マリアの百獣擬態 その弐
エリマキトカゲ〜中編-2〜
ひゃああっ!
うひゃあっ!
このシリーズは、あらゆる惨めな珍芸を仕込まれ続ける
「マリア」の動物や昆虫の形態模写のみを厳選して
ご紹介するシリーズです。
クールで知的な男装の麗人のなれの果てをご笑覧下さいませ。
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罰ゲーム(2)
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1.「プロローグ」
午前10時00分
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浅草の洋書店「露西亜堂」の老夫婦は、いつものように店先に並べられた
洋書を二人仲良く整理していた。開店の準備をしているらしい。
「ふう、やれやれ……儂ももう年かな、立ち仕事はきついわい」
腰を押さえて店の主人が伸びをする。
「何言ってるんですか!まだまだ頑張ってもらわなくっちゃ!」
「娘が戻ってきたときにこの店が閉まっていたら寂しがるでしょう」
笑いながら妻が主人に声を掛けた。
青い目に上品にまとめられた銀髪、どうやら日本人ではないらしい。
「はやいものだな、……もう半年にもなる……」
遠い目をして店主がつぶやく
「大丈夫!きっと無事でいますよ!あの子が死ぬものですか!」
妻が夫の手を取り、その肩にもたれかかる
二人の視線は同じところで固まっている
それは、ショーウィンドウに飾られた一枚の写真。

その写真は先の大戦の折りに行方不明となっている帝国歌劇団の男装の麗人
マリア・タチバナであった。
老夫婦が、洋書を探しに来たマリアと知り合ったのは今から一年前
ロシア出身の婦人と西洋文学に造型が深い店主は、マリアと
華族同然の親交関係を続けており、特に一人娘を病気で亡くした婦人は
マリアを実の娘のように可愛がっていたのだ。
そしてマリアも、暇を見つけてはこの洋書店を訪れた。
人嫌いに見えて、実はさみしがりやの彼女は
老夫婦との家庭的なぬくもりに満ちたひとときを楽しみにしていたのである。
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「ひやああああ……」
「うひゃあああ……」
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「……あれ、なにかしら?」
風に乗って聞こえてきた女の叫び声に、老夫婦が声のした方角を振り返る。
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「うひゃあああ……」
「うひゃあああ……」
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女の叫び声が次第に大きくなってくる!
そして二人は、奇妙な格好をした人物がこちらに走ってくるのを確認した
「何でしょう、あれ?」
不安げに婦人がつぶやく…人物の姿が、声が、次第に大きくなっていく
「ひやああああ……」
「うひゃあああ……」
「うひゃあああ……」
「うひゃあああ……」
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話は一時間程前にさかのぼる
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2.「宣伝之心得」
午前8時50分

「よかったわねぇっ!マリアちゃんっ!」
「念願の浅草デビューようっ!」
「浅草は庶民芸能の町!
きっとマリアちゃんのオマンコ芸も大人気だわぁ!」
「ほひいい〜〜〜っ!ひいいいんっ!」

「うひいいいいいんっ!」
「うひいいいいいんっ!」
マリアは自分がこれから行うであろうあまりの惨めな行為に
金髪を振り乱して泣きわめくばかり!
今から彼女は、素っ裸よりも惨めで滑稽な格好で町中を駆けずり回って
午前11時より開催される、駅前での自らの珍芸ショウの宣伝活動を命じられたのだ!
しかし、彼女にはそれを拒否する権利はない!
どのような惨めな命令でも彼女は拒めない!
彼女は露出奴隷なのだ!
そしてこれが彼女に課せられた罰ゲームなのだ!
彼女の行動や態度には、帝劇メンバー全員の命がかかっているのだから!
……と、彼女は思いこんでいる。
この時点ではマリアは、他のメンバーも陰惨な調教を受けていることを知らされていない。
淫乱トカゲ女、マリア・オマンコスキーを演じる彼女の悲壮な決意も、涙ぐましい
努力も、気も狂わんばかりの羞恥も、何の意味もなさない滑稽な茶番劇なのである!

「あははっ!泣いて喜んでるよ!こいつ!」
「嬉しいかいっ!マリア・タチバナのそっくりさんっ!」
「う、うひっ!ひっく!」
「うっ、うれしいでしゅうう〜っ!」
ぎゃははははははっ!
鼻水と涙でぐしゃぐしゃになった
惨めなトカゲ女の泣き笑いにギャラリーは大笑いだ!

「ユリちゃん!マリア・オマンコスキーちゃんに
宣伝コースの説明をしてあげて!」

「おいっ!オマンコマリアっ!」

「はいいっ!」

「お前っ!ロシアからきたばかりで道がわからないだろっ!」

「はいいっ!」

「ほらっ、地図を書いてやったからその通りに走るんだよっ!」
「丸で印を付けた場所が宣伝の場所だっ!」
「せいぜいデカイ声を張り上げて告知することねっ!」
「あ、ありがとうごじゃいまース!」
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「!!!!!」
「ひいいいいいいいいっ!」
ユリが差し出す地図を震える手で受け取ったマリアは、それを見るなり愕然とし
一拍おいて、またしても悲鳴をあげた!
ユリがマリアに示したコースが、人通りの多い大通りばかりであるのは当然である!
マリアの絶叫の意味は別の所にあった!
ユリが丸印を付けた場所は!
マリアが惨めなパフォーマンスを行わなければならぬ場所は!
全て、マリアが帝劇時代に
なじみだった店の店頭だったのである!
お気に入りのカフェ!
常連だった洋服店!
大神と逢い引きした思い出のレストラン!
そして、大帝国劇場前!
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そのどれもが、マリアにとって大切な思い出があり
大切な人々が、友人が、今も住んでいる場所!
「ひ…、ひ…、ひ…」
あまりの衝撃にマリアは声も出せぬ!

「どうしたの?マリアちゃん!」
「お顔が真っ青ようっ!道に迷うんじゃないかと心配なのぅ?」

「大丈夫よ!マリアちゃんが迷わないように、コース沿いには
外道会の方々が大勢、見張っていてくださるんだって!」
「ひゃああ〜〜〜んっ!」

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マリアが絶望の吐息を漏らす!
どうあっても逃げられない、二重、三重の蜘蛛の糸にかかった蝶のように!
マリアを絡め取る羞恥の罠は、彼女の想像を遙かに超える陰惨なものだったのだ!
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「それとねぇっ!走るときの注意なんだけどぅ……」
・
・

「はいいっ!かしこまりましたぁ」
「はいいっ!かしこまりましたぁ」
嬉々として惨めなトカゲ女の宣伝パフォーマンスの説明をするツバキの言葉に
頭の中が真っ白になったマリアが大声で返事をする!
がに股姿勢で敬礼を繰り返す、あまりに惨めなトカゲ女の姿は
観客に嗜虐の興奮を募らせる!
(もっとあいつを苛めてくれっ!)
(物足りねぇっ!もっと惨めにっ!もっと惨めにっ!)
(もっと惨めにっ!もっと惨めにっ!)
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3.「出発」
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午前9時00分
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「さあっ!マリア・オマンコスキーちゃんっ!」
「いよいよ出発ね〜!」

「しっかり宣伝してお客様を集めるんだよっ!」

「ちゃんと言われた通りに走らなきゃ駄目ですよぅっ!」
「は、はいいいっ!」
「マリア・オマンコスキー!
え、営業に行って参りまぁすっ!」
ぎゃはははははっ!
「マリアちゃんっ!俺も観にいくぜいっ!」
「せいぜい頑張って恥を晒してくるんだなっ!」
「あんたは女性の恥よっ!色キチ@イっ!」
「おらっ!ケツの穴がみえてるぜぇっ!」
ぎゃははははははははっ!
野次馬達はすでにマリアの調教を助長するケダモノと化していた!
むろん、何人かの外道会組員がアジテーターとして野次馬を煽動しているのだが
既にその必要はないほど観客のボルテージはあがっている!

(あああっ!やるしかない、やるしかないのねっ!)
マリアが必死になって自分に暗示をかけ始めた!

(私は露出狂の変態トカゲ女、マリア・オマンコスキー!)
(私は露出狂の変態トカゲ女、マリア・オマンコスキー!)
(私は露出狂の変態トカゲ女、マリア・オマンコスキー!)
(私は露出狂の変態トカゲ女、マリア・オマンコスキー!)

「皆さーん!一緒に掛け声をお願いしまーす!」
「行きますようっ!」
「ヨーイ!」
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(私は露出狂の変態トカゲ女、マリア・オマンコスキー!)
(私は露出狂の変態トカゲ女、マリア・オマンコスキー!)
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「ドンッ!」
「うひゃあああああっ!」
「うひゃああああああ〜〜〜〜〜っ!」
マリアが弾かれたように走り始めた!
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「いってらっしゃ〜いっ!」
三人娘が声を合わせて露出狂のトカゲ女を送り出す!
「うひいいいいいいいいいっ!」
「うひいいいいいいいいいいっ!」
弾むように揺れる真っ白いマリアの尻が見る見るうちに遠ざかる
マリアの絶叫が小さくなっていく……
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4.「爆走!変態トカゲ」
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午前9時10分
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「うひゃあああああああっ!」
「うひゃあああああああっ!」
帝都でもっとも人通りの多い日本橋の公道に凄まじいばかりの
女の絶叫が響き渡った!
道行く人々が何事かと道を空け、後ろを振り返る!
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そして、彼らは信じられぬ物を目撃した!
「うひゃあああああああっ!」
「うひいいいいいいいっ!」
「うひいいいいいいいっ!」
「うひいいいいいいいっ!」
「うひいいいいいいいっ!」
それは、とても信じられぬ光景だった!
白昼堂々!天下の帝都の、公道のど真ん中を!
身長180cmを優に超えるモデル級の金髪美人が!
は虫類を模した滑稽なコスプレ姿で!
尻も性器も丸出しにして!
大振りの乳房をゆさゆさと揺らし!
惨め極まるがに股走りで!
うひゃあ!うひゃあ!と奇声を発しながら!
どてどてと走り回っているのだ!
「うわぁっ!なんだっ!あいつはっ!」
「きゃああああっ!変態っ!」
「お、おいっ!誰か警察をっ!」
あたりが喧噪に包まれる!
時は大正、乳房の露出すら公共の場所では許されぬ!
ましてや金髪の外人美女のコスプレヌードなぞ、どこの誰もが観たことなど無い!
皆、一様に呆けたような顔をして輝かしいばかりのマリアの裸身を眺める!
「うひゃあああああああっ!」
「うひゃあああああああっ!」
おまけに舞台女優であるマリアの声は人並みはずれて大きい!
人混みがマリアの迫力に押され、さぁっと二つに割れる!
「うひいいいいいいいっ!」
「うひいいいいいいいっ!」
形の良い大振りの乳房がわさわさと左右に揺れる!
さらさらとした金髪が風になびく!
マリアが走る!走る!走る!
・
そして、マリアは銀座の老舗の百貨店の前で足を止めた。
すぐに彼女の廻りが黒山の人だかりになる!
マリアの宣伝パフォーマンスが始まるのだ!
「なんだよあいつはっ!」
「アタマおかしいんじゃねえのっ!」
「痴女ってやつかよっ!初めてみたぜっ!」
「露出狂の変態だぜっ!気色悪〜っ!」
「おい、あいつ、どっかでみたことねぇか?」
「そうだっ!マリア・タチバナだよっ!」
「ほらっ!行方不明になってた男装の麗人様だよっ!」
ざわざわざわ
群衆に紛れ込んだ外道会のメンバーが、ありとあらゆる
アジを飛ばし、群衆を煽りまくる!
そして、マリアがビックリするような大声で自己紹介を始めた!

「え、えへへへぇっ!」
「みなしゃん、こんにちわ〜っ!」
「あ、あたしは、帝国劇場の舞台女優マリア・タチバナの…」

「そっくりさんですぅ〜っ!」
「な、なまえは、……」

「マリア・オマンコスキー!」
「ロ、ロシアの見せ物小屋からっ!
はるばる日本までオマンコ見せにきたっ!

「変態トカゲ女ですぅ〜っ!」
「み、皆さんに素敵なお知らせがありマース!」

「午前11時より浅草駅前で……」
「わたくし、マリア・オマンコスキーのっ!」

「オマンコ披露会を行いますぅ〜っ!」

「ま、マリアのオマンコっ!中まで見せますぅっ!」

「見物料はたったの十銭ですぅっ!」
「絶対見に来てぇねぇっ!」
「えへへっ、えへ、えへへ〜っ!」
見物人は、常識の範疇を遙かに越えたマリアの痴態に声も出ない!
「うひいいいいいっ!」
「うひゃあああああっ!」
再びマリアが走り始める!
(あたしは見られるのが好きな変態っ!)
(あたしは見られるのが好きな変態っ!)
(あたしは見られるのが好きな変態っ!)
(あ、あたしは変態トカゲ女!
マリア・オマンコスキーなのぅっ!)
(見てっ!見てっ!見てぇっ!)
マリアの内股に秘裂から愛液が滴る!
露出した乳首が固くしこりかえる!!!
彼女はは露出狂の変態女、マリア・オマンコスキーに
身も心も同化していく自分にまだ気付いていない。
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エリマキトカゲ中編-3に続く
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