| New Trolls | |
| New Trolls / Senza Orario Senza Bandiera (Arcangelo ARC-7135) ファブリツィオ・デ・アンドレを迎え制作された記念すべき1stアルバム('68)。 イタリアン・ロック初のコンセプト・アルバムで、基本的にはビート・ポップス なのですが、フォーク調の歌からハード・ロック的な展開、そしてコンチェルト ・グロッソを思わせるオーケストレーションとかなり多彩な内容となっています。 若々しさの中に妙に落ち着いた感覚を感じさせるはファブリツィオの影響かな? 曲間に渦巻くジャンピエロ・リベルベリの妖しい感覚のオーケストレーションも 良いですね。 |
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| New Trolls / New Trolls (Arcangelo ARC-7136) イタリアン・ロック恒例、シングル曲を集めた2ndアルバム('70)。"Una Miniera" "Sensazioni""Visioni"等の美しいメロディーのヒット曲を集めたアルバムかと思 いきや、大半の曲は当時のイギリスのサイケ・ブルース色の強いニューロック路線。 ジミヘンからの影響が大きい歪んだギターはUTまでのトロルスの一つの個性でも あります。ここからコンチェルト・グロッソは思いのほか近いと思いますが、こん な曲がシングルとしてほんまに成立してたんやろか?(^_^;) |
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| New Trolls / Concerto Grosso (Arcangelo ARC-7063) 美しいヴァイオリンとバロック調のクラシカルな詩情で大ヒットを飛ばした3rd アルバム('71)。ここまで来たらほとんど、クラシックと言いたいところですが、 このアルバムの本当の魅力は、ヴァイオリンの美しいフレーズを、バンドがぐちゃ ぐちゃに、よってたかって踏み潰すところですね、最高の快感を感じてしまいます ....(^^;)。特に「アレグロ」最高。カデンツァの後にシャドウズが入っているの も秀逸!あと、誰もが聞いていない(^^;)と言うB面は、2ndの延長線上にあるヘ ヴィ・ロックで、ジミヘンからクリムゾン、ヒープ等、感性のおもむくまま、やり たい放題やっています。こういうのをやるとイギリスのバンドってなんかヘ理屈で 整合性をとろうとしますが、彼らは情熱と勢いで強引につじつま合わせをしちゃい ます。それがまた最高! |
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| New Trolls / Searching For a Land (Arcangelo ARC-7137) キーボードにマウリツィオ・サルヴィが正式加入し、さらに音楽性の幅を広げた 4thアルバム('72)。曲名も歌詞も全部英語で、しかも、スタジオとライブの2枚組 と言う当時のイタリアでは「ありえない」ような力作だったりします。ヴィットリオ が主導権を握ったスタジオ盤は、落ち着いたフォークタッチの曲から、マウリツィオ のテクニカルなキーボードを主体としたクラシカルな曲まで、美しいメロディーを活 かした彼らの「静の魅力」が凝縮された作品になっています。一方ニコがイニシャチ ブを握ったライブ盤の方は、メロディアスなクリームと言うか、情熱的なジミヘンと 言うかハードでシャープな演奏がかっこいい!まさに彼らの「動の魅力」を聞かせて くれます。が!この後彼らは仲違いし、一直線に分裂へと向かってしまいます。。 |
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| New Trolls / UT (Arcangelo ARC-7064) 分裂前のNew Trolls最後の5thアルバム('72)。当時の人間関係を反映してかヴィット リオは作曲に参加しておらず、後にIbisへと繋がるニコ中心の作品となっています。が! 内容的にはもうどこをどう取ってもNew Trollsで、クラシカルなキーボード・ナンバー からヘヴィなギター、そして歌い上げるメロディー、と劇的に展開するところの緊張感 は奇跡的でさえあります。そして、めくるめく音宇宙の最後に登場する「誰が知るか」 での、ニコの大熱唱!そして、ソリーナの洪水!これがもう涙物!サイコー |
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New Trolls / Atomic System (Arcangelo ARC-7023) 変形紙ジャケが嬉しい73年の大傑作アルバム。前作UTはニコ主体で製作されて おり、その音楽性はどちらかと言えば"?"の方に引き継がれていったことを考えれ ば、New Trollsのもう一人のリーダー、ヴィットリオの真価と個性が発揮されたの が このアルバムと言えるでしょう。ヴィットリオの太く男性的で情熱的なVocal とキーボード群を前面に出した構築的でクラシカルな楽曲はNew Trollsの作品の中 でも際立ってプログレッシブ・ロック色が強く、まさにイタリアン・ロックを代表 する名盤ですね。 |
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New Trolls / Tempi Dispari (Arcangelo ARC-7024) このアルバムで「だけ」ジャズ・ロックをやっている74年発表のLiveアルバム。 New Trollsの歴史の中でも特異な位置にあるアルバムで、前後のアルバムとの関連 も無いし、謎が謎を呼ぶアルバムであります。ただし、その演奏は結構本気で、浮 遊感のあるエレピをバックにサックスとギターがリードを取る様はまさにNew Trolls ならぬNucleus(^^;)。キチンとした迫力のある演奏が熱いです。ところどころギタ ーがロック魂を発揮したり、コンチェルト・グロッソをやるとイタリアの叙情まっ しぐらになってしまいますが、ジャズ・ロックとしても1級品の出来です。 |
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New Trolls / Concerto Grosso 2 (King K32Y 2116) ヴィットリオとニコが再び合流、80年代に向けての出発点となった'76年の 名作。明るく溌剌とした曲調のコンチェルト・グロッソ2はトロルスの美と激し さが洗練されて結晶したような素晴らしい出来。そして、Aラス「静かの海」か ら続くコーラス・ワークを活かしたポップ路線の小曲集は、I Poohにも通じる ようなメロディーの美しさと親しみやすさがこれまた絶品で、ここからこれ以降 のトロルスが始まったと言っても過言では無いですね。全然プログレっぽくはあ りませんが、これがイタリアなんですよん。それにしてもラストの「太陽王」の スリリングなリフレインからクイーン的な展開と突入するところなんかもう言葉 がありません。これぞ絶品、最高!です。 |
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New Trolls / LIVE.N.T (Arcangelo ARC-7025) コンチェルト・グロッソ2をリリースした直後のLiveアルバム。リリース予定が なかったものを急遽リリースしたためか、録音状態、バランスはあまり良くありま せんが、歌を大切にするNew Trolls「らしさ」を収めたファンにとっては喜ばしい Liveとなっています。旧A面での初期のヒット曲〜アルデバランの「ディスコ組曲」 への流れも良いけど、聞き物はやはりコンチェルト・グロッソ1&2。名曲「太陽 王」へと続くテンションの高まりは最高です。 |
| New Trolls / Aldebaran (Arcangelo ARC-7138) ポップ路線へと転換し大ヒットを収めた10thアルバム('78)。コンチェルト・グロ ッソ2のB面の路線を発展させ、これ以降の彼らの音楽性を決定づけた名作です。 分厚いキーボードやギターを中心とした派手でお洒落なサウンドに、魅力的な「歌」 やコーラスが絡むところがなんとも素晴らしいですね。メンバー6人中5人がリード・ ボーカルを取れるのは、この頃のNew Trolls最大の魅力で、どの曲にもその威力が発 揮されています。ラストのNew Trolls風ボヘミアン・ラプソディーとも言える"Dancing" の楽しくも圧倒的な完成度はお見事! |
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| New Trolls / New Trolls (Arcangelo ARC-7139) 絶好調New Trollsの大ヒット11thアルバム('79)。前作の延長線上にあるはじけた 派手なポップスを聞かせてくれます。とにかく「歌」が良い!「コーラス」が良い! 5人のVocalistの個性に痺れてしまいます。そして、ツイン・ギター、ツイン・キー ボードの分厚いサウンドが「歌」と同じぐらい自己主張して、アレンジも凝り凝りな のが、これまたNew Trolls独特なのですね。確かにI Pooh風のラブ・ロックに非常に 近いのですが、「歌」も「演奏」も「アレンジ」もと言う、彼らならではの魅力!こ れが最高です。 |
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| New Trolls / FS (Arcangelo ARC-7140) 古巣Fonit Cetraに移籍してリリースされた12thアルバム('81)。メンバー・チェン ジの影響からか、前作までのはじけたポップ路線は若干の軌道修正がなされています。 従来の乗りの良い「歌」に加え、オープニング曲"Il Treno"のような大らかにドラマチ ックに盛り上げる曲が収録されており、ポップな味付けと美しいメロディーを活かし たドラマチックな楽曲のバランスがとても良く取れたアルバムに仕上がっています。 そういえば、発売当時は従来のプログレ・ファンの間でも話題になったものでした。 実はそれ程プログレ風のアルバムでは無いのですが(プログレ風なら「アルデバラン」 の方が上)、素敵な歌が一杯詰まっている好アルバムです。 |
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New Trolls / Tour (Fonit Cetera CDM 2057) サンレモ入賞曲"Faccia di Cane"等二曲のスタジオ曲をメインに、ライブ音源を加 えた'85年の作品。今一編集が雑でスタジオが主なのかライブが主なのかわからないア ルバムですが、ライブの方は"Quella Carezza della Sera"や"La'nella Casa Dell'Angelo" 等後期の名曲から、"Una Miniera""Ti Ricordi Joe?"等のお馴染みの曲まで親しみや すいメロディーのトロルスの魅力満載でファンにとっては嬉しい作品です。基本的に は洗練されたアレンジのポップス路線ですが、一部弾き語りに近いアレンジだったり と、ライブでの彼らのいろいろな面も愉しめ、いろいろ不満はあるけど「まぁ、これ も良いかな?」と思えますね。ちょいとマニア向け。 |
| New Trolls / Amici (King K32Y 2174) ヴィットリオ、ニコ、ジャンニ・ヴェレーノの3人組となったNew Trollsの'88年の 作品。前々作"FS"、前作"America OK"と同傾向のポップス路線ですが、80年代も後 半と言うことでこってりゴージャスな産業ポップス色が強まっているのが特色。ビシ バシのゲート・エコーに分厚いキーボードと、もうちょっとどうにかしたらヒュー・ パジャム系の音になってしまいますが、コーラスを主体とした美しいメロディーを歌 い上げるスタイルは普遍です。メロディーの美しさとサウンドの重厚さのバランスで 言うと、これもまた素晴らしく魅力的ですネ。なお、日本盤は独自のジャケでCD化 されました。 |
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