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船長は舵を握りません 映画やマンガ、ゲームの世界で“船長”といえば大きな舵輪を回すシーンが定番となっています。しかし現在の大型船で船長が航海中、舵輪(操舵装置)に直接触れることはまずありません。通常、船の最高責任者である船長は当直員に対し、様々な号令をかけて船を動かします(これを操船といいます)。舵を操作する号令のことを特に<操舵号令>といい、実際に舵輪を回して舵取り操作を行うのは船長でなければ航海士でもなく、操舵手(英名:Quarter MasterまたはAble Seaman)です。また大洋航海中は必要に応じて当直航海士が操舵号令を行い、特別な事情がないかぎり船長は船橋を離れます。写真では、奥で帽子をかぶった人が船長(予定針路を確認中)、向かって左側が当直航海士(見張り中)、そして手前で舵輪を握っているのが操舵手です。 |
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| 消されたイスラエル アラブ人が乗り組む、とある船に掲げられた何気ない地図。よ〜く見ると「ISRAEL(イスラエル)」の文字が黒塗りされており、その脇には「PALSTENE(パレスチナ)」の殴り書きが。オスマン帝国の衰退とともに19世紀末より活発化した、ユダヤ教徒(ユダヤ人)を独自の民族とみなしてユダヤ教の聖地でもあるパレスチナに新国家を作るという<シオニズム運動>。そして第2次大戦後、米英のバックアップのもとでイスラエルが建国されました。しかしイスラエル建国と共に故郷を失うパレスチナ人難民が発生し、イスラエルとパレスチナの確執はこの1枚の地図が物語るように、現在も続きます。 |
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電子チェックリスト 大型航空機にはエンジンをはじめ各機器の状態を集中監視するシステムとして「EICAS(アイキャス)/Engine Indication and Crew Alerting System」という集中警報装置が備わります。自動車のメーターナセルに収まるワーニングランプを高度化したようなものです。航空業界ではこのEICASと連携し、飛行前の準備や各種チェックを電子的に確認するシステムとして「エレクトロニック・チェックリスト」の導入が進んでいます。従来は紙に書かれたチェックリストを使用し、都度それを読み上げることでチェックしていましたが、この新システムはタッチパネル上のチェックリストをタッチすることで飛行前の安全確認を行えます。さらに電子チェックリストの利点を活かし、単にチェックリストを表示するだけではなく、各スイッチが正しい位置にあれば自動的にチェック済みマークを付けてくれます。よってシステム上でチェックできるものであれば、いちいちスイッチを操作しなくとも正しくセットされているかどうかが一目でわかるという、ヒューマンエラーの可能性を軽減する先進の安全システムです。さらに不具合やトラブル発生時にはメッセージとともに対処方法がチェックリスト形式で表示され、指示に従って操作することで安全に処置を行うことができるのも特徴です。写真はノルウェー船社の最新鋭船に備えられた「エレクトロニック・チェックリスト」です(写真は機器の一部)。船舶の世界でも欧州を中心に、航空機並みの安全装置の採用が進められています。 |
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| 空母のような大型自動車船 写真は造船所で続々建造される艤装中の自動車専用船で、ともに6,000台もの乗用車を一度に運搬することができる世界最大級。効率よく自動車を船積みするため船体はできるかぎり直方体に近付けてデザインされていることから、離れて眺めるとその容姿はまるで空母のようです。内部は10〜13階建ての立体パーキングのようになっており一部デッキが可動式(高さを変えられる)のため、自動車だけではなくショベルカーや列車、果てはヘリコプタやヨットまで運べます。 |
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モスクのある船 イラク人船長をはじめエジプト人、ヨルダン人が乗り組むこの船にはモスク(イスラム教の礼拝堂)があります。ここでイスラム教の信仰<五行六信(ごぎょうろくしん)>のひとつである1日5回の礼拝を行います。メッカの聖殿<カーバ>の方向をイスラムコンパスで確認し「唯一の神、アッラー。ムハンマドはその使徒なり」と唱えたのち礼拝します。以下の礼拝手順に従い、あなたも挑戦! <礼拝の手順>
以上、結構複雑です。良い運動になるかも。
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| 船舶自動識別装置とは 2002年7月に発効したIMO(国際海事機関)の新しいSOLAS条約(海上人命安全条約)で船に「船舶自動識別装置(AIS/Automatic Identification System)」の設置が義務づけられました。AISは船の識別コードや位置、針路情報などを無線によって船舶間および船陸間で相互に情報交換できるシステムで、船舶の衝突防止や運航管理に高い効果を発揮するものとして導入されました。AISのルーツは1990年代、ヨーロッパで発達していた海上交通情報センター(VTS/Vessel Traffic Service)の補助機器として開発されたもので、デジタルVHF無線機の70チャンネルを利用したデータ通信技術がベースとなっています。その有用性が諸外国で高い評価を受け、世界標準となりました。 AISで送受信されるデータには<静的情報>として船名・呼出符号・IMO番号・ MMSI(海上移動局識別)番号・船の大きさ・船の種類があり、<動的情報>には船の位置・速力・針路・回頭角速度、さらに<航海情報>として喫水・積載危険物の種類・目的地・予定到着時間があります。最新のシステムでは、写真のように電子海図やレーダ上に各種情報を表示させることができ、また世界各地の海上保安庁や海上交通情報センターが発信する航海情報を画面上に映し出すことも可能です。なお<静的情報>と<航海情報>は6分毎、<動的情報>は2秒〜12秒(錨泊中は3分)の間隔でリアルタイムに自動通信されます。 しかし一見万能なシステムですが漁船など、漁場を秘匿するため他船に居場所を知られたくない場合には、電源を切ると簡単に無効にできるという弱点も指摘されています。 |
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海賊さながら?のセイラー 「海賊」と言えばよくドクロマークの旗に黒ひげ、義足をイメージされます。写真のように黒ひげを生やしたちょっと強面な風貌が相応しいのかもしれません。しかし現在の海賊は自動小銃を構えた武装集団さながらの出で立ちで、むしろ黒ひげをしたような茶目っ気のある海賊は現在の船乗り達にとって、慕わしい存在でしょう。写真の人物はもちろん海賊ではなく、セイラー(甲板手)です...。 |
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| まさしくグラス・ブリッジ 航空機のコックピットで多数の従来型計器をエレクトロニクス化し、数枚のディスプレイで表示する新世代方式のことを「グラス・コックピット」と言います。写真は電子計器、電子海図、航法指令装置、レーダ、電子チェックリストなどの液晶ディスプレイが整然と並ぶ最新鋭船の船橋=ナビゲーション・ブリッジ。グラス・コックピットに倣って「グラス・ブリッジ」とでも言いましょうか。 |
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ショック療法もあります 写真のような電気ショックを利用して不整脈を正常な心拍リズムに戻す医療機器「持ち運び式自動除細動装置(AED/Automated External Defibrillator)」を常備している船もあります。国によってはAEDを空港や公共施設に備えているようですが、日本では専門知識を持った人のみ使用が許可されています。主に心臓発作時の応急処置として使われますが、使い方を誤ると逆効果かも? |
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