| Sweden Neo Progressive-1 |
| Anglagard | |
![]() |
Anglagard / Hybris (Mellotronen Mello 004) スェーデンから突然現れたAnglagardの1stアルバム('93)。深い翳りを帯びた メロディーを超絶技巧で展開していくところはまさに新世代のシンフォニック・ ロックと言った感じ。当時、このアルバムがリリースされて、急にシーンが活気 付いたようなところがあって、世界中で次から次へと新人バンドが現れてきまし た。今思えばこのアルバムが一つのブレークスルーになっただろうなぁ。(そう 言えば「メロトロンネン・レーベルっていったいなんや?」「メロトロンの大阪 弁ちゃうか」と言う冗談が仲間内で流行ってました(^^;)) |
![]() |
Anglagard / Epilog (HYB CD 010) 大胆なメロトロンの導入に硬質かつシンフォニックなアレンジで度肝を抜いた Anglagardの2ndアルバム('94)。ドンドン展開していって帰ってこない(^_^;)曲 構成は1stアルバムと同じですが、それをテクニックで無理やり捻じ伏せるアプ ロ−チは90年代以降のプログレッシブ・ロックの一つの流れになりました。 で、Anglagardの場合はそれに北欧独特の暗く沈む哀愁感が絡むんですね。これ が良いのです(^_^)/。展開しすぎてどの曲も全部似たような感じになっている のが、少し残念ですが。やっぱり唯一無二の音であり、バンドでした。(ジャケ 怖い(^_^;)) |
| Anglagard / Buried Alive (Musea FGBG 4167.AR) 2枚の作品を残して惜しくも解散してしまったAnglagardの'94年Progfestでのライブ アルバム。'94年のProgfestの参加バンドの中でもダントツの出来だったという演奏を しっかりと記録しており、北欧の木々の中を木霊するような幽玄な響きと冷ややかなナイ フで切りつけるようなスリリングな激しさを余すことなく聞かせてくれます。どんどん 展開していって帰って来ない(^^;)独特の曲展開ですが、それはフレーズとフレー ズの単なる組み合わせでは無く、Anglagardと言う生命体の生の証であったことが、この ライブでの冷たく燃える炎の中に表れています。 |
|
| Anekdoten | |
![]() |
Anekdoten / From Within (Arcangelo ARC-1049) 1999年リリースの3rdアルバム。ヘヴィで勢いのあるテクニカルなサウンドが 持ち味の彼らですが、このアルバムで魂の震えるような生命力を一つ一つの音 に宿すのに成功しました。心揺さぶられるとはまさにこのこと。彼らがインタ ビューで言っていた「サイケデリックな方向性」とは、こういうことだったの ですね。彼らの集大成とも言える素晴らしい1枚。 |
![]() |
Anekdoten / Gravity (Arcangelo ARC-1061) 待望の2003年新譜。前作から約4年ぶりのアルバムになります。前作"From Within"で一皮も二皮も向け、その音に魂の震えるような生命力を宿すことに 成功した彼らですが、このアルバムではよりナチュラルに、よりストレートな 表現へと変化しています。持ち前の沈むような暗い感性、ヘヴィでテクニカル な演奏、そして包み込むようなメロトロンは従来と変わりありませんが、より 開放的な、前向きな感覚があって、非常に聞きやすいアルバムです。プログレ 云々よりも音楽の力が素晴らしい(^_^)(メロトロン使用頻度過去最高とな...) |
| Others | |
| Sinkadus | |
![]() |
Sinkadus / Aurum Nostrum (Cyclops CYCL 048) シンカドスの1stアルバム('97)。アングラガルドをメロディアスにしたよう な感じで、複雑な構成の割に口ずさめるようなメロディーがあるのが良い。 (アングラガルドなんか展開しっぱなしで、メロディーがなかなか覚えられな いもんなぁ(^^;))。ただ、難を言えば録音状態と演奏技術だよなぁ...楽曲の 難易度が高すぎると言うのもありますが、危なかしくて空中分解しそうな演奏 にはハラハラドキドキさせられます(^_^;)。テクニックをもう少し磨いてね。 |
| The New Grove Project | |
| The New Grove Project / Fool's Journey (New Grove NGMCD-9601) スイス在住のVocalist Ingemar Hjertqvistの楽曲を、ギターにロイネ・ストルト、 キーボードにパー・リンド、そしてドラムスが元EnglandのJode Leighが参加して作り 上げた一大シンフォニック・ロック('97年)!ファンタジックに泣くギター(トーンが 伸びるね〜)オルガン、ピアノも絶好調(もちろんメロトロン入り)。場面が切り替 わると、色彩感まで一気に変わってしまうぐらいの鮮やかさなアレンジが最高!パー・ リンドのプレイは彼の中でもベストのものじゃないかなぁ。そして、何よりも凄いと言 うか驚きなのは20年近くシーンから離れていたJodeのプレイがあのEnglandの「あの乗 り」「あの音」そのままだったこと!!もうたまりまへん!奇跡です!全体的にフラキ ンを明るく心温かくしたような音は、個人的にはフラキン以上の愛聴盤です。 |
|
| The New Grove Project / Brill (New Grove NGMCD 0402) スイス在住のVocalist Ingemar Hjertqvist 率いるシンフォ・プロジェクトの2nd アルバム(2005年)。前作はRoine StoltのメロウなギターとPar Lindhのキーボードの バックで元EnglandのDrummer Jode Leighが「あの音で」叩きまくると言う、フラキン +イングランドをファンタジックにしたようなアルバムでしたが、今回はRoine不参加 Jodeは1曲のみと言う布陣。前作よりもさらに複雑で暗く激しい音作りで、勢いのある 演奏はさすがですが、変にうるさい録音状態のDrumsを始め、楽曲の完成度の割には聞 いていて気持ちが入っていかない(いけない)のが残念。 |
|
| Zello | |
![]() |
Zello / Zello (APM 9614 AT) 北欧の「ヴァイオリン+キーボード・トリオ」の新鋭シンフォバンドの1st アルバム('96)。全体的にはUK+カンサスと言う感じですが、メロディーラ インにトラッド風味が入っていたり、ヴァイオリンの音色が胸キュンとなるぐ らい美しかったりと、いかにも北欧的なところが彼らの個性ですね。 あと、特筆すべきは録音の良さでキーボードのうなりや抜けるようなリズム セクションがとてもハイファイに録れてます。1級品の1枚! |
| Twin Age | |
| Twin Age / Lialim High (Altair TA9702) スェーデンの新星Twin Ageの2ndアルバム('97)。Camel風、Genesis風のファンタジ ックなシンフォニック・ロックで、スェーデンのバンドらしい冷ややかな感覚と包み 込むような優しさが魅力です。'90年代型のメリハリの効いたサウンドは、ポンプ・ロ ックを通ってきた音作りですが、しっとりとメロディーを聞かせながら、聞き手を彼ら の音世界に誘います。Vocalの声が普通のおじさん声なのと、ドラムスがラウドなとこ ろに改良の余地はありますが、かなりのレベルのバンドです。 |
|
| Twin Age / Moving the deckchairs (Record Heaven rhcd 31) 大曲主義を止めよりコンパクトになった3rdアルバム(2000年)。長尺のギター、シン セ・ソロを排し、持ち味の歌メロを前面に出しており、抜けの良いポップさまでも出て きています。ところどころKayak風だったり、Pallas風だったりして、かなり聞きやすい 音ですね。プログレ・ファンには少しはずしたかもしれませんが、、独特の冷ややかな 感覚と優しさは普遍なので、個人的には好きなアルバムです。 |
|
| Simon Says | |
![]() |
Simon Says / Paradise Square (Galileo GR007) スェーデンのSimon Says待望の2ndアルバム(2002)。1stアルバムが良かっただけに、 待ちに待ってました。1stアルバムは1曲だけもうノックアウトだぁぁ!!と言うほど 素晴らしい曲があったのですが、このアルバムは全曲粒揃いで、歌うギター、バンクス 調のオルガン、そして最高の広がりを見せるメロトロンと、ジェネシス系(と言うかハ ケット系?)のバンドですが、音楽の引き出しが多いので聞いていて飽きが来ません。 なお、Simon Saysというのは、そういう名前の子供のオモチャのことだそうです。 |
| Simon Says / Tardigrade (SPV 452512 CD) とうとうSPVからリリースされた3rdアルバム(2008年)。ハケット調の良く歌うギター に、バンクス風オルガン、シンセ(音色がまた泣けます)、そして、ここぞと言う時に 響き渡るメロトロン、とジェネシス影響下にあるサウンド・パーツを独自解釈、聞き手 をニヤリとさせながらも、さらにパワー・アップしたシンッフォニック・ロックを聞か せてくれます。強引に展開したかと思えば、じっくり引いて聞かせ、「え!ここでこん な仕掛けが!」と言う意外性も持っています。途中の3〜5分ぐらいの小曲にもう一工 夫あったら大傑作でした。 |
|