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天測−六分儀で星をとらえるのも大変ですが、そこからの計算はまた大変です。太陽の水平線からの高度を六分儀で測定し、針路と航程で予想した推測位置とのズレを計算することで位置の線を求めます。そして複数の位置の線が交わった点が船位となります。太陽だけでなく恒星や月を観測することもありますが、水平線と星が同時に見えなければならないので夜明けや夕暮れの薄明時を利用します。 |
| ホールタイ!−船長の「ホールタイ」の命令によりロープを引き始めます。「ワッショイ」の掛け声のもと、腰を低くし、力をこめて呼吸を合わせます。そして「ビレイ」の合図によりビレイピンにロープが止められます。 |
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| 夕暮れのマスト作業−マストの一番上の帆「ロイヤルスル」は深夜、突然の気象変化による暴風の際に畳むことが困難です。そのため日没前に畳帆し、日の出とともに広げるのが日課です。海面から約40メートルに位置するロイヤルスルのヤードに立つと、水平線へ沈む美しい太陽が眺められます。 |
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素足でのマスト作業−片手は船のために、片手は自分のために。これは帆船乗りの昔からの心得ですが実際には片手のみの作業は難しいことが多く、両足とお腹の3点で安定な姿勢を保ちます。ヤードの末端「ヤーダム」での作業は重い属具が多く熟練が必要のためベテラン乗組員が行います。 |
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コイルダウン−暗闇のなかでのギア(ロープ)操作を容易にするため、日没前にすべてのギアをコイルダウンします。コイルダウンにより、各ギアが繰り出しやすくなります。 |
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| ルックアウト−他船や流木などの見張り<ルックアウト>は昼夜を問わず見通しのよい船首で行います。船首でのひとりぼっちのルックアウトは、自分が自然にとけこんでゆくような気さえします。また見張り当番はルックアウトだけでなく、ジブがシバーを始めたら後部の当直員に知らせます。 |
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強風下での畳帆作業−風が強まると、マストの上部から順番に帆を畳んでゆきます。作業中は安全ベルトをバックロープにかけます。この安全ベルトは昭和36年(1961年)に発生した転落死亡事故以降、用いられるようになりました。最初は恐怖のマスト登りですが、後にも先にも転落事故はこの1件だけです。 |
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荒天時のデッキ−大つぶの雨が黄色いかっぱに打ちつけながらの甲板作業はひときわ大変です。しかし乗組員の練度が高い場合、強風下で危険な状態でも船の復原力と強度の許す限り限界まで帆を広げて快走することができます。降雨時のマスト作業は滑りやすいため、特に注意が必要です。 |
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| クロスベアリング−陸の目標物の角度を測定し、船位を知るのがクロスベアリングです。 |
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シップシェイプ−帆船にはその美観を表現するために真鍮製の船具が多用されています。常に研磨剤を用いて輝きを失わないように手入れされます。帆船らしくきちんと整っている状態を「シップシェイプ」といい、社会生活にも指針を与えています。 |
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機走中の船橋−港内や湾内のように海上交通が激しい海域ではエンジンで航走します。機走中は写真の航海船橋で操船指揮を行います。ここには一般の商船と同様、レーダやGPSなど各種近代航海計器が備わります。 |
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| 課業−停泊中は担当士官により航海術に関する講義が行われます。帆船での講義はやはり各種ギアの説明が中心です。定期的に大学さながらのテストも実施されます。 |
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リーサイドルーム−リーサイド当番は船内生活の始まりや終わりを放送したり、風向風力、天候、気温、気圧などの気象データを観測します。また時間をつげるタイムベル(時鐘)を鳴らします。いわば当直の雑用と言ったところでしょうか。 |