新年明けましておめでとうございます。

 皆様、紅白はご覧になられましたか?おせちは召し上がりましたか?初詣などは行かれましたか。

俺様はスキーで修羅の道を歩んでいる以上、おめでたくなっている場合ではありません。この時期は1年で唯一集中的に雪上トレーニング出来る時期でもあります。で、今年はより効率的なトレーニング環境を求めてレーシングキャンプに参加してきました。

 行ってきたのはVIC小林こと小林幸世選手が主催するレーシングキャンプ。VIC小林選手を知らない人の為に簡単にプロフィールを紹介させてもらうと、


VIC小林プロフィール


1972年 北海道生まれ

1990年 東洋大学法学部入学


      留年

      留年

      留年

1997年 東洋大学法学部中退

2005年 FISワールドカップ スキークロス苗場大会優勝




 途中、大分はしょりましたがざっとこんな経歴です。ある意味すごい経歴ですね。ちなみにスキークロスとは近年発祥した、ジャンプやバンクなどの起伏のあるコースを4〜6名で同時にスタートし、勝ち抜いて行くと言う競技です。時速80km以上で激しく接触しながら、挨拶代わりにフルパワーの肘鉄が乱れ飛ぶ、見ている分には非常に楽しい競技です。まだオリンピックの正式種目にはなっていませんが、FIS(国際スキー連盟)ではモーグル、エアリアルと並ぶフリースタイル競技の一つとして正式にワールドカップが開催され、VIC小林選手はアルペン、ノルディックなどを含めても数少ない日本人のFISワールドカップ優勝者なのです。

 また、現在スキークロスの世界ではアルペン競技出身者が圧倒的な強さを誇っており、VIC選手もプロフィールで大分はしょった部分でインカレ、プロレースなどで活躍し、現在でもスキークロスW杯転戦中に、海外のアルペンFISレースにエントリーし成績を残しています。今回のキャンプでは、そのはしょった部分でアルペン選手として血の滲むような努力をしてきたVICの教えを請おうというわけです。

 今回のキャンプに俺は、12月24日と29日〜1月2日までの計6日間参加してきました。VICのキャンプは基本的に1日4千円。しかし、1万円で会員登録をすると、以降シーズン中は何回来ても1日¥1,500でコーチング受け放題となります。計算すると、4日でトントンとなるので、会員登録しました。

 場所は長野県木曽福島スキー場。名古屋の自宅からひたすら19号を通って約3時間。このスキー場はスノーボード禁止のスキーオンリーのスキー場。本音を言うと俺はボード禁止のスキー場にはあまり行きたくない。経験上、スノーボードが邪魔だとか云っているのは間違いなくスキーが下手な奴。そういうヘタレな奴は、自分のペースや感覚でしかスキーやその環境を捉えていないため、非常に自分勝手な考えや要求をしてくることが多い。スノーボードが居なくなれば、当然その矛先が自分にとって異質なレーサーに向かってくるのは自明の理であり、今回もその予感は的中し、リフトに乗り合わせた中年夫婦から、あいつらはゲレンデを占有して練習や大会しやがって、などの嫌味を聞こえよがしに隣でしゃべられた。そういうオッサンやオバサンには所詮スキーとはレジャーであり、スポーツではないのだ。

 社会人の俺ですら、夏場のトレーニングで道路っ端で吐いたりする事もあるほどなのに、一緒に参加している小中高生、大学スキー部などはもっと激しいトレーニングを積んで、少しでも上を目指そうとしている。そういった選手たちがスキー場や関係者の協力の下、僅かなスペースやコースを仕切ってトレーニングするのも許せないとなると、お前が許せるのはどういう環境なのだと、小1時間問い詰めたい。スキー場にいる以上、それはお互い様なのだ。

 レーサーが場所を占有して邪魔だとか、レーサーが普通に滑っている速度を、すごいスピードで滑っていて危ないという彼らは、ゲレンデで上や横を確認せずにいきなり滑りだし、家族やカップルでリフトに乗るために、クワッドリフトで3人分の席が空いているにもかかわらず詰めたりせず、また、ほとんど止まっているようなスピードで、ゲレンデの真中を家族4人一列で右に左になど、本人たちが気にしていないだけで周りの迷惑には変わりはない。しかし、何度もいう通り、それは全てお互い様であり、ゲレンデの真中でボーダーが座り込んでいようが、家族連れの初心者や中年のグループが、彼らにとっては必死だが他から見たらほとんど止まっているようなスピードで滑っていようとも、俺達はただ避ければいいだけであり、彼らを邪魔だと思ったことは一度もない。

 何度も云うが、ボーダーを邪魔だとか云っている奴は、例えば衝突しないように、されないように自分も気をつける、という基本的な注意や、お互い様の気持ちがない様な奴である。スキー場としてはそういう人間にターゲットを絞ると言うのはある意味リスクを伴うものであると思う。リフト上で俺に文句を言うくらいだから、スキー場の方にはもっと苦情が入っていたはずである。レーサーに対し便宜をはかってくれる岐阜のほおのきスキー場でもそういう苦情が多いと聞く。お互い様と言う日本人の美徳は何処に行ってしまったのだろうか。

 そして
最期に一つだけ云っておくと、そのコースがポール練習コースもしくは大会コースとして設定されているのなら、

「大会やポール練習をしている日にコースを閉鎖している。」

ではなく、

「大会やポール練習がない日に一般にコースを開放している。」

と言うことなので、お門違いの抗議をスキー場にしないように。



 で、いつもの如く話が逸れまくったが、今回のキャンプは朝8:30から4:00くらいまで、みっちりゲートトレーニングができる。種目はSLとGSを交互に日替わりに行うスケジュール。基礎スキーの練習と違い、ポールセットやバーンの確保が必要なアルペンの練習は基本的に一人では行うことが出来ない。それゆえにレーシングキャンプではコーチングの内容以上に、より良い練習環境の提供と言うのが、良いキャンプの絶対的な条件。その点VICのキャンプは凄く良い。普通のキャンプやスクールのレッスンは午前2時間、午後2時間というのが一般的であるが、VICのキャンプは朝から夕方まで途中昼食を挟み、ずっとコーチングしてくれる。もちろん途中の休憩は体調に合わせ、各自自由に取れる。

 朝も7:30からVIC自身がバーンに入り、ポールセットを終え、リフトの運行開始と共に俺達が上る頃には練習開始できる環境が整っている。またパトロールと打ち合わせをし、コースを完全に貸切にして固いバーンを用意してくれる。そして、各人一人一人をビデオ撮りしてくれ、毎晩7:30からビデオミーティングを行ってくれる。そんなキャンプが冒頭に書いた通り、この安さである。俺の場合、6日間で会員登録一万円、以降1日¥1,500の合計¥19,000で1日あたり3千円ちょっと。もちろんこれからシーズン中、1日参加するたびに¥1,500しかかからないので参加すればするだけ単価は安くなる。

 1日3千円なら、コーチングなど何も無しで、自分一人でポールセットして滑らなきゃならなくても、ゲートトレーニングできるんなら払うよマジで。しかもVICはリフトのトラブルで10:00頃からしかトレーニング出来なかった日などは一般参加の人は半日料金でやってたからな。しかも最終日の精算は各自の良心に任せた自己申告制。3日参加の人もとりあえず精算して
今後何回か参加した場合は、5日超えた時点で会員登録してもらえば差額遡って払いもどします、とか云ってた。

 ちなみに、いくらW杯優勝と言ってもスキーと言うマイナースポーツの上、まだまだ世間一般に注目度が低いスキークロスでは、それだけで食べて行くのはほとんど無理だそうです。VICにはcovicという可愛い奥さんがいて、彼女が必死で働いて小林家の家計を支えております。余計なお世話かも知れませんが、ちゃんとVICはこのキャンプの収益を家に入れているんでしょうか?聞いたところによると「小遣いくらい自分で稼ぎなよ」と言われてやっているVICの小遣い稼ぎとの噂もあります。とにかくぜんぜん商売っ気なしで、朝から晩まで真剣に付き合ってくれて、「俺、数字弱いんで…」とか云って各人の自己申告で適当に精算している姿を見ると、covicに怒られるんじゃないのか、と言う余計な心配が脳裏をかすめるのであります。



 キャンプ自体はVICの的確なコーチングによりとても効率的に楽しくこなせました。以下その模様です。

VIC小林キャンプに行く!

ゲレンデからは御嶽山が
見えます。

こっちは乗鞍岳。

上のバーンで練習しました。

宿泊は木曽福島市街の
旅館。一泊二日リフト1日
券付きで終始¥11,500
でした。

この道がかつての中山道
です。

木曽川のほとりです。

楽しい合宿です。

みんなで足湯に行きます
た。

長野県が生んだ偉人「清
博士」生誕地のバス停で
す。清博士は世界で初め
てワープを考えた偉い人で
す。

今回唯一のブルーなのが
これです。SL板が石を踏
んでこのありさまです。ち
なみにスーパートミ子もか
なりやられました。

SL練習中です。

今回、自前のビデオを撮ってもらったりしてお世話に
なった女の子です。某山陰地方の県から8時間かけ
て一人で車を運転してきた凄い人です。
上手いなーと思っていたら、指導員、B級検定員、テ
クニカル、技術選本選出場、国体出場と凄い経歴で
した。

GSです。
スーパートミ子の走りに
付いて行けず、次第にラ
インが遅れてにっちもさっ
ちも行かなくなる様子を
お楽しみ下さい。

SLです。
掘れに合わず次第に体力も
滑りも削られていく様子をお
楽しみ下さい。
相変わらずSLは滑っている
気がしません。

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動画だでよ