#11 セーレム救出作戦 “A Girl And Her Cat”

今日はクリスマス・イブ。
ヒルダは大の苦手としている従弟のモンティから電話を受けるが、即ゼルダに受話器を渡す。モンティはクリスマスのディナーをサブリナの家で、と電話をしてきたのだ。必死で「NO」という紙を出して暗に“断って!”と頼むヒルダをよそにゼルダは快諾。ヒルダに不満を言われてしまう。

ヒルダとゼルダがキッチンでホットソーダを飲んでいると(ヒルダは「そうだ!ソーダでも飲もう!」とつまらないギャグを言ってゼルダにバカにされる)、セーレムがアルコールが欲しいと言い出した。
ゼルダは「猫の肝臓じゃアルコールは分解できないからダメ」と言うのだが、セーレムは「飲まずにいられっかよ!1年で一番落ちこむ時期なのに」と不満げ。つまらなさそうにクリスマスソングを歌って、ヒルダとゼルダに「こっちの気分まで台無しにしないで」と怒られてしまう。
一方、ハーヴィーとデートのサブリナはゴキゲンで歌いながらお気に入りのセーターに着替えていた。
しかし、鏡で後姿をチェックした途端、穴があいているのを発見!クローゼットに入りこんだセーレムの仕業だとキッチンへ怒鳴り込む。しかし、セーレムは文句を言われても平然と「だったらその下に日記隠すなよ」と日記を盗み読みしたことまで暴露してしまい、サブリナをさらに怒らせてしまう。言い争いになるサブリナとセーレムだが、ゼルダが「いいかげんにしなさい、クリスマスなのに」といさめ、セーレムに謝るように言う。しかし、謝らないセーレムは図々しく「もう出かける」というサブリナに「頼みがある。俺も一緒に連れて行ってくんね〜かな」と言い、サブリナを更に怒らせてしまう。
サブリナは「冗談じゃないわよ!例えお金を貰ったって喋る猫連れてデートなんてお断り!」と怒鳴って着替えに戻ってしまう。ヒルダとゼルダも「あんたワガママ過ぎるわよ。謝りなさい」と言ってキッチンから出て行ってしまった。
全然悪いとも思っていないセーレムは、リビングに置いてあるサブリナのリュックに「勝手についてっちゃお」と忍び込むのだった。

魔法でハーヴィーへのクリスマスプレゼントを出したサブリナは、リュックの中のセーレムに まるで気付かずに待ち合わせ場所のピザハウスへ。
スポーツ雑誌を読みながら先に来て待っていたハーヴィーはサブリナにクリスマスプレゼントのチョーカーを渡す。サブリナはさっそくそれを身につけ、ハーヴィーにもプレゼント。しかし、リュックから出したプレゼントは包装紙がやぶけていてグチャグチャ。
サブリナは「うちの猫なんでもやぶいちゃうの」と謝ってハーヴィーにそれを渡すのだが、中身は手編みのマフラー。
ハーヴィーは喜んで「ありがとう!手編み?」と聞くのだが、サブリナは「・・・私が作ったの!(編んでないのでYesとは言えない(笑))」と返事をして「両方とも首にかけるものね」と笑ってみせる。
二人はクリスマスピザをカウンターに注文に行くのだが、その真上にはヤドリ木が飾ってある。ピザハウスの店員は「ヤドリ木の下の乙女にはキスする習慣があるだろう?キスしたら?」とハーヴィーにサブリナへのキスを促し、サブリナも期待でニコニコ顔。しかし、二人がキスしようとした瞬間・・・リュックから出てきたセーレムが部屋の隅のネズミを見つけて飛び出してしまった。辺りが騒がしくなって、ピザハウスの店員も「うちは動物お断りなんだよ。うちの店には二度と来ないでくれ」とサブリナを追い出してしまう。

ピザハウスの裏口から追い出されたサブリナはとうとう堪忍袋の尾が切れてしまう。「日記を読んだりデートをジャマしたりプライベートの侵害!」と怒るサブリナに、セーレムは相変わらず憎まれ口ばかりで謝りもしない。
そこにピザをテイクアウトにしたハーヴィーがやってきて怒るサブリナをなだめた。
しかし、サブリナが「帰るわよ!」とリュックを開けて差し出しても、“バカ猫”と言われて機嫌を損ねたセーレムは入ろうとしない。サブリナは「勝手にすれば」とセーレムを置き去りに帰ってしまった。

一方、家ではゼルダとヒルダがどっちがクリスマス・ディナーを作るかでもめている。結局去年「来年は作る」と約束してしまったヒルダが魔法でポンと食卓を大きなローストチキンや食べ物でいっぱいにして「マズイかもよ!」。
そこに、ベルが鳴り、モンティがドアから入ってきた。手には大きなトランクとお土産のプディング、ペットのヤモリ(名前はニュート)。ゼルダは「モンティの友達なら誰でも大歓迎」と言ってしまうのだが、モンティは「そいつは良かった!実はもう一人いるんだよ」とトランクを開ける。するとその中からは、オッソロしく身体の柔らかい女の子が出てきた。モンティは「逆タマを狙ってたけど、こいつに惚れたのが運の尽き」とアクロバットなみのストレッチをする女の子ルルを紹介。

そこにサブリナが帰宅。「セーレムをピザハウスの裏に置いてきた」と言うと、ゼルダが「セーレムは一人じゃ帰れない」と心配。
そしてセーレムは一人でピザハウスの裏のゴミ箱にいるのも飽きてしまい帰ろうとしているところ。しかし、ゴミ箱から飛び降りた瞬間、自転車に乗った少年に轢かれてしまった!舌たらずでしゃべる少年は「猫ちゃんゴメンね〜心配だからお家連れて帰ろう!」と気を失ったセーレムを連れて行ってしまった。

連れて帰られたセーレムはピンクの部屋着を着せられ“バッチー”と名前までつけられて、少年レックスのお医者さんごっこの相手をさせられていた。父親がそれを見つけて「お母さんは猫嫌いだから飼っちゃだめ」と注意するのだが、レックスは「クリスマスプレゼントいらないから」ととりあえず一晩内緒で飼うことを許してもらう。

一人になったセーレム「覚えていろよ、あのクソガキ!」とつぶやくが、部屋の隅の電話に気がつく。速攻 家に電話して、サブリナに「助けてくれ!誘拐されて女装させられてんだ!」とヘルプコール。セーレムは「白いドアにリースがかかった家だ」と言うのだが、そこでレックスに受話器を取り上げられてしまう。サブリナは「うちの猫いる?」と電話に出たレックスに聞くのだが、「もう僕の猫だ」と電話を切られてしまった。
サブリナ&セーレム「なんでこうなるわけ?!」

サブリナはさっそくゼルダとヒルダに「セーレムが誘拐された!」と報告。魔法で探し出そうと方法を聞くサブリナだが、ゼルダは「行方不明から24時間たたないとダメなの」と答える。サブリナは「一日も待てないわよ!」と落ちつかず、ゼルダとヒルダとともに まずは犯行現場であるピザハウスの裏口に行く事にした。
一方、モンティは両足が頭の上でからまってしまったルルと一緒にお留守番。
その頃、セーレムは見知らぬ家の窓辺でクリスマスソングを歌いながら、セーレムらしくもなく弱気な声をだしていた・・・。

とりあえず犯行現場のピザハウスの裏口に行った3人。手がかりが全く残されていなかったため、壁に張ってある“クーリオ”のポスターに聞いてみることにする。魔法でポスターから飛び出してきたクーリオは「どうなってんの?」と驚きながらも、セーレムが自転車に轢かれて連れて行かれ、その自転車には「レックス」というネームプレートがついていたと報告。
そしてクーリオは「コンサート見に来てよ!俺はポスターだからチケットはプレイガイドをあたって!」とポスターの中に戻って行ってしまった。

必死に白い家にリースのついた家を訪ねて回る3人だが、該当する家は見つからない・・・。
セーレムは一人、レックスの部屋で「こういう時OO7ならどうするんだろうな〜、しかも猫にされてたら・・・」と案を巡らしていた。そして、ドアにかかってるおもちゃ入れの網を発見!レックスが部屋に戻って来たのを狙って網を落としてレックスを捕獲。そしてその隙に部屋から飛び出したセーレムだが・・・・・作戦失敗!部屋の外にいた父親につかまってしまった。
そこにサブリナが訪ねて来た。
レックスがドアを開け、「猫なんて知らない」と追い返そうとするのだが、サブリナはレックスが“舌たらず”にしゃべることで「あんた名前は?」と食い下がる。その時母親がレックスの名前を呼びながら玄関に現れた。
サブリナは「猫を返して」というのだが、何も知らない母親はサブリナを冷たく追い返してしまった。

家に帰ったサブリナは「私のせいだ!魔法使いがこんなにいるのに何も出来ないわけ?!」とうろうろと歩き回り落ちつかない。あの手この手と考えるのだが、ゼルダに「レックスに見つかったらどうするの」と反対されてしまう。
そしてサブリナが考えた方法・・・。
レックスがベッドに入った頃、サブリナは自分の家のクローゼットからレックスの部屋のクローゼットにワープ。サンタクロースの格好をして現れた。サブリナは袋から「フライ返し」「ニール・ダイヤモンドのベスト盤」などどうでもよさそうなものをサンタからのクリスマスプレゼントと言って手渡し、その袋にセーレムを入れてとっとと帰ってしまった。
取り残されたレックスはフライ返しを握り締め、母親に泣きつく・・・。

家に戻ったサブリナはセーレムを抱きかかえ「作戦成功!」とリビングに連れて行く。
セーレムも「あのまま帰れなかったらどうしようかと思ったよ。やっぱりクリスマスは家族と過ごすのが一番だな!」とご満悦。
全員でセーレムの帰還を喜び、クリスマスキャロルを歌う5人+1匹・・・。

歌い終わったセーレムはサブリナに「2階に行こう、プレゼントがあるんだ」と囁いた。
部屋に戻ったサブリナはさっそく「プレゼント、どこにあるの?」と聞く。
セーレム「プレゼントっていうより・・・約束っていうか・・・」
サブリナ「じゃ、ないの!?」
セーレム「ま、最後まで聞きなって。おまえさんのプライバシーを侵害しないって約束するよ」
サブリナ「もうずっと?」
セーレム「いやいや ま、一週間くらい」
サブリナ「それだけ?」
セーレム「じゃ、10日やろう。それが限度だかんな!」

一方、リビングではモンティがピアノの上でストレッチをするルルの足の指に指輪をはめてプロポーズ。ルルは喜んでOKし、お返しのプレゼントをモンティに手渡す。・・・中身は純金のシガレットケースでモンティは「君金もないのによくこんなもの買えたなぁ」と驚くのだが、ルルは「知らなかった?うちお金持ちなの」とピアノから飛び降りる。もともと逆タマ志望だったモンティは「今年のクリスマスは最高だ!」とルルを抱き上げ、リビングの全員と乾杯・・・「メリー・クリスマス!」

翌朝、セーレムがたくさんのクリスマス用の包装紙の上でそれを破いて喜んで遊んでいる。サブリナとヒルダ、ゼルダもホッとした様子でそんなセーレムを見守る。
一方、レックスといえば、まだいなくなった猫のことでふくれながら、サブリナが渡したフライ返しを握り締めていた。慰める両親は「どういうセンス?!」とフライ返しとニール・ダイヤモンドのCDを不思議がるのだった・・・。


[ 出演 ]
サブリナ ゼルダ ヒルダ セーレム ハービー クーリオ(坂東尚樹) モンティ(梅津秀行) レックス(こおろぎさとみ) ジョー(牛山茂) メアリー(速水圭) ルル(佐藤しのぶ)