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ルノーの妹 新世紀のシンフォニー 第九番
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若いふたりの兄妹が母の生い立ちを知って悩み苦しみながら人間社会の不条理に敢然と立ち向かいそして 兄妹を越えた真実の愛を感じながらもはかなく散っていく
哀しくも 美しい 愛の物語
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発行所:株式会社エムイーシー |
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定価 \2,500.- (税込) A5変形 411ページ ハードカバー
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若いふたりの兄妹が母の生い立ちを知って悩み苦しみながら人間社会の不条理に敢然と立ち向かいそして 兄妹を越えた真実の愛を感じながらもはかなく散っていく
哀しくも 美しい 愛の物語 (あらすじ) フランスの郊外に、両親の深い愛情に包まれ育ったルノーとナタリーが、両親の駆け落ち結婚の原因が母の生い立ちにあり、それがナチスドイツのユダヤ人大虐殺と関わりがあったことを知った兄妹。 フランス ドイツ オーストリア オランダと真相を求めて行く中で、思わぬ事実に出くわし 何百年という世界の歴史の渦の中に巻き込まれていくふたりが辿りついた日本。 その日本で、人間社会の不条理を知って敢然と立ち向かっていくルノー、そしてそのルノーを支えるナタリーに襲ってくる容赦ない運命の結末。
作者は最後のページで、「勇気こそが人間最大の価値である」と記しています。 |
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ルノーの妹(新世紀の第九)
この小説のモチーフはベートーベンの第九をベースにしています。 彼はそれまでの交響曲の常識をふたつ破りました。 ひとつは、主題をプレストで第四楽章にする前段階として第三楽章をヴィヴァーチェで盛り上げる手法を採らずに第二楽章でヴィヴァーチェを採りいれ逆に第二楽章で通常使われるアダージョを採りいれていることです。 しかし、この小説では通常の交響曲のアレグロ・アダージョ・ヴィヴァーチェ・プレスト形式になってしまいました。 そうならざるを得なかったのです。 なんとか 第九に完全にそった形式にしたかったのですが、ベートーベンの鬼才に追従することはできませんでした。 もうひとつは、第四楽章で、交響曲ではじめての合唱を組み込み、しかも最初の詩は自ら書き、そのあとシラーの歓喜の詩を採りいれました。 この物語の中で、合唱を入れることは出来ましたが残念ながら歓喜の詩にはできませんでした。 十八世紀から十九世紀に生きたベートーベンでしたが、彼の本領が発揮されたのは十九世紀になってからで、耳が聞こえなくなってから、彼は内なる音と対峙し、そのために外界からは変人扱いされましたが、かえってこの名曲を生むことになったのです。 ヨーロッパ世界はまさに帝国主義による繁栄を謳歌していた時代で、その中から宮廷音楽としてドイツ・オーストリアを中心にクラシック音楽が発展していったのです。 そのクラシック音楽の最高峰に君臨する第九をあえてモチーフにして、ヨーロッパそしてアメリカの白人社会の人種差別主義、特権階級制度に世界は翻弄されていった史実を露にする試みをしてみました。 ここに主人公として出てくるフランス人の兄妹も、自分たちが白人であるゆえの人種差別の自己矛盾、また富を独占する特権階級に自分たちもはいっていたことへの自己矛盾を 肩に重く感じながらも、人間社会の不公正に敢然と立ち向かい、そして露と消えていった中で、人間の愚かさと悲しさを書いてみました。 この物語はあくまでも、作者のフィクションでありますが、できればノンフィクションであってくれればとの想いから世界の人々に訴えたつもりであります。
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