特集2.Japanese Rock Legend
  ジャパニーズ・ロック・レジェンド・シリーズです。私の青春の1ページです。確かにあの時
 私は同じ場所にいて、同じ空気を吸っていました。(^_^;)
Novela
Novela / 魅惑劇 (King KICS-2881)
  待望の24Bit Remaster。全体的に音が滑らかになったような気がします。Vocal
 メロディーが自然に聞き取れるようになって、改めて曲の良さを再確認しました。
 確かに最初の2作はテクニック的にしんどい部分がありますが、溌剌とした元気
 の良さが魅力的です。でもほんまはパラダイス・ロストを出して欲しかったなぁ
 「怒りの矢を放て」が入っていないのも残念。
Novela / Sanctuary (King KICS-2882)
  Novelaの4thアルバム。こちらも待望のRemaster!!メンバー・チェンジにより
 タイトなリズム・セクションを得た彼らですが、引き締まったその演奏で演じら
 れるのは、ヨーロッパ的でまるで玉手箱をひっくり返したような多彩で豊穣な感覚
 の楽曲です。1曲1曲に異なった夢が詰まっているような、そんな感覚のアルバム
 です。最後の"黎明"には、昔、元気付けられました。
平山照継
平山照継 / ノイの城 (King KICS 2896)
  平山照継の1stソロアルバム。今も続く彼の物語趣味が色濃く現れている、まさにテル
 シンの原点も言うべきアルバム。ノヴェラのリズム隊のソリッドな演奏が全体を引き締
 めています。ニャンニャニャンは恥ずかし過ぎるけど、プログレと言うよりもシンフォ
 ニックな出来栄えのこのアルバム、当時の日本にはあるようで無かった音ですねぇ。昔、
 良く聞きました(Liveも見たナァ(^^;))
Gerard
Gerard / Irony of Fate (King KICS 2883)
  Gerardの3rdアルバム。1st,2ndは前にRemasterされているので、今回は3rdのみの
 Remasterです。2ndから5年ぶりのアルバムとなった訳ですが、ヴィエナ、デッド・
 チャップリン、アース・シェイカーを経て、藤村のVocalとギターの存在感が増してい
 ます。ただし、アルバム全体で言うと、ギターがハード・エッジになったのとは対照的
 に、「引き」の部分がかなり増えています。聴かせるパートが増えたとも言えます。バ
 ンド全体で賑やかに畳みかける、いわば「躁状態のプログレ」が持ち味のGerardとし
 ては結構異色な出来だと思います。
Vienna
Vienna / Overture (King KICS-2894)
  いわゆるスーパー・グループViennaの1st。オリジナル・リリースって88年だったの
 ですね。ついこの間のような気がするんだけどナァ。で、この1stアルバムですが、当時
 大いに失望したので、このRemasterを入手する気は無かったのですが、今聞くと結構聞け
 ますね。結局期待が大きかったのかなぁ。アウター・リミッツ+茶々丸的な音楽になるだ
 ろうと思っていたら、ほんまそのとおりの音が出たのは良いけど、リズムセクションの音
 がゲート・エコーかけすぎで、おまけに永井さんの個性出ていないし、なんかギクシャク
 した音だナァと思いました。今でもその印象は変わらないけど、それ程ひどいアルバムで
 も無いナ...とそんな感じです。
Vienna / Step Into... (King KICS-2895)
  で、同年(88年)リリースの2ndアルバム。音楽性が多彩になって、アレンジもよりス
 リリングになっています。何よりメンバーの個性が素直に出ていて、かつ新機軸を感じ
 られるのが良いです。やっぱり、期待は裏切らないけど予想は裏切る、そんなアルバム
 が良いのですよ。変にオオゲサにならず締まった印象があるものポイント高し!名盤だ
 と思います。このアルバムと次作のLive"Progress"は今でも私の大の愛聴盤です(^_^)。
Ain Soph
Ain Soph / 帽子と野原 (King KICS 2897)
  New Progressive Revolutionシリーズの1枚としてリリースされた2ndアルバム。タイ
 トルとジャケでニヤリとさせられますが、音を聞くともっとニヤリ。どこかで聞いたこと
 があるような懐かしいフレーズが満載で、それが流れるように滑らかなアレンジで演奏
 されていきます。優しいシンセの音、流麗なギター、これがアイン・ソフなんだよなぁ。
 当時「妖精の森じゃなくて、これが1stで出ていたら〜」と思ったものです。
美狂乱
美狂乱 / Parallax (King KICS 2886)
  日本のプログレッシブ・ロックを代表する名作、美狂乱の2ndが24BitRemasterさ
 れました。クリムゾン・フォロワーとして知られている彼らですが、このアルバムで
 はクリムゾンの影響を昇華させ、とてつもない極みに達しています。特に旧B面全体
 を占める組曲「乱」は、ロックの範疇を遙かに超え、チェンバー、シリアス...etcど
 うにも表現できないような、摩訶不思議さ、混沌そして美しさを備えた名曲です。こ
 の曲はほんまクリムゾンを超えてるんじゃないかな?
 他の曲もRemasterで迫力がかなりUP、これは買いじゃぁぁ!
Kenso
Kenso / Kenso (King KICS 2898)
  Kensoの記念すべきメジャー・デビュー作。個人的にこのアルバムが一番良く聞いた
 ような気がします。前作IIは名曲揃いの傑作でしたが、どうもあの暗めの録音状態が
 好きでは無くて「なんとかならんかなぁ〜」と思っていたところにリリースされたこ
 の3rdアルバムに当時ノックアウトされました。ジャケにイメージされるような近未来
 的で、どこかお洒落でどこかノスタルジーを感じさせるようなサウンドがなんとも心
 地よいです。実は16chで宅録された音源がRemasterでどこまで音質が向上するか興味
 津々だったのですが、見事にリアルなサウンドへとグレードアップしており、元々の
 録音の素晴らしさを改めて認識しました(^^)
Kenso / 夢の丘 (King KICS 2887)
  Kensoの到達点とも言える91年リリースの6作目。超絶技巧のメンバーが
 揃い微塵の隙も無い演奏が繰り広げられています。ただし、そういう技巧的
 な面のみが強調される彼らですが、このアルバムの持つ妙な静けさと言うか
 メロディーやフレーズの奥底から染み出る静寂感(不安感?)がこのRemaster
 盤からさらに感じ取る事ができるようになった気がします。
  実は宅録に近い作品をRemasterしても、あまり変わらないような気がして
 いたのですが(^_^;)、リアルさが凄くアップしていてほんまビックリしました
 (^^)
Starless
Pageant / 夢の報酬 (King KICS 2899)
  一晃さんが抜けての初アルバム。一晃さんには悪いけど演奏力の高いメンバーを迎え
 て永井さんの持つ歌唱力と曲の良さが素直に表現されたアルバムになりました。広がる
 キーボード、メロディアスなギター...ヨーロピンな香りに包まれた洗練されたPageant
 の魅力が存分に味わえます。以前のPageantにドップリつかった私にとってはBassのフ
 レージングが少しアンマッチなんですけど、アルバム全体のちょいど良いアクセントに
 なっていて印象に残りますね。
Starless
Starless / 銀の翼 (King KICS 2884)
  SophiaやStarlessを売り出そうとして、見事にずっこけたNeo Progressive
 Revolutionシリーズでリリースされた彼らの1stアルバム。今思い出すとみんな
 彼らにプログレを期待してたもんなぁ。このアルバムはメロディアスな関西風
 ハード・ロックです(Novela色強いけど)。、ライナーにも書いてあるけど、
 デビューがもう5年遅ければ、バンド・ブームに乗ってかなりメジャーな存在
 になったと思います。メロディーも良いしね。実は10年ぐらい前,会社の後輩
 に聴かせたら、皆「凄くかっこいい」とたまげてました。
Black Page
Black Page / Open the Next Page (King KICS 2885)
  こちらも同じくNeo Progressive Revolutionシリーズでリリースされた
 Black Pageの唯一のアルバム。その後のメンバーの活躍はおいといて、実力
 あるミュージシャンが余裕持って作り上げたそういうアルバムに仕上がって
 います。実はリリース当時はBlack Pageの持つ「激しさ」や「えぐさ」が希
 薄になっていて、かなり出来映えに不満があったのですが、今こうやって聴
 くと、洒落た都会的なセンスが美しいメロディーに良く映えています。それ
 がRemasterで聴くと良くわかりますね(^^)。