#14 鏡の国のサブリナ ““Sabrina Through The Looking Glass””

サブリナはヒルダとゼルダと一緒に怪しげなヨガのストレッチをしている。苦しくてギブアップしたサブリナとヒルダだが、ラクチンな瞑想はいっしょにする事に。座禅を組み、「アゥ〜〜〜」と唱えながら頭を空っぽにしようとする3人だが、サブリナはそのまま宙に浮かび、どんどん上がって行って頭を天井にぶつけてしまう・・・「安全なスポーツって言ったじゃない!」

額にイボが!!!サブリナが学校に行こうと急いで準備をしていたら、おでこに何かを感じる・・・急いで鏡を見ると額に大きなイボが!!「キャア〜〜〜〜〜!!!」
慌てて下に降りたサブリナはヒルダとゼルダに「信じられない!見て!」とおでこを指差す。しかし、二人は動じることもなく笑顔で「初めての魔女のイボね。ストレスが原因だから気分が落ち着けば治るわよ」と教える。「落ちついて・・・」と自分で念じるサブリナだが、効き目無し。今日は生物の授業で、ハーヴィーと熱帯雨林の研究発表・・・「こんなんじゃ恥ずかしくって学校に行けない!」とわめくサブリナに閉口したヒルダは「私なんて鼻の頭に10年だったのよ!おでこなら帽子で隠せるからいいじゃない!」と魔法でポンッとサブリナの頭に帽子をかぶせた。それは野球チーム「オーリオールズORIOLES」のロゴが入った野球帽。ヒルダはオーリオールズの選手ブレ−リー・アンダーソンのファンなのだ。モミアゲのセクシーな彼にセーレムも納得!
サブリナは「こんなの髪の薄くなったオジサンみたい!」と文句ばっかり!渋々と「サイコーよ!サイコー!!(Great!Great!!)」と皮肉っぽく愚痴りながら学校へと向かうのだった。

学校に着いたサブリナだが、いきなりロッカーのカギが壊れて開かない・・・「サイコーよ!まったくサイコー!!」とまたもイライラと叫ぶサブリナだったが、その時ジェニーが「相談があるの」と話しかけてきた。けれど、研究発表を控えて自分のことで精一杯のサブリナは「ランチの時でいい?」と一方的に言って去ってしまう。
発表の打ち合わせの為、図書室でハーヴィーと待ち合わせていたサブリナは、いきなり帽子のことを指摘される。「オーリオールズのファンだったの?ちょっとかぶらせて」と帽子に手をかけようとするハーヴィーを慌てて止め、話を発表のことにそらす。サブリナはこの発表にそなえて「“熱帯雨林が完全な自立型の生態系であることを表す”バイオボール」なるもの(熱帯雨林の模型)を作ったのだが、今朝イボを発見したショックのあまりバイオボールを落っことしたためメチャクチャに。プラスティックで密封されているので、魔法も効かずなおせない・・・ハーヴィーは、そのプラスチックの丸いケースを手に取り「土しかないじゃん」と言ってしまいサブリナをさらに不機嫌にしてしまう。その上、ハーヴィーが「僕も考えてきたんだ」と取り出したのは・・・猿のぬいぐるみ。「これ絶対ウケるって!クモザルの最後の生き残り・・・モンちゃん!」と嬉しそうに紹介、絶滅の悲劇をモンちゃんに語らせて説得力を持たせようという案を出すハーヴィーだが、サブリナは「子どもにはウケそう・・・でも高校生にはね・・・」と首を振り「やっぱりバイオボールでいこう」と提案。しかし、「ただの金魚鉢じゃん」と言われてしまいサブリナご立腹!

ハーヴィーとスポークスモンキー「モンちゃん」そして、生物の授業が始まり、いよいよ発表。サブリナはグチャグチャのバイオボールを皆に見せて発表をし、「バカみたい」と呟いてしまう。そして、ハーヴィーが後を続けようとするのだが、取りだしたるはスポークスモンキーの“モンちゃん”!
サブリナは呆れた顔で「恥ずかしいからやめてよ!」というのだが、プール先生がモンちゃんを気に入ったらしく、ハーヴィーは発表を長々と続ける事に。そして、モンちゃんの演説が終わり、プール先生だけが「感動的だよ!実にクリエイティブだ!」と叫び質問を呼びかけるのだが、リビーだけが「は〜い!弟の誕生パーティーに来てくれない?」とバカにしたように言い終業ベルが。
サブリナは教室を出て「あんなに恥ずかしい思いをしたのは生まれて初めて!皆の笑い者よ!もうサイコー!」とハーヴィーを責めた。ハーヴィーはモンちゃんを使ってサブリナの機嫌をとろうとするのだが、サブリナは「甘いものでも食べたくなった!一人にして」とハーヴィーを置き去りに。

すっかり機嫌を悪くしたサブリナはランチもチョコプリンばっかり3つとって一人で本を読んでいた。そこにジェニーが現れ、今朝の相談話をもう一度切り出した。ジェニーは自分の存在感が最近薄くなっている、と心配し髪を切ってイメージチェンジをしようかどうか迷っているのだ。本気でジェニーの話を聞く気分になれないサブリナは、そう思った発端について長々と話し始めるジェニーの声を魔法で自分には聞こえないようにし、聞いてるフリをしてうなずいてみせる。
すると、リビーは現れて横やりを入れてきた。サブリナに「もし熱帯雨林があんたの言うように破壊されてるんなら、こんな帽子かぶってる場合!?」と意地悪っぽく言ってサブリナの帽子を取り上げるリビーだが、おでこのイボを見てビックリ!
サブリナは慌ててカフェテリアを飛び出し、外に向かって「ブリザード!」と指さして大雪にする。そして、「イボかくしの帽子忘れたわよ!」と追ってきたリビーに向かって「イボを見たらヤギになるのよ!」と叫びリビーをヤギにしてしまう。
そしてカギの壊れたロッカーをぶち壊して上着を取りだし家に帰るのだった!

家に着いたサブリナは、さっそくゼルダにやつあたり。やさしく事情を聞くゼルダに「私は魔女で、人間でもあるし、それに高校生で女の子でしょ?一人四役!こんなのもうウンザリ!」と言い捨てて2階にあがってしまう。
そしてサブリナの部屋の前ではヒルダが「ブレ−リー・アンダーソンのカードを見つけた」と嬉しそうに報告。しかし、サブリナは「そんなの興味ないもん!」と冷たくあしらい、「機嫌が悪いならフラン(カスタードでできた甘〜いお菓子)を食べましょ」という誘いも断ってしまう。

自分の部屋に戻ったサブリナは、部屋の姿見に向かって愚痴りはじめる。すると、鏡に映ったサブリナが勝手に話し始めた。自分の気持ちをわかってくれるもう一人の自分に、「私は一人になりたいのに皆して元気付けようとするのよ。放っといて欲しいよね」と話しかけるのだが、鏡の向こうサブリナが「じゃ、こっち来れば?邪魔されないわよ」とアッチの世界に誘ってきた。
サブリナはよろこんで鏡を通り抜け、全部逆さまの世界にはしゃぎだす。
「とっても落ちつける・・・ココ最高!」とベッドに寝転がってくつろぎはじめるのサブリナ。
そして、心配したヒルダ、ゼルダ、セーレムはサブリナの部屋を訪れるのだが、姿見に嵐のような雲が映っていたため、サブリナが鏡の向こうに行ってしまったことを悟る。
なんとかできないかと考える二人だが、「サブリナが自分で機嫌を直さなきゃどうすることもできないわよ」とゼルダが冷静に言って結局放っておくことに。

一晩ぐっすり眠ったサブリナは、ストレスも消えてイボも消えてたことでご機嫌。シワだらけの服を魔法でパッと着替えて「私学校に行かなきゃ!いろいろアリガトウ」と鏡の向こうのサブリナに言って帰ろうとするのだが・・・簡単に入って来れたはずの鏡の向こうに戻れない!鏡の向こうのサブリナは「一人になりたいんでしょ!?」と笑って消えてしまうのだった・・・。
困ってしまったサブリナは逆さまの世界の部屋から出ていこうとドアノブを引っ張るのだがビクともしない。
しかし「誰か助けてよ!」と叫んだその時、ヒルダお気に入りの野球選手ブレ−リー・アンダーソンがサブリナの部屋に現れた!事情を知っているらしいブレ−リーは「皆がうるさかった原因は皆にあるのかな?自分にはなかった?」と質問。最初は「私のせいじゃない。ストレスのせいよ!」と反論していたサブリナだが、ブレ−リーは「俺もたまってるよ。ビッグゲーム、プレッシャー、観客・・・生きてる以上ストレスはつきものだ。だから感情に振りまわされないようにうまくコントロールしないと」と説得すると、渋々ながらも皆に謝りに行く事に。
すると、何故か開かなかったはずのドアもブレ−リーがいとも簡単に開けてしまった。

まずは1階に降りて昨日当り散らしたゼルダに謝ろうとするサブリナ。しかし、鏡の向こうのゼルダはイライラとワープロに向かっており、サブリナが話しかけても相手にしない。セーレムもヒルダもいつもと全然違ってイライラしており、サブリナも何も出来ない。
そして学校に着いたサブリナは帽子を目深にかぶったジェニーに話しかけられる。「ゴメン、昨日はちゃんと話聞いてなかったの。今日はちゃんと聞くから!」と謝るサブリナだったが、ジェニーは「もう遅い!」と帽子を取ってショートカットにした自分の髪を見せた。・・・それが全然似合ってない為おどろくサブリナに、ジェニーは「友達なら止めてくれたはずよ。あんたとはもう口きかない!」とかなり怒っている。サブリナはなんとか許してもらおうと、「見方を変えればステキよ。それに・・・“髪は伸びる!”」と元気に笑いかけ、“髪は伸びる!”を合い言葉にジェニーもなんとか機嫌を直す。

次は図書館で本を読んでいるハーヴィーに明るく話しかけるサブリナ。ハーヴィーは「ダメだよ、来ないで!誰かに見られたらどうするの?君に恥かかせちゃったから・・・」とかなり昨日の事を気にしている。しかも、モンちゃんと“ケンカ”したらしくモンちゃんはボコボコに殴られて図書室の床に放り投げてあった。サブリナはモンちゃんを拾ってハーヴィーに差し出し、腹話術っぽく「サブリナが昨日はゴメンネって!」としゃべってみせる。
ハーヴィーは「やっぱりカワイイよ、こいつ」とモンちゃんを見つめ、笑顔になってめでたしめでたし。
すると、図書室の真中にヤギが現れ、学生のレポートを奪って食べ出した。サブリナはそれが昨日魔法で変身させてしまったリビーと気付きあわてて誰も入っていないトイレに引っ張っていった。
そして、「魔法を解いた後じゃ心から言えないから今言っとくけど、ゴメンネ・・・昨日は機嫌が悪かったの。だからってヤギはないよね・・・」と謝り、リビーを元に戻した。元に戻ったりビーは全然ヤギになっていた間の記憶がないみたい・・・しかし、トイレで手を洗った後、自然と手を拭いた紙ティッシュを口に運んでしまう・・・。

ブレ−リーにサインを貰ってプール先生大喜び!サブリナがトイレから出ると、そこにはブレ−リー・アンダーソンがいた。サブリナは「もう全部解決したわよ」と得意げに言うのだが、ブレ−リーは「まだ解決していない。不機嫌は伝染するから学校中が落ちこんでるよ」とひとまずプール先生に会いに行かせる。プール先生は昨日の大雪で車が動かなかったため家に帰れず、しかも学校の暖房が止められて一晩中凍えていたのだ。そしてサブリナは「これ見て元気出して!」とブレ−リー・アンダーソンを招き入れ、オリオールズの大ファンのプール先生は大感激!さっそく理科室の脳みその模型にサインを頼むプール先生を見てサブリナも安心。

超特大フラン!そして、サブリナは学校全体に蔓延した「不機嫌」を直すため校内放送を。
「昨日は私の不機嫌が皆にも伝染しちゃったみたいでゴメンナサイ。カフェテリアにお詫びの品を用意しました。早いもの勝ちだから皆急いで!」
そして、人間の高さほどもある超特大“フラン(ヒルダ大好物のプリンみたいなお菓子)”を皆で食べてハッピーになるのだった。

家に帰ったサブリナは、まだイライラしてるゼルダにカフェテリアから持ってきたフランをお裾分け。最初は冷たかったゼルダだが、フランを見た途端に上機嫌。それにつられてセーレムとヒルダもやってきた。
サブリナ「フランの魅力には誰も勝てない!」

これですべて解決!サブリナは「さぁ、家に帰ろう!」と鏡の世界の自分の部屋に駆け上った。するとそこには またブレ−リー・アンダーソンが。サヨナラを言いに来たブレ−リーは「忘れないで。人生はチームプレーだ」とサブリナに言い、鏡の向こうの本来の世界へと送り返してくれた。
あとに残ったブレ−リーは「“人生はチームプレイ”・・・くっさいセリフだなぁ〜〜」

本来の世界に戻ったサブリナは上機嫌でリビングへ。ヒルダとゼルダは「不機嫌が治ったのね」と笑顔で迎え、学校は大雪で休校になったから皆大喜びだったと報告。ヤギに変えられたリビーは本来の世界でもヒルダがもとに戻しておいてくれたよう。
サブリナは最後の仕上げにジェニーに電話して、髪を切らないように説得。
すべてがうまくいったお祝いにヒルダが出したのは・・・やっぱり“フラン”。サブリナは今度は本当の意味で「サイコー、サイコー、サイコー!」と笑うのだった。