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clear.gif (820 バイト) ここでは世界の船、そして港をぶらぶら徘徊して見つけた貴重なワンシーン、そして皆様から寄せられた写真を紹介しましょう(3/11ページ)。
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二等航海士のチャートワーク
海図(チャート)へのコースライン記入や航海計画は二等航海士もしくは三等航海士の担当です。海図は何度も繰り返して使うため、停泊中に入港時のコースラインを消し、次の目的地までのコースラインを新たに引かなければなりません。停泊時間が短い港のチャートワークは、航海士泣かせの仕事のひとつです。
居眠り防止装置
写真は航海中、当直者の異常を早期に知らせるデッドマンアラーム、BNWAS(Bridge Navigation Watch Alarm System/航海当直警報システム)です。といっても実はタダの居眠り防止装置。使い方はいたって簡単、船長が設定した間隔毎(例えば15分)に当直航海士が確認ボタンを押すだけ、居眠り等で押し忘れると船長室に警報が鳴る仕掛けです。大洋航海中、海域によっては1週間ものあいだ全く船とすれ違わないことがありますが、のんびり旅情に浸っていると船長室のアラームで我顧みるかも。
イカサマしないでね
船の燃料は着岸中、陸上施設より補給することもできますが、近年、シンガポールなどの諸経費の安い国で錨を下ろし、小型タンカー<バンカーバージ>を接舷させて洋上補給する形式が一般的です。このバンカーバージがくせ者で補給量をごまかすことが日常茶飯事です。そこで時折、船会社は第三者機関である検量会社(サーベイヤーと呼びます)を手配し、関係者立ち会いのもと正しい量が積み込まれているかどうか調査させています。写真は補給前、どのくらいの量がバンカーバージに積み込まれているか調査している様子です。
これだけ振り廻ります
錨(アンカー)を下ろしている船は風や潮流の影響で錨を中心に振り廻ります。だいたい水深の6倍程度のチェーンを伸ばして錨を打つため、半径150メートル程度の範囲を移動すると考えて良いでしょう。写真は錨泊中、GPSプロッター上に残された船の軌跡です。目盛り1マス約90メートルで画面中心が錨の位置、その周囲の黒い線が船の軌跡です。なお、風や潮流が一定方向から継続している場合、船は錨を軸に8の字を描きながら振り子運動を繰り返します。
運河にむかって「ぶりッ!」
スエズ運河を航行中、周りをキョロキョロ気にしながら彷徨うエジプト軍兵士を発見。「まさか船からは見えないだろう...」と判断したのか、おもむろに運河へケツを向け、用を足しはじめました。しかし迷彩服を着ていてもバッチリ目立っているその姿に乗組員一同高笑い。4度の中東戦争になおも負けないエジプト軍兵士の度胸の高さを実感した(?)出来事でした。
長旅を終えて
長旅を終え、いよいよ係船索が送られます。大型船の係船作業は一歩間違えると最悪、人身事故や岸壁損傷につながるため、慎重に行います。入出港時には、すべての乗組員が決められた部署に就いて総員で離着岸作業を行います。通常、船長が水先人とともに船橋で指揮し、三等航海士がそれを補佐します。また一等航海士は船首につき(写真)、船尾には二等航海士が配置されます。
ハイテクぎっしりの船橋
現在の最先端船は飛行機に勝るとも劣らない、ハイテクの塊です。船橋といえば大きな木製の舵輪を想像しますが、30年以上前に姿を消し、現在の船はスイッチひとつで針路が変わるほどコンピュータ化されています。写真はAnschutz、RACAL-DECCA、Simradなど、欧州の名だたるメーカーの最新航海計器がそろった、台湾のコンテナ船です。
水先人(パイロット)乗船
大洋航海を終えて港内や湾内などの狭い海域に入るとき、その地域のルールや港湾事情に精通した水先人(パイロット)が乗船し、水先案内を行うこともあります。帆船時代には水先人が乗り込んだボートが先導し、水先案内を行うこともありましたが、現在この形式は用いられていません。安全上、かならず水先人を乗船させなかればならない地域のことを、強制水先区と言います。水先人は操船についての広い知識と経験が必要なことから、日本の法律では総トン数3,000トン以上の船で3年以上の船長を経験し、かつ国家試験に合格しなければなりません。
けっこう重い係船索
船から展張された係船索は、専門の業者によって岸壁上のビットまたはフックに掛けられます。水を含んだ係船索は思いのほか重いため、写真のように自動車で引き上げられることもあります。大型タンカーではより重たいワイヤーが用いられるため、専用のウィンチで確実に巻き上げます。
うっかりしていると轢かれます
ここはあるコンテナターミナル。ゲートまでの交通手段は定期バスまたは徒歩ですが、いつ来るかわからない定期(?)バスをあてにする乗組員は少数で、皆黙々と歩道を歩きます。因みに歩道は写真の白線と赤線の間ですが、至近を大型トランスファークレーンのタイヤが通るため、スリル満点です。なお危険防止のため、自転車の使用は禁止されています。
ヘリコプタで水先人登場
オーストラリアや南アフリカなど、比較的入出港船が少ない地域では、ヘリコプタで水先人(パイロット)が乗船します。専用ヘリポートを備えていない船では写真のようにホバリング状態で船へ降下するため、緊張が走ります。なお、欧州では波高が大きくボートによる乗下船が困難な場合、ヘリコプタが用いられることもあります。

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