ああ、やっぱり面白い...!
今回のあるがさんの作品は、前回の個展での作品の変型とでもいうべきものの他に、花を模した作品、そして異様に精緻な摩天楼のミニチュアのような立体作品が出展されていて、一部を除いて無彩色で統一され、それが空間をアーバンな感じに昇華させているように思えました。
まず、前回の延長にあるような作品。枠の部分のみが切り残された紙を何層にも重ねることで得られる奥行きは健在で、紙に開けられたスクエアが、角度を互い違いになるように重ねられているためにさらに複雑さを増して面白さが倍増!
一方、花を模した作品では、小さなドットの穴が無数に開けられた花弁がていねいに重ねられていて、未来的な優雅さが溢れています。
そして、テーブルの上に置かれた摩天楼。これが、すごい。摩天楼というよりも、渓谷というべきか...とにかく上へ行くに従って積み上がる紙の面積が尋常でなく小さいものになっていて、これをここまで作り上げたモチベーションに感心しつつ、ほんの小さな空間に作り上げられた、実像化されたバーチャルな世界に圧倒されてしまいました。 |