何とか仕事が回っていくようになったのですが、こんどは周囲に相談できる同じ立場の仲間がない、ということは、開業の「独立・中立型」にとって一つの大きな「社会的不利(ハンディキャップ)」なのです。また、「一人では合奏ができない」ということで、何か世間に訴えていくにも単独ではどうにもならないのですから、このまま単に一人で仕事していても何も変わるわけではない・・・。
そこで、「それならオーケストラを作ろう!」と思い立った私は、2002年7月下旬、開業している何人かの方に「全国会議でもやりませんか?」と呼びかけたところ、相模原の大島栄一さんが、すぐに「やりましょう!」と応じてくださいました。嬉しくなった私は、全国でどのような同志がいるのか、インターネットの検索エンジンを使って、「独立」と「居宅介護支援」、あるいは「単独」と「介護支援専門員」などいろいろな組み合わせで探したところ、富山の塚本聡さんというお名前を知り、メールでご連絡して発起人に加わっていただき、会議開催を呼びかける運びになりました。その後、名古屋の村井充さん・ひとみさんご夫妻からHPリンクのお申し出があったのを機に、ひとみさんにも準備委員に加わっていただいています。
年が明けて1月12・13日に浜松で開催された「独立・中立型介護支援専門員全国会議」は、すばらしい会議でした。12日には全国各地の当事者(予定者を含む)24人が一堂に会して顔を合わせ、今後の常設組織として「独立・中立型介護支援専門員全国協議会」を設立することを決定、これまで理想のケアマネジメントをめざして地道に活動してきた人たちが一つの輪になって、情報交換の場を作り、研修や政策提言を展開していくことになりました。そして夜景の美しいホテルの30階での会食では、お互い本音をぶつけ合っての交歓!
最も純粋なプロのケアマネたちが方法論を分かち合いながら、これから自分たちが進むべき方向を模索していました。
13日の公開会議「ケアマネジメントの独立に向けて」では、この日一日のために北海道から長崎まで90人の方々(前日からの参加者を含む)が泊りがけで参加され、午前中の基調報告から発題、そして午後のシンポジウムと続くプログラムの中で、八百長なし、茶番なしという、これまでのケアマネの会合ではもちろん、多くの職能団体の会合でもめったに見られない討議が交わされ、遠方からの参加者の方々から何とか「来てよかった」との評価をいただけたことは大きな収穫であり、私たちにとって実りの多い会議だったと思います。
まさに「大きな始まり」と表現すべき2日間でした。
(2003.1.26)