Poland   (Page-3)
Budka Suflera
Budka Suflera / Cien Wielkiej Gory (AATZ 002)
  ポーランドのBudka Sufleraの1stアルバム('75)。全体的にブルース・
 フィーリングが強いバンドですが、東欧の哀愁のメロデイーで迫るところ
 が胸キュンです。アレンジ面ではオーケストラを導入する等思いの他、垢
 抜けたところもあるのも意外ですね。この1stはイタリアン・ロック風の強
 引な力技を見せるのが魅力で、旧B面の大曲ではNiemenの弾くMoogが唸り
 をあげまくります。ほんま無茶気に入りました。
Budka Suflera / Przechodniem Bylem Miedzy Wami
                     
(NA 003)
  '76年の2ndアルバム。やっぱり辺境風の臭さはあるけど、彼ら独特の哀愁
 のメロディーが最高。この2ndでは1stで見られた強引な部分よりも、ジック
 リと盛り上がる曲が多いのが特徴で、オーケストラやSaxを導入して、メロデ
 ィアスにグッと哀愁を強化して迫ってきます。これも最高!
Budka Suflera / Ona Przvszka Prosto z Chmur (NA 004)
  '80年リリースの4thアルバム。オメガのようなエキゾチックな演歌乗りの
 叙情をたっぷりと聞かせてくれます。リズムセクションがドンシャリの80
 年代風だったり、若干ファンキー度がアップしたりと気になるところはあり
 ますが、なんと言うかこういうベタベタした感覚に(ポーランドらしくは無
 いけど)惹かれんですねぇ。イタリア・ラブ・ロックのような大らかさを持
 った叙情的なタイトル曲が特に良し。
Budka Suflera / Za Ostatni Grosz (AATZ 023)
  Budka Sufleraの5thアルバム('82)。70年代のプログレ風味の音から8
 0年代前半に流行ったAOR風の音に変化していますが、相変わらずの哀愁
 のメロデイーは健在で思わず引き込まれていきます。どっぷりとウェットな
 メロディーはポーランドと言うよりハンガリーかユーゴ系?しっかりとした
 テクニックに支えられて、じっくりと安心して聞けます。
Budka Suflera / Live at Carnegie Hall (NA 038)
  Budka Sufleraのなんと2000年カーネギー・ホールでのLive!。あんたら
 そんなに有名なバンドやったんかぁ!音的にはゴージャスにデラックスに
 なってますが(産業ロック的と言うべきか)、それでも1stから続く哀愁と
 陰りのあるメロディーは健在です。充実のLiveと言えるでしょう。
Exodus
Exodus / The Most Beautiful Day (Niepokonani 016 060-2)
  ポーランドのExodusの1stアルバム('80)待望のCD化です。しかもRemasterで
 凄く音が良くなっていて、ペラペラの音質だったのが2ランク・アップであらた
 めてこんなに良かったのかと驚きの連続です。
  ポーランドのYESとして有名な彼らですが、キラキラと煌くギターと爽やか
 なVocalは、それ程似てはいないけど煌びやかに展開するところなんか、やはり
 Yesのスピリッツを受け継いでいます。溌剌としたメロディー・ラインも良いです
 ね。前半の曲では剥き出しのシンセの音色とかペラペラしたMixとか気になるとこ
 ろはありますが、全体のバランスの中ではあまり問題ではないですね。後半の組曲
 が良いよぉ
Exodus / Supernova (Yesterday 830988 056 2)
  Exodusの2ndアルバム('81)。Yesに影響を受けた1stの音楽性はそのままに、さ
 らに洗練されたサウンドを聞かせてくれます。1stのような大曲はありませんが、
 よりストイックでスリリングになったその音は、まさに息を飲むような瞬間を作
 り出しています。後半少しポップでハードになりますが、タイトで締まった演奏
 で最後まで一気に聞かせます。いかにも東欧風の暗めの音が評価を分けますが、
 私は大好きです(^_^)
Exodus / Najpiekniejszy Dzien (EMI 7243 5 30271 2 4)
  ExodusのBest?アルバム。?が付いているのはBestなのに2ndアルバムからの収録
 が無いためで、1stアルバム+それ以前のシングル集と言う不思議なコンピになって
 います。昔からポーランドのYesと言われていましたが、実はそれ程似ていません(^^;)
 が、透明な歌とハードな中にも広がりのあるキーボード・オーケストレーションは、
 Yesのエッセンスを取り込んだ正統的なプログレッシブ・ロックと言えますネ。シン
 グルの曲は少し荒くて冗長ですが、1stの曲はさすがまとまりがあって聴き応えがあ
 ります。
Others
Klan
Klan / Mrowisko (Yesterday 830988532-2)
  イタリアン・ロックを思わせるヘヴィ・クラシカルな演奏がマニア心をくすぐる
 ポーランドのKlanの唯一のアルバム。確かにヘヴィさの中に無理矢理クラシカルさ
 を取り入れ、強引なまでの展開をする楽曲はまさに70年代のイタリアそのもの。
 B級な音ですが、それでもあのイタリア勢と比べても遜色が無いゾ。これはかなり
 の大穴です。
Stan Borys
Stan Borys / Krzycze Przez Sen
               (Yesterday 830988517-2)

  ポーランドのStan Borysの1stアルバム('70年リリース)。基本的には男声Vocal
 を中心とした歌物ですが、全編にわたって陰影のあるオーケストラ・アレンジ
 がなされており、哀愁のあるメロディーを熱唱する姿はプログレ・ファンにも
 十分聴ける内容となっています。こういう音を聞くとやはりNiemenを思い起こ
 しますネ。
Stan Borys / Szukam Przyjaciela
             
(Yesterday 830988517-2)

  74年リリースの2ndアルバム。オーケストラをバックに熱唱を聴かせるスタ
 イルは前作と変わりありませんが、ストリングスの透明感が増しており、それに
 伴って、曲調もリリカルなものが多くなっています。前作の暗さも良いですが、
 カンタウトーレ的なところも出てきた本作も十分魅力的です。
RSC
RSC / Czas Wodnika (Victor CD 002)
  ポーランドのRSC。復活第1作。ヴァイオリン・メインのカラッとしたシンフォ
 ニック・ロックです。結構ありきたりでそれ程凝ったところの無い構成の曲ばかりな
 のですが、確実な演奏力で最後まで聞かせます。なんかいつの間にか聞き入ってしま
 うようなタイプの演奏です。こういうのを年期と言うんだろうなぁ。昔より良い。
RSC / Parakletos (ARS MUNDI AMS 014 R)
  RSCの再結成第二弾('97)。モア〜ウマグマ期のピンク・フロイドを東欧風に
 したようなサウンドで、ブルージーで美しいギターを中心とした音を聞かせてく
 れます。リフレインを多用したサウンドは、プログレッシブ・ロックと言う程凝
 ってはいませんが、陰りのあるフレーズを丹念に紡ぎ、聞き手を彼らの世界に導
 いていく力量はさすがベテランと言った貫禄があります。ヴァイオリンの使い方
 もとても効果的です。
Omni
Omni / Omni (ARS MUNDI AMS 035 R)
  '85年リリース、ポーランドのシンセ3人組の1stアルバム。タンジェリン・
 ドリームをもう少し明るさと広がりを持たせて、シンフォニックにしたような
 感じで、とても親しみやすいシンセ・サウンドを聞かせてくれます。チェロを
 導入したクラシカルな旧B面の大曲(19分以上)はベートーベンのモチーフ
 による力作です。独特の緊張感はスイスのSFFにも通じるような感じがしま
 すネ。

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