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付近船舶なし−360度見渡す限りの水平線。じっと自然とつきあっている当直の4時間は、喧噪の都会生活では味わえない贅沢なひとときです。 |
| 待てしばし、レッコの先の大戦−操作するギア(ロープ)を間違えると大事故につながります。特に大きな荷重がかかっているギアを不用意に繰り出すと勢いよく伸び出し、手の施しようがなくなります。300をこえるギアの用途、場所をしっかり把握することが肝要です。 |
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| スリーピングセイル−全ての帆がピタリと調和良く、微動もなく眠るかに見えるとき、帆船は最高の性能を発揮します。またデッド・カーム(ベタ凪、無風状態)時には、まるで濡れた洗濯物のように帆はダラリと垂れ下がります。無風状態が続いて1日の航走距離が僅か7海里(13キロメートル)という日もありました。 |
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ランドフォール−雲と見間違うかすかな陸影が見える感激の一瞬<ランドフォール>。久しぶりに目にする陸影はやがて緑を増し、ビルや車の流れ、海岸に立つ人の姿もはっきり目にはいるほど接近します。 |
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日付変更線通過−日付変更線(デイトライン)をこえて西半球、西洋の世界に入ります。通過の瞬間にドクター(船医)が汽笛を鳴らして祝福するのが練習船のしきたりです。スピードの遅い船では日付を前日に戻さず、翌日また同じ日を繰り返します。 |
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| 待ちにまったハワイ上陸−実習生は2グループに分かれて1グループづつ1日交代で上陸します。外地での上陸時間は朝08:00時から夜22:00時までで外泊はできません。なお、船に残るグループは整備作業にあたります。また停泊中には沢山の食料品や燃料、清水が積み込まれ、今後の航海に備えます。 |
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シアトル寄港−外地では各種現地団体主催の食事会に招待されることもあります。上陸があって航海が楽しくなり、航海があって上陸がことさら楽しくなる、これが船の生活かもしれません。 |
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南鳥島通過−久しぶりの陸地に船内に微笑みがあふれるます。つい昨日まで海と空と雲しか見えなかった舷窓ですが、間もなく日本に帰ります。 |
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| 太平洋で眺める帆走姿−太平洋のド真ん中で救命艇を利用して帆船を海から眺められる機会もあります。一旦、ヒーブツーによって行き足をとめて救命艇を降下し、再び航走をはじめて純白の帆走姿を見せてくれます。波に見え隠れする太平洋の貴婦人をオールを漕いで必死に追いかけます。 |
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運動上陸−実習のひとつとして運動を目的とした特別上陸<運動上陸>があります。運動上陸では漕艇や登山などが行われ、終了後は自由行動となります。この日は静岡県の松崎でアンカーをおろして風光明媚な山へ向かいました。終了後の温泉はまた格別でした |
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ボストン・ティーポットの味−最新の技術で建造された新・海王丸は高いパフォーマンスが自慢です。帆船のブルーリボン賞のひとつ<ボストン・ティーポット賞>を姉妹船の日本丸と毎年独占しています。乗船中、このティーポットを使ってのお茶会が船長室で開かれました。船長室のソファーに寝そべってのティーポットの味はなかなかでした。 |
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| エンジンの実習もあります−遠洋航海も終盤になると日程の関係から帆走を止めてエンジンを使用します。ハワイを出港して間もなくセイルが外され、マストやワイヤの塗装作業が行われると遠洋航海は終了間際です。ところで当時は航海科の学生も機関科の実習に従事して機関士の当直限定免状を取得するカリキュラムが組まれていました。 |
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散髪屋は乗っていません−散髪は実習生同士で行います。入港が近づくと散髪が盛んになりますが、スキンヘッドや帆船乗りに相応しくない奇抜なカットにすると重刑「上陸禁止処分」が下されるため、お互いに真剣です。 |