Fuori Dal Tempo (Ma.ra.Cash MRC 006 CD)
  クラシカルなフルートとキーボードを活かしたたおやかな叙情を聞かせてくれる
 Conquerorの2ndアルバム(2005年)。可愛らしさと色っぽさを備えた美しい女性Vocal
 がまた魅力的で、月夜の庭に遊ぶような妖しさと、歌を中心としたモダンな感性と
 言う2面性を持つサウンドに彩を与えています。ラストの曲は30分以上にもわた
 る大曲ですが、イタリアらしい強引な展開は無いものの親しみやすいメロディーと
 幻想性で聞き手を別世界に連れて行きます。後半のトラッド風のメロディが特に良
 いですね。
Malaavia
Malaavia / Danze D'incenso (MRC 002)
  イタリア新人バリバリの新譜(2004年)。キーボードとベース&Vocal2人の
 ユニットで、端正なシンフォニック風味ながら、トラッドの香り漂うしっとり
 とした歌メロが印象的です。吹きすさぶフルートや心に染み入るヴァイオリン
 等70年代風のヴィンテージな感覚を聞かせながらも、ワールド・ミュージッ
 ク等の新しい感覚が漂っているのが印象的。切れの良いリズムも心地良いです
 ね。Osanna,NCCP,La Torre dell'Alchimista等多彩なメンバーがゲスト参加し
 ていることからも彼らの音楽性の幅が窺えます。
Time Machine
Time Machine / Act II:Galileo (Lucretia LU 98046-2/1/2)
  イタリアのTime Machineの初のフルアルバム。それまでにミニ・アルバムを数枚
 発表していた彼らですが、リズムが打ち込みだったりと今一完成度が低いものでし
 た。このアルバムはメンバーをチェンジし、本格的なバンド編成となってのもので、
 ドリーム・シアター直系のテクニカルな演奏を聴かせます。しかも、ガリレオをテ
 ーマにしたトータル・アルバムで聞き応え十分!
Malleus
Malleus / Opera Totale (06CD-W293)
  マルチ・プレイヤーMalleusの唯一の作品('92)。ジャケを見たらどんなおどろ
 おどろしい音が出てくるかと思いますが、実際にはとってもファンタジックで
 雄大なロック・オペラでした。Malleusの弾くシンセを中心に、オペラチックな
 男女性Vocalが色を添えます。ギターの甘い調べが入ってくるところなんか、
 オーストリアのGandalfなんかを思い起こさせます。
Tony Carnevale
Tony Carnevale / La Vita che Grida (Art CD 1/95)
  Tony Carnevaleの2ndアルバム('95)。BancoのRodolfo Maltese,Francesco Di Giacomo
 がゲスト参加していることで評判になりましたが、内容も前半部はまるでBancoのような
 キーボード・ラビリンスとなっており、最近のBancoのような迫力あるリズムセクション
 をバックに極上のシンフォニック・ロックを演奏しています。Giacomoさん参加のタイト
 ル曲なんか"Il 13"の曲よりもよっぽどBancoらしかったりして(^^;)、本当に素晴らしい
 出来です。後半部は何故か彼のピアノ・ソロとなっており、これはこれで楽しめるけど
 前半部だけでも充分な出来だっただけに、少々構成に疑問が残りました。

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