PS/PS2のバックアップ起動

【バックアップソフトは(通常)再生できない】
 PS、PS2に限らず、CD−ROMはDVDと比べるとエラーの訂正能力が低いんですよね。特にPSのソフトなんかは動画があるんで、より容量を稼ぐためにMode1のフォーマットになっていたりするから余計に弱いわけです。
 エラーって主に傷やら、ディスクの「反り」が原因になります。なもんで、大切なソフトにはバックアップを取るわけです。が、PS,PS2にはこのバックアップの起動はできません。このディスクがバックアップしたソフトなのか違法コピーソフトかを判断できないからです。でも、こちらとしたら再生さたいですよね。

【PSのチェック方法とは?】
  • PSは起動時にマスターソフトかチェックしています。
  • このチェックとは内周に刻まれた信号をピックアップで読み取ります。
  • CD-R等でバックアップしたものには、この部分の刻みがありません。
  • よってこれでマスターかどうか判断できるわけです。
判断後、イリーガルなソフトは以下のような画面を表示して処理を停止します。
【仮想マスター表記?!】
 上記の内容からチェック方法がわかりました。よって、その対策として_
ピックアップが内周に行って刻みを読み込む際に「ないはずの信号(※)」を作ってやればいいわけです。(※Webのこの手のサイトによると、この信号はシリアルで"SCEI"とアスキーコードとして出力しているようです。)
 ではこの信号をどうやって作るのでしょうか?人間の手では無理なのでコンピュータの手を借りることになります。が、コンピュータといっても今使っているも馬鹿デカイものではなくて、もっと小さいものが存在します。大した仕事をしないのであればこれが大いに活用するわけです。

【DIP IC型ワンチップマイコンを使っての信号作成】
 秋葉原や通販のWebサイトでDIP IC型のワンチップマイコンを購入することができます。
 私は、DIP IC型のマイコンはAVR社の物を使います。
 このAVRの作成ノウハウについては

「ChaNの個人ホームページ」
にて勉強させてもらいました。さらにここのWebには「PS用のソースデータ」も記載されているんですよねぇ。(^o^)丿
 このソースを解析すると_
  • 本体にある4MHzのシステムクロックを引き込み、64分周(=62.5kHz)してタイマー割り込みに用いている。これは16μs毎の割込みということである。
  • タイマーの(割込み)イベントでは62カウントして1イベントを作り出しているので、実質1msのイベントである。
     でコレで何をしているかと言えば単にカウンター処理あるだけがあるだけ。これはウエイト処理に用いている。
     また別途、これを10個カウントして10msおきにメモリーアクセスのチェックも行っている。
  • 出力文字列シリアルデータはノンパリ・8bit・StopBit2の250bpsのシリアルデータである。つーことは、4ms/bitのデータ。
     今8bit+2bit(StopBit)で10bitが1文字あたりの出力である。よって1文字あたり40msで、これが4文字だからトータル160msが1回文字列を出すのに必要な時間である。また、次の4文字まで72msのウエイトを置いている。
  • 出力文字列は”SCEI”→”SCEA”→”SCEE”と繰り返し出力することで全世界対応にしている。
  • カバーを開けたとき、メモリーのアクセス、リセット中は信号を出さないようにしている。
    (それぞれの信号はアクティブLow)
ATMEL:AT90S1200
※末尾にAはつかない
黄色:入力信号
赤:出力信号
〜RST(IC自体の) 20 VCC(3.3v)
~カバークローズ 19 NC
~メモリアクセス 18
NC 17
4MHz Clock 16
NC 15
NC 14
イミテーションデータ 13
本来のデータ・潰し 12
10 GND 11 ~RST

 で、実際にPSに搭載させました
バックアップしたCD-Rでの動作の確認をしています。
しかし、このソースではどんなチップも動くというものではありませんでした。