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ガントリークレーン |
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| コンテナの揚げ積みを行う門型クレーンのことを特にガントリークレーンと言います。軌道(レール)上を船に沿って走行し、コンテナ規格に合わせたスプレッダという吊り具を用いて荷役を行います。どのコンテナをどの位置に船積みするかといった中央司令室からの指示を操縦室のLCDディスプレイで確認し、クレーンオペレータ1人でひとつひとつ間違いなく揚げ積みしてゆきます。自動化が進んだこのターミナルで数少ない有人機器です。 | |||
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ヤードよりガントリークレーンを眺める |
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| コンテナはガントリークレーン両脚の下におろされます。コンテナ荷役はストラドルキャリア(有人)方式、またはトランスファークレーン(有人)を用いたトラックシャーシ(有人)方式が一般的ですが、ここロッテルダム港ではガントリークレーンを除き、AGV(自動搬送台車)とASC(自動スタッキングクレーン)によって自動化されています。 | |||
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船上のコンテナ |
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| この船は幅8フィートのコンテナが14列並びますが、ガントリークレーンの長さはまだ余裕のようです。ハッチカバー上のコンテナはツイストロックと呼ばれる接続金具をコンテナ4隅に付け、ブロックのように積み重ねて行きます。コンテナ船の荷役効率はコンテナ位置やクレーンオペレータの能力にもよりますが、大体1時間に25〜30本程度です。 | |||
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少ない港湾労働者 |
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| 高度の機械化が進んだこのターミナルでは、クレーン1台につき労働者4人という極めて高い労働生産性を具現化しています。揚げ荷役の役割分担はクレーンオペレータ1名、ツイストロック取り外し要員2名、監督1名です。 | |||
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待機する自動搬送台車(AGV) |
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| 中央司令室から送信される走行プログラムに従って路面に埋め込まれたセンサーをトレースする完全自動運転の無人台車<AGV>がターミナル内のコンテナ輸送を担います。異常時にはサービスステーションへ戻るプログラムのほか、燃料が少なくなると自動的に給油所へ向かうシステムが施されています。 | |||
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ガイドに沿って下ろされるコンテナ |
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| クレーンオペレータがコンテナを下ろしやすいよう、クレーンには無人台車<AGV>の位置に自動セットされる振れ止めガイドが備わります。またAGVの荷台面にはコンテナを固定するノッチが、コンテナサイズによって自動でセットされます。 | |||
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ヤードへ向かう重量物自動搬送車(AGV) |
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| 無人台車<AGV>は荷物を受け取ると、定められたルートに沿って指定されたヤードへ向かいます。AGV走行路の傍らにはトラックシャーシ用道路が設けられており(写真一番手前)、一般トラックによる搬出入にも対応しています。また船とのアクセスを考慮し、船側には一般車や歩行者の行き来を目的とした広い通路も整備されています。まさに素晴らしいグランドデザインの一言。 | |||
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完全自動運転の重量物自動搬送車(AGV) |
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| ヤード内を縦横無尽に自動走行する無人台車<AGV>です。こうしたロボット技術は日本のお家芸ですが、残念ながら港湾雇用問題等の諸事情により日本での導入はなかなか進みません。自動車や電子産業を中心に、すぐれた機械化で世界最高の労働生産性を誇る電子立国“ニッポン”のはずなのに...。因みにこれらの設備はすべてSIEMENSやABB、ダイムラークライスラーなどによる欧州製です。ハッキリ言って羨ましい(悔しい?)。 | |||
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自動走行門型クレーン(ASC) |
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| コンテナヤードと無人台車<AGV>の移動は無人クレーン<ASC>が担います。すべてのコンテナは荷受日時や船積み日時をもとに中央司令室でコンピュータ管理されており、またAGVがターミナル内で渋滞したりコンテナがひとつのヤードに集中しないよう効率よく管理、運行されています。 | |||
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ロボット技術の結集、AGVとASCの連携プレイ |
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| コンテナが無人クレーン<ASC>によって無人台車<AGV>へ移される様子です。ASCは吊り上げ時のコンテナ揺れを軽減するため、ガントリークレーンのようなワイヤ吊りではなく、パンタグラフ式のジブ(腕)で上げ下ろしします。 | |||
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競うコンテナターミナルの世界最先端 |
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ハンブルク(ドイツ)...自動化が進んだコンテナターミナルとしてロッテルダム港の他に、2002年に供用開始したハンブルク港アルテンバーダーの<CTA(Container-Terminal Alten-werder)>があります。ここでは無人台車<AGV>、無人クレーン<ASC>に加え、ガントリークレーンも半自動化されており、世界で最も進んだコンテナターミナルと言われています。半自動化されたガントリークレーンは1台1時間当たり35〜45個の取扱い効率を誇り、48時間で約4,500個のコンテナを扱えます。また年々肥大化する大型コンテナ船に対応するため、岸壁水深が16.5メートルに設定されているのも特徴です。 パシルパンジャン(シンガポール)...アジアのハブポート、シンガポール港では全自動天井クレーンによるヤード管理、そして2段積みコンテナトレーラの活用によって経済性を高めています。現在、無人台車<AGV>の開発もほぼ終え、コンテナ荷役の無人化、集中管理化を進めています。 |
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