「アイツはイナカモンだからほっとけ!」−あるフィリピン人乗組員が、地方出身のフィリピン人機関士から仕事を命じられたときの拒否ことば。類似文句として「アイツは背が低いから...」や「アイツは○○教徒だから...」があります。フィリピン人はよく、容姿や出身で大人げないケンカをします。時には大喧嘩になることもザラで差別心はアジアでもトップクラスといわれています。日本では当たり前の基本的人権が保証されているのは先進諸国だけかも。まあ、日本とくらべて陰でコソコソ悪口を言うことが少ないのは長所かな。
(解説)白人支配(スペインとアメリカ)の長かったフィリピンでは、男女を問わず肌の色が白いほど自慢できるそうです。ちなみに船の乗組員も極度に日焼けを嫌うため、炎天下で甲板作業がある場合にはクソ暑いのにも関わらず、全身着込んで日焼け防止に万全を期します。そんな彼らに理解できないのが日本の日焼けサロン。日本では敬遠される色白男性もフィリピンではスターかも!?。蛇足ですがフィリピンでは「小太り=飽食=お金持ち」とのこと、小太りで色白な人は風俗街で(のみで!?)引っ張りだこだそうです。
(解説)フィリピンでは裏切りが日常茶飯事で、十数年間親友の仲であってもある日突然、裏切り行為が行われるそうです。他人を信用しない社会と言うことで私設ガードマンが引っ張りだこ、また信用社会の日本では簡単に作れるクレジットカードも、この国ではなかなか所持できないステータスシンボルです(因みに高給取りのフィリピン人船員ですが期間雇用で収入が不安定のため、クレジットカードを所持できません)。また有名店の新品でさえ付属品などがこっそり劣悪品に交換してあることもザラで、購入前に中味を確認するのはショッピングの日常作業(?)です。そういえばモノの貸し借りもルーズで、いつしか貸したCDが「又貸しの又貸しの又貸し」でなかなか返ってこなかったこともあったなあ〜。もちろん答えは「I don't know〜!」。日本の円借款もアブナイのでは!?。
(解説)フィリピン人は男女を問わず、自分たちのルックスには相当自信を持っています。日本には経済力で負けているけど、少なくとも日本人よりは美男美女であるという意識が強いようです。フィリピン人に「フィリピン人に似ているね」と言われたら、それは褒め言葉かもしれません。
(解説)年中太陽が照り続き、年間平均気温が25度をこえるフィリピンは「太陽の国」とさえ言われます。そんな熱帯地域に住むフィリピン人が寒さに弱いことは想像できますが、実は暑さにもめっぽう弱いのです。ちょっと暑いともうダメ、虫のように日陰に寄り添います。そして疲れたらすぐ座り込んじゃいます。
(解説)船員だけでなく期間雇用のフィリピン人出稼ぎ労働者は、契約終了時の評価が報酬金の明暗を分けるため、成績考課前にはカメレオンのように態度が変化します。またフィリピン人船員は契約を終了して本国に帰国すると、給料を消費する前に新たな職場(=船会社)を探して奔走しなければならないという、自転車操業的な宿命があります。その際、契約終了時の考課が悪いと前回の職場への復帰は困難で、探し回った挙げ句に慣れない会社(例えば違う船会社の船)に就かざる得ないという手痛いハンディを背負ってしまいます。そのため成績考課前は重要視されており、入港前には他人を蹴散らしながら自分をアピールする下船者が、華麗?なスタンドプレイを披露します(ズッこける人もいますが)。因みに契約終了直前のしたたかさは期間雇用のアメリカでも同じだそうで、契約更新間際には上司への社交辞令が増えるそうです。最近日本では、年功序列制度こそゴマスリ社会といわれて能力制の必要が問われますが、実は日本以上にゴマスリが必要な社会、それが契約社会なのです。
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