Russia  (Page-3)
Others
Little Tragedies
Little Tragedies / Porcelain Pavilion (Boheme CDBMR 011182)
  ロシアのキーボード&ギターのユニットのデビュー・アルバム。もうアチコチ
 で話題になっていますが、安定した技巧をバックに多彩な音楽性で聞かせます。時
 にクラシカルに、時にジャージーに、シリアスさとユーモアを交えた音楽性の幅の
 広さが魅力ですね。シンフォニック一辺倒では無く不思議な魅力を持った作品です。
Little Tragedies / The Sun of Spirit (Boheme CDBMR 012188)
  ロシアのLittle Tragediesの2ndアルバム。と言いながら実はこのアルバムの方が
 録音が前(1998年)とのこと。シンフォニック系の音ながら、持ち味の多彩な音楽性
 は本作も健在。優雅な近代クラシック風の曲からシアトリカルなイメージの曲まで
 懐の広さを感じさせます。本当は何も考えずにダーーーと展開するところが欲しか
 ったりしますが、体に染み付いたアカデミックな資質がそれを許さないのかな?
Little Tragedies / Return (Musea FGBG 4554.AR)
  2005年リリース3rdアルバム。いきなり「悪の経典」でビックリしますが、それが
 そのままの勢いで全編に亘ってひたすら「悪の経典」になってしまうのがまた凄い
 (褒め言葉です(^_^;))。あのめくるめくキーボードの煌びやかさにロシア的な冷や
 やかな情感を乗せて迫るところが最高。ロシア語の歌はなんとなくシャンソン風に
 聞こえるので、テンションの高いインスト・パートと柔らかいシャンソン風の歌と
 言う対比もまた面白いです。これまでの3枚中で一番聞きやすく、親しみやすい仕
 上がりとなりました。
Lost World
Lost World / Trajectories (Boheme CDBMR 301258)
  Moscow Conservatoryの学生が結成した超絶プログレッシブ・ロック・バンドの
 1stアルバム(2001年)。まるで"Lark's〜"の頃のクリムゾンがアカデミックに壮絶
 に裏返ったような音で、ヴァイオリンに導かれ始まる超テンションの曲の出来は凄
 まじいほど。もちろん、テクニックも抜群。それでいて、どこか冷めたような感覚
 が感じられるのがロシアらしいところ。メロディー感にリズム感、どこか西洋と違
 う不思議さを感じられるのも良いですね。こりゃ、凄い!
Azazello
Azazello / Black Day (Moonchild 34926)
  2000年リリースのAzazelloのデビュー・アルバム。次作以降はDream Theaterに
 影響を受けた正統派テクニカル・メタルとなる彼らですが、この1stのヘンテコリ
 ンな音楽性は何?特にまるでバリー・アンドリュースが在籍していた頃のXTCか
 コステロ&アトラクションズのようなピーパラ、ピーパラと絡むチープなキーボー
 ドが変、これで他のメンバーはドリシア・タイプのテクニカルなメタルをやろうと
 しているところが無茶(笑)。テクノ・メタルとでも言えば良いのか?しかも、歌
 メロがまたエキゾチック!なので、最初から最後まで摩訶不思議ヘンテコ・メタル
 になってます。個人的には普通のバンドになった次作以降より遥かに好きです(^^)
Azazello / Upstairs (Musea FGBG 4382.AR)
  ロシア新人2ndアルバム。1stアルバムは買い逃しました(^_^;)。ジェントル・
 ジャイアントがメタル風になったようなと言う評判のバンドですが、どちらかと
 言えば結構高速系のテクニカル・メタルでした。かなり凄いテクニックのバンド
 で、高速リフを変態拍子でギクシャク・ギクシャクしながらドバババと疾走しま
 す。良いんだけど、ありきたりすぎて最近食傷気味の音だなぁ。
Sepsis
Sepsis / A Liturgy of Madness
                (Boheme CDBMR 011181)

  ロシアのギター・トリオの'92年の未発表アルバムのCD化。ギター、ベース
 ドラムスによる邪悪でサイケな演奏が聞かれます。轟音リズムセクションに絡
 む引きまくりギターは、どちらかと言えば勢い一本的な感じです。気持ち悪い
 ジャケがアルバムの印象を良く表していますネ。
Biosfera
Biosfera / Biosfera (Landy Star LS-019-00)
  ロシア新人。冷たいイメージの曲調がいかにもロシア風で、そこに泣きの
 ギターにフルートが絡んで来ます。シアトリカルなところもあるVocalもなか
 なかの味を出していますが、いかんせんどの曲も似たような感じで聴くのが
 辛い。1曲目で良いナァと思い、3曲目で飽きました(^^;)
Andrey Misin
Andrey Misin / Medlennye Skazke (BSA OM 01-062)
  ロシアのシンガー・ソング・ライターの96年のアルバム。いきなりジャケがシ
 ャガールでビックリしてしまいますが、ロシアのブランデュアルディとの評判の
 人です。民族楽器を有効に活かした音作りはいかにもと言った感じで、ロシア風
 と言えばいいのかちょっと変わった節回しがエキゾチックでなかなか良いです。
 結構打ち込みも入っているけど、それも予想以上に効果。ただし、問題はカンツ
 ォーネ歌手風のこの人の声と言うか歌い方で、好みの問題だろうけど私にもはど
 うも違和感がありますです(^^;;)ウーミュ
V.A.
Looking East / Looking East - Eastonia and Russia
                 
(Erdenklang 29612)

  例の東欧のシンセ奏者の演奏を集めたコンピの今回はロシア&エストニア版。エスト
 ニアからはSven Grunbergを始めとして、4人が参加。何故かアジア、中国風のメロデ
 ィーが主体の演奏になっています。でもいきなり「お経」が出てきたのには参った。ロ
 シアはさすがのアルテミエフがテンション最高です。他の4人は普通のシンセものかな?
 このシリーズそれなりに良いけど、どれもなんとなく同じ様な感じで私は飽きてしまい
 ましたよん。
Aljans
Aljans / Made in White (BSA OM 01-009)
  ロシアのAljansの3rdアルバム。Inna Zshelannajaのソロに収録されている曲も
 ありますが、こちらはかなりロック色が濃く、ブンブン唸るベースと激しいリズムは
 まさに快感。キーボード・オーケストレーションも決まって、プログレッシブとすら
 言えます。全体的にはかなり曲のヴァリエーションが広く、呪術的な曲からトラッド
 のアレンジ(かなり強烈)まで、彼らの懐の広さが伺えます。
ИННА ЖЕЛАННАЯ / ВОДОРОСЛЬ
 (Inna Zshelannaja)

  フィンランドのヨイク歌手マリ・ボイネと競演アルバムを出したロシアのAljansの
 ボーカリストのソロ。前半部はAljansの3rd"Made in White"と収録曲がダブリますが
 骨太なロック色が濃いAljansに対して、このアルバムではかなりゴシック的と言うか
 荘厳で暗く冷たい音となっています。でAljansの曲で無い後半部は何故かトラッド風
 になるんですよね。不思議な構成のアルバムだなぁ?

  とにかく、美形でかわいい彼女ですが、どこからこんな表現力がある歌が出てくる
 のか?一度生で見てみたいぞーー(^_^;)

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