Japan  (Page-2)
Japanese Progressive Standard
ミッキー・カーティス&サムライ
ミッキー・カーティス&サムライ / 侍 (P-Vain PCD-1599)
  良い!まるでクレシダの1stのようなイギリス的な歌心がVirtigo+Canterbury的な
 サウンドに溶け合っています。このアルバム聴いて日本のバンドと思う人はいない
 だろうなぁ。
  もろブリティッシュ ど真ん中の音。くすんだようなメロディーが素晴らしい。(^^)
ミッキー・カーティス&サムライ / 河童 (P-Vain PCD-1598)
  2ndになるのかな?日本に帰国しての初アルバム。ヘヴィ・ロックと言いながら
 曲の作り、構想はかなり練られていて洗練されています。静と動の対比、走り出
 したときのスピード感、70年の音とは思えないぐらい作り込まれています。
水谷公生
水谷公生 / A Path Through Haze (P-Vain PCD-1584)
  日本を代表するスタジオ・ミュージシャン水谷公生の唯一のソロ・アルバム
 ('71)。今では世界中のマニアが捜し求めているジャズ・ロックの名盤として有
 名なアルバムなので、さぞかし全編ギター弾きまくりと思いきや、曲毎の感覚
 が随分違っていて、結構意外でした。渋くブルージーなジャズ・ロックからカ
 ンタベリー・タッチの冷めた演奏にアヴァンギャルドな激しさもあって、全体
 的にはとりとめの無い仕上がり。ただし、デタラメしているようで、演奏が飛
 びぬけて旨く、懐の広い音と言うのは、他にあるようで無くて、それがマニア
 に受けているのかもしれません。
喜多嶋修+吉野金次
喜多嶋修+吉野金次 / Justin Heathcliff (Wea WPC6-8455)
  喜多嶋修とエンジニアの吉野金次がビートルズの音作りに挑戦したアルバム
 ('71年)。東芝EMIのスタジオであーでもない、こーでもないと様々な実験
 の末に完成されたこのアルバムは、見事なまでにビートルズと言うか60年代
 後期のイギリスの音を再現しており、カラフルでポップなサウンドは隠れたニ
 ッチ・ポップの名盤ともいえるぐらいの出来。ストレンジ・デイズの読者向き
 と言えば良いかな(^^;。
佐藤允彦&サウンドブレーカーズ
佐藤允彦&サウンドブレーカーズ / 恍惚の昭和元禄 (P-Vain PCD-1461)
  一聴して大好きな音!!。グラウンド・ゼロの先祖と言った感じのサンプリング、
 コラージュ・サウンドに70年当時のアングラな感じが良く混ざっていてほんま痺れ
 ます。旧A面の水谷公生、柳田ヒロをフィーチャーしたロックサウンドも良いけど、
 旧B面のフリー・ジャズからロックへのなだれ込みもかっこいい。今回のP-Vainのシ
 リーズでも、もっとも価値ある再発!涙が出ます(^^)
Blues Creation
Blues Creation / 悪魔と11人の子供達 (Columbia COCA-15240)
  Creationの前身。1曲目は完全にBlack Sabbathだけど、竹田和夫のテクニカルな
 んだけど異様にメロディアスでねっとりしたギターが他には無い独特の感覚となって
 ます。全体的にブリティッシュ・ヘヴィ路線で迫りますが、竹田のギターの存在感1
 つで世界他を捜してもない、そんなサウンドとオリジナリティを確立しています。
  それとVocalの堂々とした日本語英語がイタリアン・ロックみたいなんだけど、英
 語はとことんヘタ(爆)なのに歌は結構旨いのが、これまた辺境的ですね!
Speed,Glue & Shinki
Speed,Glue & Shinki / イヴ 前夜 (Wea WPC6-8452)
  実にオーソドックスなヘヴィ・ブルース・ロック。だけどこれがまたかっこ良いだ
 よね。こう、横に揺れるグルーブってのはルーズなようで全体が一つの生命を持って
 いるように柔軟かつ集中力に満ちた部分があります。テクニック的にも最高!
Speed,Glue & Shinki / Speed,Glue & Shinki
                 (Wea WPC6-8453~54)

  2nd。これもオーソドックスなヘヴィロックですが、さらに音楽の幅が広がって
 初期フロイド風の幻想的なナンバーからチェンバロ独奏曲、シンセ多重(1重?)
 録音までやってます。
  ただし、後半20分近くにもおよぶシンセ曲は全体の流れから言うと今一で、
 アレアのロボトミアだったらなんとか許せるけど、ただ弾いてるだけで延々流され
 てもちょいと困ります。よく作ったと言うか、よくリリース出来たもんだと言うの
 に一番驚かされたりします(^^;)。やはり、これも辺境、ド辺境(^^;)。
タージ・マハル旅行団
タージ・マハル旅行団 / August 1974
  小杉武久率いる?タージ・マハル旅行団の2ndアルバム(2枚組!)。今までずっとLive盤
 だと思ってましたが、スタジオでの即興演奏を収めたものでした。独特の演奏スタイル云々で
 言われている彼らですが、プログレ・ファン的な観点から聴くと一番に思い起こすのは、やは
 り初期ジャーマン・ロック。タンジェリン・ドリームのOhr時代なんか結構近いのでは無いかと
 思います。ただ、ヨーロッパ的な感覚が強いジャーマン勢に対し、こちらはなんとなくアジア
 的なイメージが強い気がします。即興とは言え、アクが強いタイプでは無く、心地よく聴ける
 ます。
Prism
Prism / Prism (Universal UPGH-1002)
  '77年リリースの記念すべき1stアルバム。当時、四人囃子の森園が参加した
 ことで注目していました。典型的なフュージョン・サウンドのイメージがあっ
 たのですが、この1stの優しく豊かなメロディー・ラインはほんま極上品。聞
 きながらCamelやFocusの持つ流れるような感覚を思い出しました。個人的には
 フュージョンと言うよりスノーグースだねと言ったところ。
Prism / Second Thoughts/Second Move (Universal UPGH-1003)
  よりバンド的なまとまりを増した2ndアルバム('78)。和田アキラ以外のメン
 バーも作曲に参加、よりテクニカルでバラエティーに富んだ仕上がりとなって
 いますが、1stでのメロディアスな感覚は後退。いわゆるフュージョン的なサウ
 ンドになっています。ツイン・ギターにツイン・キーボードと言う構成はIl Volo
 と同じですが、最後の曲では村上ポンタまで参加してのツイン・ドラムスと言
 うトンでも無いことになってます。
Prism / Prism III (Universal UPGH-1004)
  森園が抜けて新たなスタートを切った3rdアルバム('79)。2ndで確立されたサウ
 ンドはさらにテクニカルに、さらに軽快になっていて、眩いばかりに鮮やかです。
 ただ、音的にはいわゆるフュージョンそのものになっており、と言うか彼らの音
 がフュージョンの代表的なものになったんだよね。発表年は前作と1年空いてい
 ますが、録音はほぼ同時、ともう創作意欲が全開と言った感じです。
Space Circus
Space Circus / Funky Caravan (BMG ALT-501)
  '78年リリースの記念すべき1stアルバム。フュージョンに分類されている彼ら
 ですが、フュージョンでイメージされるお洒落さは2の次に武骨な超絶テクニック
 で緊迫感溢れるハード・ドライヴィング・スパニッシュ・ジャズ・ロックを聞か
 せてくれます。なんと言うか質実剛健ジャズ・ロック(^_^;)。岡野はじめのベース
 が唸る「アリババ」が凄すぎ!「寄らば切るぞ!!!」
Space Circus / Fantastic Arrival (BMG ALT-502)
  豊田貴志が加入し、超絶技巧のスピーディーなサウンドはそのままに、よりスペ
 イシーでメロディアスな感覚を加えた2ndアルバム('79)。豊田のポリフォニック・
 シンセをバックに、岡野のベース、佐野のギターが疾走します。美しいヴァイオリ
 ンをフィーチャーした雄大な3曲目は新感覚。どこまでも高く飛翔する後半の演奏
 はまさに「これぞプログレッシブ・ロック!」

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