Venezuera (Page-1) 
Vytas Brenner
Vytas Brenner / La Ofrenda de Vytas Brenner (Anes CD90123)
  ヴェネズエラのヴィタス・ブレンネルの代表作2ndアルバム('73)。他の作品はチックコリ
 ア風だったりして、今一プログレ・ファン向けの作品が無いのですが、この作品はずばりラ
 テン・プログレ・ファン向け。タイトなリズムに乗せて、シンセを中心としたジャケのイメ
 ージどおりのファンタジックなサウンドが繰り広げられます。ラテン風メロディーと賑やか
 なリズムの対比が素晴らしい。
Vytas Brenner / Hermanos (Anes CD-01160)
  ヴィタス・ブレンネルの74年作の3rdアルバム。前作はかなりラテン風のイメージが強か
 ったのですが、このアルバムは彼の操るシンセを軸に、スペイシーなプログレッシブ・ロック
 へと変化しています。70年代のVintageシンセを中心に、ややラフなところはあるもののジ
 ャケのようなカラフルな世界を展開しています。後半ではジャズロック色もあり、後のライト
 ・フュージョン風のサウンドへの変化も予感させます。
Vytas Brenner / Lo Maximo de Vytas Brenner (Discomoda DCM-1436)
  ヴィタス・ブレンネルのBestアルバム。1,2曲目こそスペイシーでシンフォニックな印象
 がありますが、残りの曲はライトな感覚のクロスオーバー&フュージョン風。LP時代は盤質
 が悪くて、今一良さがわからなかったのですが、こうやってCDで聴くと印象が随分違います
 ね。余裕のある演奏が心地よいです。
Estructura
Estructura / Mas alla de tu Mente (GM 200.2421)
  ヴェネズエラ最高の名作と名高いEstructuraの1stアルバム('78)。ナレーションを
 配したトータル・アルバムで、ギターとキーボードを中心とした強引なたたみ掛けか
 ら、女性Vocalを中心のラテンの極上の美しさを聞かせるパートまで、全てがアマルガ
 ムのように溶け合った壮大なドラマを聞かせてくれます。アレンジの多様さの中にも
 豊かな歌心があるのが、これまた良いですね。B面の盛り上がりと大団円には、これ
 ぞ南米シンフォとガッツポーズ!まさに南米最大の名盤の一つです。
Fernand Yvosky
Fernand Yvosky / Dos Mundos (Magic Music)
  オーボエやファゴット等の室内楽的な演奏に導かれてクラシカルに始まるFernand
 Yvosky唯一のアルバム。基本的にはソングライター系の人ですが、クラシカルなアレ
 ンジやフォルクローレ調のアレンジと絡む、哀愁に満ちたメロディーと歌声はもう絶
 品!!私の心の琴線に響きわたります。CD化が待たれるヴェネズエラ随一の名盤で
 すね。(ジャケがオリジナル盤で無いのが残念(^^;))。
Tempano
Tempano / ATABAL-YeMAL (Musea FGBG 4260.AR)
  ヴェネズエラ随一のプログレッシブ・ロック・バンドTempanoの1st。CDは残念
 ながら盤落としで結構プチプチ入るのですが、レア盤なので仕方が無いかな?クラ
 シカルなところとミステリアスなところを軽快に演じていくような、プログレッシブ
 ・サウンドですが、フュージョンでも無いし、典型的シンフォでも無い、少し不思議
 なサウンドですね。叙情的なVocal曲が結構良いです。CD化にあたって24分もの
 新録Bonusが収録されていますが、こちらの出来が素晴らしい!
Tempano / El fin de la Infancia (Musea FGBG 4324.AR)
  ヴェネズエラのトップバンドTempanoの新作。最近はポップ系の音になっていた
 彼らですが久々のプログレッシブへの挑戦です。
  で、このアルバム、とにかく24分にも及ぶタイトル曲が素晴らしい。チェン
 バー&クラシカルな要素を加えたストイックなイメージの大曲で、ミクスチャア
 な感覚と独特のメロディー感が個性的です。
  他にもジャルディーノ系のVocalナンバーがシンフォニックに展開していったり
 する曲もあって、こちらも結構良いのです(^^)
Tempano / The Agony and the Ecstasy (Musea FGBG 4433.AR)
  ヴェネズエラのTempanoの2002年新譜。前作ではハンガリーのAfter Cryingの
 メンバーがゲスト参加していたこともあり、幾分シリアスな雰囲気もあったの
 ですが、本作はシリアス色も押さえ気味に、シンフォ&クラシカル路線で迫り
 ます。非常にテクニックが安定していて、アコースティックな響きを活かした
 楽曲から典型的シンフォニック・ロックまで隙の無い演奏が聞かれます。ただ、
 全体的に破綻が無さ過ぎと言うか、まとまりがありすぎるのが個人的には不満。
Aditus
Aditus / Lo Mejor de Aditus (Sonografica 10.316-D)
  ヴェネズエラのラブ・ロック・バンド??AditusのBestアルバム。80年代の
 音源がメインですが、まるで最近のI Poohのような洗練されたポップ・サウンド
 です。ほんまイタリアのラブ・ロックだよ、と言ったら誰も疑わないだろうなぁ
 と言うぐらいです。このBestは叙情的な曲よりも乗りの良い曲が中心ですよん。
Equilibrio Vital
Equilibrio Vital / Equilibrio Vital
               
(Musea FGBG 4457.AR)

  ヴェネズエラのEquilibrio Vitalの1stアルバム('83)。昔からヴェネズエラを
 代表するアルバムとして知られていましたが、内容的にはキーボードがいないこ
 ともあってプログレ系と言うより、メロディアスでブルージーなハード・ロック
 系。しかしながら、彼ら独特のいかにも南米風と言ったメロディー感覚が、流れ
 るように包み込んで来て、これぞ辺境の醍醐味と言った感じ。女性Vocalと一緒
 に歌う曲なんてもう大変です。久々に聞いてヴェネズエラ盤のジャケのごっつい
 厚さを思い出しました(^^)。なお、このCDは2001年に亡くなったリーダーの
 Marcos Chaconのトリビュートとなっています。
Raimundo Rodulfo
Raimundo Rodulfo / The Dreams Concerto
  ベネズエラのギタリストの2002年新作2ndアルバム。40P近くにも及ぶ豪華ブックレット
 形紙製ジャケ仕様でのリリースです。内容はRaimundo Rodulfoの弾くクラシック&エレク
 トリック・ギターをメインにした結構本気のコンチェルトになっており、クラシック・ギ
 ターの時はチェンバー・オーケストラ、エレクトリックの場合はロック・バンドをバック
 に弾きまくりの協奏曲を演じています。凄く良く出来ているんだけど、形式に少しとらわ
 れ過ぎているような気もします。女性Vocal入り、ラテン風のメロデイー全開の1曲目が秀
 逸。この曲はほんまサグラド級です。
Pig Farm on the Moon
Pig Farm on the Moon / Orbital (Musical Mind MMPG0002)
  ヴェネズエラの新人2003年の新譜です。ややハードなギターと華麗に弾きまくる
 キーボードで攻める典型的シンフォニック・ロックで、これでもかとばかりに展開
 して帰って来ないところが新世紀のプログレッシブ・ロックですね。幾つものパー
 トに分かれた長い組曲が主体なのですが、英語のVocalパートは予想外にキャッチー
 で、これは結構Spock's Beardからの影響が大。逆にインスト・パートの堰を切った
 ような鬩ぎあいこそが彼らならでは個性か?。若干、録音状態が悪いせいで、暗く
 ハードな印象を受けますが、もう少しグレードの高いスタジオで録音していれば全
 然違った印象のアルバムになったような気がします。そういう意味では2ndアルバム
 が楽しみ(^^)
RC2
RC2 / RC2 (Musea FGBG 4494.AR)
  ヴェネズエラの新人2003年デビュー作。最近の南米のバンドの特徴でもある広が
 りのあるシンフォニックな空間に優しいメロディーが絡むと言うタイプで、リリカ
 ルなキーボードにダイナミックな演奏と聞けば聞くほどその完成度に関心してしま
 います。ほんま、ウルグアイのDramaと言い、キューバのAnima Mundiと言い、最近
 の南米の新人はどれもしっかりとつくってあって、ビックリするぐらいです。その
 分、その国ならではと言う部分はありませんが、そこまで要求するのはちょいと欲
 張りすぎかな?