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成人コースの寺子屋開設に当たって
私たちの世代は、殆どが戦争体験は直接していませんが、企業戦士として「家族のため、会社のため」と戦い抜いてきました。 コンピュータの無い時代から、苦労して築いてきたものを、急速に進んだ情報化社会が皮肉にも私たちの出番を狭くしてしまい、ボツボツ最前線から離れ、交代要員の育成に入り、ほっとしたいと考えている暇もなく大部分の人が戦力外通知を出され、又首尾よく契約満了に至り、やっと一家庭人になった者も、今、残念ながら自分を語る言葉を持っていないことに気づかれているのではないでしょうか。 ビジネスの世界で培った言葉が、家庭内や地域活動の中で通用しないということは、孫たちに語り聞かせるような話ができないということです。これほど寂しいことはありません。私たちは自分の孫にも語れないような人生を歩んできたのでしょうか。こんなはずではなかったはずです。 これからの人生、実りの季(とき)にしたいと思っているものにとって、あまりにも厳しい現実です。共に生きる仲間とともに「本物の情報とは何か」を探り出すお手伝いを始めたいと思っています。まさしく本来の生涯学習塾です。 私たちはいろいろな知識と経験を積んできているにも拘らず、自分自身を語る言葉の学び方を教え与えられていなかったのです。自分自身を知る余裕もなかったと思います。これは早いか遅いかの問題ではなく、人間としての気づきの問題です。 ここで一緒に、人間としての本質を学び、自分の使命を知り、そこから本当にやりたいことに気づき、自分の人生を個性のままに生き切ってみようではありませんか。
成人コースの寺子屋で学ぶことは
1. 自分の来歴を通して、現在を客観的に語る言葉を養う 2. 自分の経験を通して、世界のあり方を自分の言葉で語る力を養う 3. 自分のやりたいことや理想を、自分の価値観を通して語り始める
何でもなさそうなことですが、20世紀に私たちが体験し手に入れた科学と哲学を整理しながら統合し、これからの生き方の糧にしていただくことを目指しています。 「自分達にとって高度な情報とは果たして何か」を問う時、このままでは生きていくうえでの悩みや、四苦八苦の不安感を煽るような情報の洪水に埋没してしまいます。そうならないように、お互いの個性を認め合いながら、自分の生きがいを見出していきたいものです。 そこで立ち上がった平成セミナーのメンバーが力をあわせて、勇気ある講師を選び、平成の寺子屋を開設するに至りました。講師陣を支える数十名のスタッフと、哲学的バックボーンを提供している一人の作家と、熱い想いをひとつに取り組んでまいります。 一回こっきりの人生を全うしたいものです。
平成の寺子屋 大人コース 担当 大久保
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