ギターの音について 2004年7月31日
17:50:58
接着圧力と音 2004年8月23日 22:57:57
ギター製作と料理との関係(予定)
手作業と機械作業での音の違い(予定)
冶具類と作業工程で違ってくる音(予定)
いつまでたっても、一向に文章が纏まらないので、とりあえず音に関する失敗例を思い出す毎に記してみます。 成功例は偶然による事も多いので、説明が上手く出来ないです。
さてと、今日、思い出した失敗は、和紙を使用する事です。
もう、かれこれ10年近く、音にも強度にも有効と思い込み、考えられる事を全部試したのですが、結果は効果を上回る欠点があったことです。 最大の欠点は音に良くないという、当たり前の事実が分かっただけの事です。 乾燥期には良いのですが、梅雨時になると和紙が湿気を吸い、音が重くなるのです。 まあ、海外の乾燥地域ではかなり有効かもしれませんが、日本国内では使えません。
元々、この方法を試すようになったきっかけは、スモールマンが補強にカーボン樹脂を使っていたからです。 確かに、楽器にショックを与えなければ有効な方法なのですが、あの薄い表面板にカーボン樹脂の柔軟性がどのくらいの年月に耐えられるか疑問がありました。 どうしても楽器の使用にはぶつけたりのショックは防ぎきれず、その度に表面板を外して修理するのにはちょっと無理があります。 まあ、スモールマンには出来る事でしょうが、、、
この方法も、気分的には もう少し粘って可能性を探りたいのですが、時間の制約を考えると、この辺が潮時かな、とも思うので、もっと有効な方法を試すことに時間を使いたい。 その一部のことは下記の通りです。
表面板に樹脂や氷酢酸、また、膠などを滲み込ませる方法も今までの試作では、まあまあの結果ですが、安定した方法がまだ見つかりません。 それに並行して試している事に、材料の中に金属を仕込み、音のバランスと重量のバランスをとりますが、これもまだ結果が出ていません。 ただ、10弦のようにヘッドが異常に重くなる楽器にはバランスがとれ、しかも音にも良い結果がありました。
この10弦の重さのバランス方法は、おそらく世界で私が初めて試したのではないかと、内心は思っています。 私が試したのは28年ほど前、それ以前には無かったし、それ以降では多弦ギター製作者の中にも使う人が増えているのをみると、やはり最初は自分かな? と、思っています。 あの当時は良い方法だと多くの人に話していましたから伝わったのでは、と、考えています。
でも、これは正直言って自分もパクリなんです(笑) ギター製作者は使ってなかったのですが、思いついた元はヴァイオリンの弓なんです。弓のバランスを取る為に金属を仕込むのは知っていましたから・・・まあ、何にでもヒントはあるものです。
続きは後日に・・・ 2004年8月1日
9:45:45
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今回は音に直接関係がないけれど、間接的には関係があるので、とりあえずこのページに記しました。後ほど適当なページに移動します。 今回の作業写真はありません。 2004年8月23日
22:57:57
木型の型枠で使用するバネにはハガネと竹が多く使われており、今回は新しくひと回り大きな型枠を作ったので、竹のバネを作りました。 前の型枠は小さくて低いので(軽くて使いやすいのですが)接着の状態が老眼の為、見難くなったので仕方なく作ったのですが、大きくなった分、重いのが欠点です。
さて、表板や裏板の力木接着の時に使用する長めの竹と、甲張りの時の短い竹の2種類を作りました。 各々80本ずつです。 節の部分も平らにし、竹の厚みも揃ってないので、厚いのはプーリーをかけて薄くしました。 力木を押さえる部分は滑らないよう加工し、上の部分も滑らないよう加工します。
さて、ここからが音に関係する加工ですが、不揃いな竹の強度をガスコンロの熱で曲げて、一定の圧力になるように熱を加えていきます。 真っ直ぐの竹では一定の圧力が維持できません。(これは出来なくもないけれど、大変な手間がかかりますので、実用的ではない為です。) この加減が製作者の個人差で圧力が違ってきます。
接着時に強い圧力で圧着するのと、弱い圧力で接着作業するのでは音が違うのです。 弱い圧力で接着作業する人は、見た目に綺麗な接着をする傾向がありますが、接着強度は落ちます。 でもまあ、膠を上手に使えば、10年前後は大丈夫なのですが。 音も最初から比較的軽く鳴る傾向があります。
その逆に、強い圧力で接着する場合は膠もはみ出しが多く、拭き取りに労力を要し余計な苦労をしますが、膠を上手に使えば30年前後は剥れなどの故障は起きないです。 音も最初は鳴り難く、設計にもよりますが早くても2〜3年はかかる事が多いです。 でも、鳴り出すと芯のある太い音が出る傾向があります。
強い、弱いといっても、圧力計などで計測すれば、その差は僅かなものと思います。そして、これだけで音が決まるはずもなく、他の要素も音に大きく関係するので、この竹の強度は音に関して全体から見ると ほんの僅かな変化があるというだけです。 まあ、僅かな効果の積み重ねが完成品の結果に出るという事です。
そのうち、竹の両端の加工などを写真でもUPするかもしれません。
2004年8月23日
22:57:57