マリアの百獣擬態 その弐
エリマキトカゲ〜中編-1〜
このシリーズは、あらゆる惨めな珍芸を仕込まれ続ける
「マリア」の動物や昆虫の形態模写のみを厳選して
ご紹介するシリーズです。
クールで知的な男装の麗人のなれの果てをご笑覧下さいませ。
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罰ゲーム(1)
「ひっ!いやあああああっ!」
「いやあああああ〜〜〜〜っ!」
,
「うるさいわねぇっ!ほらっ!とっととお外に出るんだよっ!」
「手間ぁかけさせるんじゃないよっ!このっ!うすのろっ!」
「あぁっ!堪忍っ!堪忍してくださいっ!」
「お、お許しをっ!お慈悲をぉ〜っ!」
「お、お外は嫌ぁっ!お外は許してぇ〜っ!」
「な、なんでもしましゅっ!」
「なんでもやりまひゅうっ!」
「ったく!なんて往生際の悪い女なんでしょうっ!」
「うひぃいいいいいい〜〜っ!」
ここは、外道会花屋敷支部の玄関口。
入り口付近でなにやら若い女の叫び声が聞こえる。
今日は小春日和、通りは老若男女で溢れかえり、何事が起きたかと
門の中を覗き込む者も少なくはない。
しかし、花屋敷支部の木戸は固く閉ざされ見る者の視線を遮る。
以前から、この花屋敷支部では、夜中に女のすすり泣く声が聞こえるとか
昼間から、悲鳴とも嬌声ともつかぬあえぎ声が聞こえるとかいったうわさ話が
絶えない。一年前までは、うら若い乙女達が出入りしており、門扉が閉ざされる
事など無い開放的な屋敷だったこの場所も現在では主が変わり、怪しげなチンピラどもが
出入りする胡散臭い屋敷として、近所からは気味悪がられている。
バタンっ!
「ひやああああっ!」
その時、いきなり閉ざされていた木戸が開き、数人の女達が
珍妙な格好をした一人の女を荒々しく外に引きずり出した!
「うぎいいいいいいっ!」
「いいかげんに観念しなよっ!」
「このっ!見せ物女郎がっ!」
どかっ!ばきっ!ばちんっ!
「あひっ!うひっ!うひゅううううっ!」
女達は、必死で抵抗するその女の髪の毛をひっつかみ!頬を打ち!尻を蹴り上げる!
「おう、どうしたいっ!」
「喧嘩だ、喧嘩だぁっ!」
「女同士でやりあってるぜぇっ!」
白昼の往来である。
たちまち花屋敷支部の木戸口の前に人だかりが出来た!
しかし、その喧噪はすぐにやんだ。
人々は信じられぬ物を目撃したのである。
それは、往来のど真ん中でしゃがみこむ一人の女の格好!
女は隠すべき所をまるで隠していなかった!
珍妙な衣装で手足だけを包み、肝心の体の部分は丸裸なのだ!
陽光に照らされた真っ白い背中がフルフルと震える!
きゅっとくびれたウェストから続く、ムッチリと張った柔らかそうな美尻も
尻の割れ目にひっそりたたずむ菫色の尻の穴も丸出しにして
白昼堂々そのたおやかな裸身をさらけだしているのである!
「立てよっ!おらっ!変態っ!」
バシィッ!
「あぎぃっ!」
真っ赤なベレー帽をかぶった少女が震える美尻を無惨に蹴り飛ばす!
「ひっ、いひゃあ!いやようっ!」
「お外はいやようっ!お屋敷にもどしてようっ!」
「いやっ!いやっ!ひやあああああっ!」
あられもない格好の金髪美女が顔をくしゃくしゃに歪めて
子供のようにいやいやをする!
「ひっ!ひいいいいいい〜〜〜ん!」
「ひいいい〜〜〜〜んっ!」
あまりの羞恥に我を忘れた様子の彼女は、涎と鼻水を左右に撒き散らし
キラキラ光る金髪を左右にたなびかせて惨めな嗚咽をあげ続ける!
「くすっ!いい年してぇ!馬鹿みたいですよぉ!」
髪を短く切りそろえたあどけない顔立ちの少女が、
泣きじゃくる惨めな金髪美女の顔を覗き込んでからかった。
そして彼女の耳元に顔を近づける。
(変態さんっ!早く始めなさいよ!まずは立ち上がってご近所の皆様に
あんたがどんなに無様な格好をしているか見ていただきなさい!)
(でないと……)
(浣腸付きで罰ゲームさせちゃうわようっ!)
「ひ……ひいいっ!」
がばっ!
はじかれたようにノーブルな金髪美女が立ち上がった!
おおおっ!
野次馬共が思わずどよめく!
今まで体に隠れて見えなかった、ピンクの乳頭をしこらせた大振りの乳房が
剃り上げられた陰部が野次馬共の視界に飛び込む!
しかし、それよりも彼らを驚かせたのが彼女の珍妙な格好であった。
彼女の長い手足は、黄緑色の長手袋とストッキングで覆われており
足にはノーブルな金髪美人にはまるでそぐわない、怪獣ブーツが装着され
股間からは卵形の張型はみ出させ、鮭肉色の秘肉が
その廻りを丸く縁取っているが見える。
そして、ひときわ目立つ緑色の大きな襟巻き!
身長180cmを優に越える完璧なプロポーションを持つブロンド美人が!
は虫類を模した惨めなコスプレで身を包み、陰部も乳房も剥き出しにして!
だらしないがに股ポーズで!
白昼の路上にその惨めな格好をさらけだしているのである!
「うひっ!うひっ!うひいっ!」
あまりの羞恥に金髪美女の美しい顔が歪む!
「うあぁ……み、みないでぇ……」
室内と屋外では羞恥の度合いがまるで違う!
ましてや彼女は、つい先日まで庶民の憧れの的!帝国歌劇団の
トップスタァ!男装の麗人として、帝都中にその顔を知られている
マリア・タチバナなのだ!
いつその素性がしれるかもしれぬという恐怖の中、一般市民の好奇と
好色な視線に耐えきれず、マリアは思わず性器を隠そうとその両手を下ろした。
バチイッ!
「うひいっ!」
カスミの右手がマリアの頬を打つ!
「なにやってんのよっ!馬鹿っ!」
「変態なら変態らしくオマ@コを見せびらかしなさいよっ!」
「いいっ!これからあんたのその汚らしいオマ@コとオッパイ!
少しでも隠そうとしたらまた罰ゲームだよっ!」
「ひっ、ひっ、はいいっ!」
マリアがビックリするような大声で返事をし、元の惨めなポーズに戻る。
「あははっ!言うこと聞かなきゃだめですよぅ〜」
「マ・リ・ア・さんっ!」
ツバキがまるで野次馬達に聞かせるように、一語一語区切って
マリアの名を呼んだ!
「ひっ!ひひゃあっ!ほひゃあっ!」
(ああっ!名、名前をよばないでっ!ばれちゃうっ!ばれちゃうようっ!)
マリアが言葉にならない悲鳴を上げる!
「どうしたの〜、マ・リ・ア・さんっ!」
「鼻水垂らしていやいやしちゃってぇ!」
「ひひい〜〜ん!ひひい〜〜ん!」
(ああっ!ばれちゃうっ!ばれちゃうっ!ばれちゃうっ!)
ざわざわとギャラリーに動揺が走る!
(おいっ!聞いたか!マリアだってよっ!)
(え?、ま、まさかあのマリア・タチバナかいっ!)
(先の大戦以来行方不明になってるって話はきいてるけどようっ)
(天下の大女優が往来でこんな格好でうろうろしているわきゃあないだろ)
(でもようっ、おりゃあ何度も劇場に足を運んでるんだが…)
(まるで、うり二つだぜっ!)
(ま、まさか、本物……?!)
.
ひそひそひそ…………
ざわざわざわ…………
.
ギャラリーがまるで面白い生き物を見るような目で、歌劇団の看板女優
そっくりの惨めな金髪美女を眺める!
この時点では、まだ、クロノス会における情報操作は完了していない。
帝国歌劇団は未だ庶民の憧れの的であり、行方不明となった歌劇団のメンバー
の所在は帝都中の関心事になっているのである。
.
「こらっ!マリアっ!」
「はいいっ!」
「お前っ!皆さんが誤解なさるだろっ!」
「お前みたいな変態に間違えられるなんて“あの人”にとっても迷惑だっ!」
「とっとと自己紹介して自分が何者かを発表しなっ!」
「はいいっ!」
ユリの一言に野次馬達が沈黙した。
息を殺して哀れな金髪美人の言葉を待つ!
カスミとツバキが互いに目配せしてにやりと笑う!
マリアの惨めなパフォーマンスが始まるのだ!
マリアが瞳孔がきゅっと絞られる!
マリアの理性のタガがはずされようとしている!
「あ、あたしは………」
「マリア・タチバナではありましぇ〜んっ!」
マリアが浅草中に響き渡るような大声で口上を述べ始めた。
さんざん練習させられた惨めな惨めな自己紹介だ!
「あ、あたしの名前はっ!」

「マリア・オマンコスキーですぅ!」
.
ギャラリーが思わず呆気にとられる!
マリアは構わず先を続ける!
「わ、わたくしマリア・オマンコスキーはっ!」

「ロシアの見せ物小屋でっ!
オマンコ見せて生活していたっ!
変態トカゲ女デスぅ〜〜〜っ!」
.
ギャラリー達は声も出ない!
口をぽかんとあけて絶世の美女の惨めなパフォーマンスを見つめる!
.
「こ、今度、日本に出稼ぎにきましたぁっ!」

「に、日本の殿方にっ!いっぱい、
イッパイッ!オマンコ見て頂いてっ!
たくしゃんお金を稼ぎマ〜ス!」
あまりにも惨めな自己紹介にマリアの頬にポロポロと涙がこぼれる!.
「うっ、うひっ……」

「ひっ!ひいいいいいい〜〜〜ん!」
「ひいいい〜〜〜〜んっ!」
場に沈黙が流れる中、マリアのすすり泣く声だけが響く。
三人娘が笑いをこらえつつ説明を始めた!
「あ〜あ、感極まって泣いちゃったよ!トカゲ女っ!」
「皆さんに裸を見てもらえたのがよっぽど嬉しかったのねぇっ!」

「皆さん!聞いての通りロシアからやってきた、この
マリア・オマンコスキーは
その名の通り、人に裸を見られて喜ぶ変態女です!」
「ロシアで食い詰めて日本に流れてきたこの薄汚い露出狂は、
完全にアタマがイっちゃってて、私たちがいくら止めても
<オマンコ見せてお金を稼ぐから、外に出させろ>
って、朝から大騒ぎなんです!
外に出ようとするこの変態をなだめるのに大変だったんですからっ!」
「うふふっ!マリアちゃんっ!あなたの将来の夢はぁっ?」
.
ツバキに話を振られたマリアが「うち合わせ通りの答え」を絶叫した
「に、日本でお金を稼いでっ!……」
「モスクワにオマンコ御殿をたてる
ことですぅ〜〜〜〜〜〜っ!!」
.
どよっ!
「くす、くすくすくす………」
「聞いたかよ、おい、オマンコ御殿だってよ!」
「ぷはっ、あ、あいつアタマおかしいんじゃねえのっ」
「くすくすくすくす………」
「くすくすくすくす………」
沈黙を守っていたギャラリーのあちこちで、
あまりに惨めなマリアの行状に失笑が漏れ始めた!
初めは虐待を受ける彼女に同情的だった者の目からもその色は薄れ
まるで、汚らしい物をみるような眼差しに変化している!
さらにツバキが質問を続ける。
「マリアちゃん!それにしてもあなた、行方不明の
歌劇団スタァ、マリア・タチバナにそっくりよねぇ!」
「ひょっとして本人じゃないのぉ?」
,
「ひゃあああああっ!」

「ち、違いますっ!違いますっ!」
「マ、マリア・タチバナさんは
こんな変態じゃありませんっ!」
「わたしは、変態トカゲ女っ!
マリア・オマンコスキーですぅっ!」
マリアが泣きながら絶叫した!
しかし、マリアが強く否定すれば否定するほど
群衆の中にどんどん、ある疑念が強まってくる!
(……やっぱりマリアだよっ!)
(声だってありゃあ舞台女優の節回しだぜぇ……)
(いや、でも、まさか……)
(俺、雑誌記者に知り合いがいるんだ……)
(ちょっとそいつを連れてくる、お前はここで見張っててくれっ!)
野次馬の列から一人の男が飛び出した!
むろん、マリアにはそんなことを気付く余裕など無い。

「うふふっ!負けたわっ!マリア・オマンコスキーさんっ!」
「あたし、帝国劇場のお仕事をしているから
そこであなたの珍芸ショウを企画してあげてもいいわよっ!」
.
「ひぁ……」
マリアは絶句した!
数々の思い出に彩られた帝国劇場の舞台の上での珍芸ショウ!
(やだっ、やだっ!そんなこと死んでもいやあっ!)
しかし、ここで話を合わせなければ野次馬達の疑念を
さらに強めることになりかねない!
マリアは、恥知らずの変態トカゲ女
マリア・オマンコスキーの演技を続けるしかないのだ!
.
「うひぃっ!」

「あ、あの、有名な帝国劇場でっ
オマンコ見せられるなら死んでもイイですぅっ!」
「感激ですぅっ!」
「嬉しい〜〜〜〜つ!!」

「バ、バンザーイっ!バンザーイっ!」
「バンザーイっ!バンザーイっ!」
「バンザーイっ!バンザーイっ!」
どっ!
惨めなコスプレ衣装に身を包み、性器も乳房も丸出しにして
だらしないがに股ポーズで、馬鹿みたいにバンザイを繰り返す
異国の変態の無様極まるパフォーマンスに観客が吹き出した!
「あははっ!なにようっ!あの変態!気持ち悪うぃ!」
「ありゃあ完璧にイっちゃってるぜぇっ!」
「いるんだなぁ、色キ@ガイって!」
「けけっ!顔はスタァと同じでも、
アタマの中身は痴女ってかぁっ!」
ぎゃはははははっ!
あははははははっ!
もはや、マリアに同情を寄せる者など誰もいない!
ギャラリー達は、マリアを蔑み!嘲り!指を指してコケにする!
.

「ちょっと待ってよっ!」
「帝国劇場の経理を担当している私から
ひとつ、条件があるわっ!」
「おいっ!マリア!」
「はいいっ!」
「どこの馬の骨ともわからないお前に、タダで劇場を貸すわけにはいかないわ!」
「こっちも商売でやってるんだからねっ!」
「はいいっ!」
「今からテストをしてやるよっ!自信はあるだろっ!」
「はいいっ!」

「お、オマンコの芸なら自信がアリマースっ!」
「ロ、ロシアでは知らない人はいない
オマンコ芸人ですものっ!」
予定通りのマリアの返答にユリはほくそ笑んだ!
いつのまにか片手に直径15センチほどの空き缶を握っている。

「うふふっ!上等だ!」
「いいかいっ!お前には今から2時間後に
浅草駅前でミニ珍芸ショウをやってもらう!」
「へっ!?」
「そのショウに300人以上客を集めて!
この空き缶いっぱいにオヒネリを集めたら合格にしてやるよっ!」
「ひぁっ!ひああああっ!」
マリアの顔面が蒼白になる!
話が違う!打ち合わせではこの場で珍芸を披露して罰ゲームは終了する予定だったのだ!

「良かったわねぇ、マリア・オマンコスキーさんっ!」
「大丈夫!あなたの芸ならこんな粉ミルクの缶なんて
あっというまにオヒネリでいっぱいよぅっ!」
「ちょっと、@ジキみたいでカッコ悪いけどねー」
「ヒッ、ヒイイッ!」

「問題は観客ですねぇ!」
「その場所にいるだけじゃあお客さんは300人も集まらないからぁ…」
「そうだ!宣伝よぅっ!」
「マリアちゃんっ!その格好で浅草中を駆け回って!
珍芸ショウの宣伝してきなさいよぅっ!」
.
「あ、あ、あ、あ………」

「ひいいいいいい〜〜〜〜つ!!」
「ひいいいいいい〜〜〜〜つ!!」
「ひいいいいいい〜〜〜〜つ!!」
.
変態トカゲ女、マリア・オマンコスキーの惨めな絶叫が浅草中に響き渡る!
マリアの生涯で最も長い一日はまだ始まったばかり!
エリマキトカゲ中編-2に続く
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