RC造外壁タイル張り 外壁浮き、剥離調査 (熱画像)


RC造外壁タイル張り 外壁浮き、剥離調査 (熱画像)


赤外線サーモグラフィとは?
 絶対零度以上の全ての物体からは赤外線が放射されており、その強度と温度には密接な相関関係があります。
赤外線サーモグラフィは、物体表面の温度分布状況を表示する機器で物体表面の温度分布状況を表示する機器である。


赤外線サーモグラフィ
「対象物の表面から生じる赤外線放射エネルギーを検出し、見かけの温度に変換し、その分布を画像表示する装置又はその方法」

〜社団法人日本非破壊検査協会
「赤外線サーモグラフィによる非破壊試験の標準用語」(H14/6/11制定)による

検出可能な変状種類
劣 化 現 象
画 像 上 の 特 徴
表層コンクリートのうき・剥離 表面にまで達しているもの、表層に近いものは判別しやすい。
内部空隙・ジャンカ かぶり厚以深の空隙やジャンカ、比較的密度の大きいジャンカは検出できない。
漏水 昼夜ともに低温に現れる。
ひび割れ・コールドジョイント うきを伴わないひび割れやコールドジョイントについては、内部に水分を含んでいないと判別しにくい。

 


測定上の留意点

気象条件

  • 天候は晴天が望ましい。
  • 薄曇であっても日射量が十分あれば測定は可能。
  • 日射が当たらない面で外気温変動を熱源とする場合、外気温の日較差(日最高気温−日最低気温)が10℃以上程度必要
  • 強風時は壁体から熱が奪われやすく、その分健全部と変状部の温度差が生じにくい

 


適用範囲

  1. 建築物外壁の浮き、注入補修の確認
  2. 橋梁床版・高欄・地覆コンクリートのうき・剥離調査
  3. モルタル吹付けのり面の健全度調査
  4. 各コンクリート構造物の凍害・漏水箇所の調査
  5. 補修・補強箇所の健全度調査
  6. 一般木造住宅の漏水と断熱状況調査
  7. 電気設備・機器の異常熱部位の検知


赤外線サーモグラフィと打診法の違い

従来から標準的な方法として行われてきたテスト・ハンマーによる打診方法と比較して以下のような違いがあります。

  1. 足場を組む必要がないので、低コストで安全性が高い。
  2. 非破壊・非接触で広い面積を短時間で測定でき作業効率が良い。
  3. 測定結果を画像として保存でき、第三者にも視覚的に理解しやすい。
  4. 測定面において熱点、冷点を特定できる。
  5. 対象物を平常通り使用した状態で調査できる。

 
 

 

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TVS構造物診断研究会会員