小学校/総合/エネルギー/3〜6学年/発電/資源枯渇
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ゼネコン(手廻し発電器)と九経連制作のパズルを使った発電の仕組みと資源枯渇の授業(小学校5年生に実施)
パソコン、プロジェクター、スクリーンを教室に持ちこんだ。
<指示1> エネルギーという言葉を一度でも聞いたことのある人は手を挙げなさい。
全員が挙手した。
<発問1> エネルギーという言葉には、どのような意味があるでしょうか。
パワー、力のこと、などの意見が出た。
<説明1> エネルギーとは、仕事をする力、物を動かしたりする力のことです。エネルギーには、熱のエネルギー、水のエネルギー、風のエネルギー、電気エネルギーなどがあります。
<発問2> あなたはエネルギーを持っていますか。
持っている。
指名して答えさせる。何か物を動かす動作をして、「これもエネルギーですよ。」と説明する。
<発問3> あなたは電気エネルギーを持っていますか。
持っていない。
指名して答えさせる。「人間がコンセントを手で持ってみても、電気はつきません。」と説明する。
<発問4> あなたは何かを使って電気エネルギーをつくることができますか。
できる。
ゼネコン(手廻し発電機)で豆電球がつくことを実際に子どもたちに見せてやる。ゼネコンが児童数分用意できれば、操作活動に入る。なお、ゼネコンは九州・山口経済連合会 九州エネルギー問題懇話会に問い合わせれば貸していただける(森秀文氏 092−714−2318)。
<発問5> 自分の家や学校で使っている電気はどこから来ていますか。
発電所。
主な発電所は、「火力」「水力」「原子力」であることを教える。
<説明2> 発電の仕組みを勉強しましょう。
九州・山口経済連合会 九州エネルギー問題懇話会制作の「パズルでおぼえる発電のしくみ」を配布する。特に説明しなくても、子どもたちは黙ってつくりあげることができた。
<指示2> 先生が今から言うところを指で押さえなさい。発電機3つ。水車1つ・タービン2つ。ダム・ボイラー・原子炉。
<説明3> 発電機はゼネコンのモーターの部分に当たります。水車とタービンはモーターを回す部分に当たります。ダム・ボイラー・原子炉は手で回す部分に当たります。
発電機・水車(タービン)・ダム(ボイラー・原子炉)は、それぞれゼネコン(手廻し発電機)のどの部分に当たるかを教える。
<説明4> 水力発電所は、水のエネルギーで水車を回し、発電機を動かして、電気エネルギーを作り出しています。火力発電所は、火のエネルギーで蒸気をつくってタービンを回し、発電機を動かして、電気エネルギーを作り出しています。原子力発電所は、原子のエネルギーで蒸気をつくってタービンを回し、発電機を動かして、電気エネルギーを作り出しています。どの発電所も、エネルギーのもとを使って水車やタービンを回し、タービンが発電機を回し、電気エネルギーを作り出しています。発電の仕組みは、どれも同じなのです。
パズルについている拡大図を使ってテンポよく指示、説明をしていく。
<指示3> ところで、発電に関して困ったことがおきています。先生が今から言うところを指で押さえなさい。石油・石炭・ガス。ウラン。
<説明5> 実は、石油・石炭・ガス・ウランといった電気エネルギーのもとになるものが、地球からなくなりかけているのです。つまり、電気が作れなくなってしまうのです。
<指示4> 電気が作れなくなったら、私たちの生活の中にも困ったことが起こってきます。どんなことが考えられますか。箇条書きにしなさい。
テレビが見られない、洗濯ができない、ゲームができない、など、電気機器に関することが多く書かれていた。
<発問6> ところで、電気のもとになるものは、あとどれくらいでなくなると思いますか。
<指示5> 今からノートに棒人間(向山先生の追試…人間のマーク)を書いてもらいます。自分たちが生きているうちになくなると思う人は、棒人間を一人、自分の子どもの時になくなると思う人は2人、自分の孫の時になくなると思う人は3人、・・・というようにかいていきなさい。
一番多かったもので、棒人間の図を9人かいた子どもがいた。
ほぼ全員かけたところで、「主要資源の可採年数」のグラフ(谷和樹先生のHPより)を提示する。
<説明6> 石油はあと44年、天然ガスは63年、ウランは73年、石炭は231年しかもちません。みなさんが生きているうちに、これらの資源がなくなってくるのです。
<指示6> 今日の授業の感想を書きなさい。
(A男)石油がなくなったら、僕たちはどうなるんだろう。そして、生きていけるのかな。
(B男)電気がなくなったら、人はどんな工夫をするのか。
(C男)自分たちの生きている間に電気がなくなると聞いてびっくりした。
(D男)もうエネルギーがないのに、何でまだ電気製品などを開発しているのだろう。
(A子)生きているうちにこんなことになるなんて、どうなっちゃうの?
(B子)そんな早くなくなるとは思ってなかった。
(C子)生きているうちにたくさん電気を守りたい。
などの感想が出た。