Latovia  (Page-1)
Zodiac
Zodiac / Disco Alliance (Boheme CDBMR 010178)
  「旧ソ連のYMO」として我が国でも人気の高かったラトヴィアのZodiacの
 1stアルバム('80発表)。昔、ラジオのモスクワ放送で聞かれた人も多いかもし
 れません。確かにシンセ主体のピコピコ系の音ですが、旧共産圏独特の暗くス
 ペイシーな音作りは独特の広がりを見せて、なかなか聞かせます。
Zodiac / Music in the Universe (Boheme CDBMR 010178)
  Zodiacの2ndアルバム('83発表)。1stアルバムに比べると、かなり洗練された
 音になっています。お洒落になったと言っても良いかな?そのかわり、1stで見
 せたような暗いスペイシーなイメージは交替して、若干軽めの音になっているの
 が残念。でも売れるのはこちらのほうでしょう。後半のメロデイアスなギターも
 なかなか良い。
Zodiac / Music from the Films (Melodia MRCE-05110)
  Zodiacの3rdアルバム('85)。今回は2つの映画のOSTとなっており、テクノ・
 ポップ風味のあった1st,2ndとは幾分作風が変わっています。前半はシンセをメイ
 ンにしたいかにもOST的な出来で、剥き出しのシンセの音が東欧的な暗さを感じ
 させますが、個人的にはちょいと辛い。後半はグッとメロディアスになって、メロ
 ディアスなギターとの絡み等Enid風のシンフォ・サウンドになった4thに繋がる音
 です。

Zodiac / In Memoriam (Melodia MRCE-04110)
  ラトヴィアのZodiacの4thアルバム('89)。テクノ系の音から、エニドをシンプ
 ルにしたようなサウンドに変化しており、冷たい響きのシンセに絡む伸びのある
 ギターがシンフォ・ファンの心に響きます。リズム・セクションが打ち込みなの
 とやや曲調が単調なのが気になりますが、いかにもバルト3国らしい冷ややかな
 感性が良いです。





 → Zodiac / Dedication (MRCD 063)
  1996年にメンバーの手で再発されました。オリジナルよりも3曲多くクレジッ
 トがありますが、曲の区切りの違いから実際はプラス2曲となっています。で、
 この2曲がメリハリの効いたシンフォで、そのためかよりダイナミックな感じが
 強くなっています。
Others
Sipoli
Sipoli / Sipoli (Melodia C60 25559 006)
  ラトヴィアのSipoliの唯一のアルバム。全体的にはほのぼのとした暖かいメロディー
 が印象的なВИАですが、A面全体を使った組曲があったり、キーボードもふんだんに
 取り入れて、変に雑多に展開したりとロシアのВИАとちょっとばかり違っているのが
 ミソ。大作の組曲は女性Vocalをフィーチャーした甘いメロディーにひたっていると、
 それがいきなりZodiac風のテクノになってしまうと言う脈絡の無さが楽しいですね。B
 面はかなりポップな出来。
Holy Lamb
Holy Lamb / Salt of the Earth (Mellow MMP 378)
  ラトヴィアの新人。なんとイタリアのMellowレーベルから(。。;)。冷ややかで透明感
 溢れる雰囲気の中を伸びのあるギターが響き渡ります。展開も工夫されていてドラマチ
 ック!メロディーの選び方はやはりラトヴィアの色でしょうか?ただし、ここまで書い
 て気になるのはVocalかな?良い声しているんだけど、ヘタと言うよりはっきり言って
 音痴です、しかも相当だぞ(^_^;)
Holy Lamb / Beneath the Skin (Periferic BGCD 112)
  ラトヴィアのHoly Lambの2002年リリース3rdアルバム。泣きのギターだけが特徴とも
 言っても良かった前作と比べて、もの凄く音楽性の幅が広がっています。シリアスなク
 リムゾナイズされた曲からシアトリカル、メロディアス系まで、先が読めない展開がな
 んとも楽しく、コロコロと変わる曲調に立体的なアレンジとその成長には目を見張りま
 す。ほんまに同じメンバーなのかな?と思ってしまうぐらいです(メンバー名がニック
 ネーム("Fat"とか)で書いてあるので、「総入替か?」とビックリしましたが、同一メン
 バーでした(^^;)マギラワシイ)。
Olive Mess
Olive Mess / Gramercy (Soleil 08)
  ラトヴィアの新人。チェンバー系と言う話でしたが、結構ケルト&トラッド、クラシ
 ック色もあり、1曲目の叙情的なメロディーにいきなり妖しいソプラノ・ヴォイスが絡
 むところなんか「なかなかのもんだぁ」と思いますが、逆に売りとなるべきチェンバー
 的な部分がどちらかと言うと今一。工夫の無い音色のギターはテクはあるけど、聞くの
 が辛いゾ。トラッド風のパートはなかなか良いナァと思って聞いてましたが、実は原曲
 があったりして、そういう意味では彼らの持ち味が出ている部分があまり面白くないの
 ですね。