リョンとトランプ(その4)
2004年夏頃

 トランプでのババ抜き。私がわざと負ける事で子供達はさらに楽しい時間である。長男コオにも勝ってもらいたいが幼いリョンに勝たせてもっと自身をつけさせたい。

 わたしも慣れてきたのかリョンを勝たせるこつがつかめた。それからはリョンの快進撃。トランプをやるたびにリョンが勝ちまくっていたのだ。


 しかし、リョンの不自然な勝ち数にコオが疑問を抱いてきた。コオもバカではない。私の顔お見て

「ぱぱ、ズルしていない?」とたずねてきた。わたしは澄ました顔で否定したが後日、ババのカードを自ら見破ったコオであったのです。