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喫水(ドラフト)![]() |
船が水につかっている部分を表すのが喫水(ドラフト)です。単位にはメートルまたはフィートが使われます。 | 喫水をオーバーすると罰せられるだけではなく、復元性が損なわれるため危険です。 |
ノットとマイル![]() |
船の距離単位には<マイル>または<海里>を使用します。1マイル(海里)は1852メートルです。また速力の単位には<ノット>が使われ、1ノットは1時間に1マイル進むスピードです。 | アメリカの自動車で使われる陸マイルは約1.6キロメートルで、海で使われるマイルと異なります。 |
アヘッドとアスターン![]() |
前へ進むことを<アヘッド>、後ろへ進むことを<アスターン>と言います。 | 船の速力指示はFull、Half、Slow、Dead Slowの4段階です。全速で航行する場合には船長より「フル(Full)アヘッド」のオーダが発令されます。なお、艦船ではさらに細かく速度調整が行われます。 |
スターボードとポート![]() |
右側を<スターボード>、左側を<ポート>と呼びます。 | 商船の操舵号令は国際条約で決められており、右舵10度をとる場合のオーダは「スターボード10(テン)」です。海上自衛隊では右転する場合は<おもかじ>、左転時には<とりかじ>が使われます。 |
“おもて”と“とも”![]() |
船の前側を<おもて>、後ろ側を<とも>といいます。 | 英語では前側を<フォワード>、後ろ側を<アフターワード>といいます。通常、船橋を中心として“おもて”と“とも”を使い分けます。 |
パイロット![]() |
飛行機では操縦士のことを指しますが、船では水先案内人のことを<パイロット>と呼びます。世界中の港にはその港を知り尽くした水先案内人が待機しており、寄港船に乗船して入港の補佐を務めます。特別なきまりがある港は、水先案内人なしで入港できないところもあります。なお、ドック入渠作業専属の水先案内人は<ドックマスター>と呼ばれます。 | パイロットだけでなくスチュワーデス、スターボード、ノットなど、飛行機言葉の多くは船に由来しています。 |
| トン | 船の大きさを表す単位はご存じのとおり<トン>です。その昔、船の大きさを樽がいくつ入るかによって決めており、樽をたたくと「トン!」と音がするために単位として使われ始めたのが由来です。 | 現在この<トン>にはたくさんの種類があり、軍艦で使われる船の重さを表す「排水トン数」、荷物がどれだけ積めるかを表す「載貨重量トン数」、船の容積を表す「総トン数」などがあります。 |
| バラスト | 船は姿勢安定を保つために一定のおもりが必要で、これを<バラスト>と呼んでいます。バラストには取り扱いのしやすい海水が用いられ、専用タンクを備えているのが一般的です。 | 帆船では鉛や石のバラストが船底に敷き詰められています。 |
密航者(ストウアウェイ)![]() |
アフリカや南米では亡命のために密航者が乗り込むことがあります。停泊中や出港後、厳重に船内巡視を行うのですが現在でも密航者は後を絶ちません。 | 密航者は身分証明書を所持していないことが多く、寄港地で安易に下船させることができません。仕方なく密航者を数ヶ月に渡り船内で飼った、いや保護した例もききます。 |
船の燃費![]() |
全速で走った場合、自動車専用船で1日に約40トン、大型タンカーでは約80トンの重油を消費します。 | 重油(C重油)1トンは約120ドルですので、小型の自動車船でさえ1日4,800ドル(約560,000円)もの燃料代がかかります。船の燃費は一般的に、単位時間および馬力あたりの燃料消費量(例:118.0 g/hr-hp)で表示されます。 |
| 船の誕生 | 船の基礎である竜骨<キール>が造船所の船台に置かれたときが建造開始です。船体がある程度完成すると進水式が行われ海上へ浮かべられます。そして進水後、居住区や船上機器などの備え付け(これを艤装といいます)が行われて完成し、公試運転を経て注文どおりの性能が発揮されたことを確認後、オーナーへ引き渡され処女航海へ出かけます。ところで船の誕生日はこの引き渡し時を指すことが多いのですが進水時を誕生日とすることもあります。写真は三菱重工業神戸造船所における商船三井客船の豪華クルーズ客船<にっぽん丸>の進水式です。![]() |
信じられないかも知れませんが進水時に横転、転覆する不幸な船もあります。そのため進水時の僅か数秒間には<進水保険>がかけられており、これは世界で一番短い保険といわれています。 |
| 船の墓場 | 船の一生は約30年、生涯を終えると自動車と同様に解体されます。以前は日本国内で廃船されていましたが現在はコスト安な発展途上国へシフトしています。通常これらの解体場は砂浜沿いに位置しており、満潮時を利用して廃船を全速力で座礁させ、干潮時を見計らって解体します。いわばこの座礁が船の最期となります。レーダやポンプなど再利用可能な中古機器は解体後、インターネットを用いて販売されているようです。写真はインドの砂浜で解体される大型船です。![]() |
広く親しまれた名門客船は極めて長期間使われることもあります。 昭和50年(1975年)の沖縄海洋博覧会で使用された人工島<アクアポリス>も平成12年(2000年)秋、海外で解体されました。 |
| マル・シップ | 知ってのとおり日本の船は「日本丸」や「富士丸」など、語尾に「丸」が付いたものが主流です。そのため、外国人は日本の船を<マル・シップ>と呼びます。別に法律で定められてるわけではありませんが、日本船籍船には現在も「丸」が付けられるものが多いようです。 | 船会社によっては外国籍船には「丸」を付けずに区別しているところもあります。 日本では制度上の分別で<マル・シップ>という言葉が使われますが、左記説明の<マル・シップ>とは異なります。 |