#7 夢のマジカル・ドリーム “Third Aunt From the Sun”
サブリナはおへそにピアスをあけたいとゼルダとヒルダに頼むのだが、絶対ダメだと聞き入れてもらえない。
「流行っていうのはすたれるものなのよ」と説得するゼルダだが、サブリナは「でも、かっこいいもん!」とふくれてしまう。18歳になったら「全身にピアスつけてやる!」と反抗的なサブリナに、ゼルダは魔法でサブリナの鼻の穴に石器時代のマンガみたいな大きなホネをくっつけて、お仕置きする。
魔法をといてもらって学校に行ったサブリナは、ジェニーに土曜日の夜に映画に誘われる。サブリナは「門限が12時だから早い回なら」とOKするのだが、門限のないジェニーが羨ましい。
化学の授業では、プール先生が皮膚の組織に関して説明していたのだが、急に身体がかゆいと言い出し教室を出ていってしまった。授業中止かと喜んでサブリナ達が席を立った瞬間、プール先生の代理でヴェスタと名乗る女性教師が現れた。
一時間デタラメな授業をした後、その教師はサブリナを呼び出したのだが、実はヴェスタはサブリナの父方の叔母で、サブリナが子どもの時以来の再会だった。
「積もる話が山ほどある」と魔法でパリに飛んでお茶をする二人だが、サブリナはフランス語の授業を休んでしまったことが気になって仕方ない。普段から口うるさいゼルダとヒルダに慣れてしまっているサブリナはしきりに気にするが、ヴェスタ叔母さんは「その気になれば魔女は現実を避けて生きていけるの、私みたいにマジカル・ドームで!」と余裕たっぷりで遊びに誘うのだった。
家ではゼルダとヒルダがソファの模様替えについて議論していたが、セーレムが「学校から電話があってサブリナが授業サボったってさ」と報告。しかし、心配するヒルダとゼルダの心配をよそに、サブリナが涼しい顔で帰宅してきた。ゴージャスな服と帽子で身を包み、両手に買い物袋を一杯抱えたサブリナは、パリとミラノに行ってきたと嬉しそうに語るのだが、ゼルダとヒルダはカンカン。一緒に戻ってきたヴェスタ叔母さんに説教を始める。ヴェスタ叔母さんは「まだ来たばっかりなのに早くもアレはダメ、コレはダメ・・・この家はちっとも変わってないのね!遊ぶことってないの?」と溜め息。しかし、ゼルダは週末に化学シンポジウム、そして、ヒルダにもオーストリアで演奏会のお誘いの電話がかかってきて週末に家を空けることに・・・。週末サブリナの相手を任されたヴェスタは、サブリナを自分の家、マジカル・ドームに招待する。
地球を離れて魔界のマジカル・ドームで週末を過ごす事になったサブリナは有頂天。そして、周りがドアだらけのリビングに通され、ヴェスタ叔母さんに「ここでは、アレはダメ、コレはダメなんて言わないわ、ルールはたった一つよ!『人間は入れない』!」とドームを案内される。ドアを開けた途端に大勢の男女が「美しい!愛してる!!」と叫んでくれる「褒め言葉の嵐」の部屋や、24時間営業のモール、食べれば食べるほど痩せるデザートの部屋、ステキな独身男性ばかりの部屋・・・など楽しそうな部屋ばかり。サブリナは思いっきり楽しもうとワクワクするのだった。
一方、化学シンポジウムに出かけたゼルダは、指定されたはずの会場がただの物置小屋であることに戸惑うのだが、そのシンポジウムの名前が「Visual Engineer for Study Theory Assosiation」、頭文字を抜けば「ヴェスタ」になることで、ハメられた事に気付き、何故かサーキット場で演奏をしているヒルダにそのことを告げ、サブリナを取り戻しに行こうと急ぐ。
マジカル・ドームでは、遊び疲れたサブリナがフランス語の宿題を始めた。呆れたヴェスタは「宿題なんか忘れたら?」とダンスに誘うのだが、そこにヒルダとゼルダが乗り込んでくる。計画的にサブリナをさらったことで3人の口ケンカが始まり、うんざりしたサブリナは「私は魔界に残る。もう地球なんか帰らない!」と宣言。「学校よりもマジカル・ドームを選ぶの?」と不満たらたらのヒルダだったが、ゼルダはあっさりと「じゃ、どうぞ」と地球に帰ってしまった。いつも「アレダメ、コレもダメ」とうるさかったゼルダがすぐに引き下がった事で気が抜けるサブリナ。でも、それはやかましく説得しても効果がないとよんだ、ゼルダの作戦だったのだ。
マジカル・ドームで遊びまくったサブリナは読書でもしようと言い出すのだが、ヴェスタ叔母さんに「土曜日の夜に読書なんて!」と一笑される。そこに、土曜日に映画に行く約束をしていたジェニーから電話が・・・ゼルダにマジカル・ドームの電話番号を聞いてかけてきたのだ。すっかり約束を忘れてしまっていたサブリナは「カナダの叔母の家にいる」と弁解し、他の子を誘って映画に行ってと謝るのだが、ジェニーは少し寂しそうな様子・・・サブリナも気を落としてしまう。
人間お断りのマジカル・ドーム、「このままココにいたら友達には二度と会えないんだ」というサブリナだが、ヴェスタ叔母さんは「いつだって会えるわ!秘密のスーパー・インサイド・ヴィジョンでね」と励ます。
スーパー・インサイド・ヴィジョンとは、要するに様子を見たい人が何をしているかを映し出してくれるTV。パズルを楽しむヒルダ&ゼルダ、サブリナの部屋を散らかしまくって歌を歌うセーレム、自分の部屋のベッドの上でロック音楽と一緒に踊り狂うハーヴィーを見て面白がるサブリナだったのだが、ジェニーの様子を映した途端罪悪感に苛まれる。ジェニーは他の友達を誘わずに、自分の部屋で「日陰者ジュード」という学校の宿題の本を溜め息をつきながら読んでいたのだ。「私がすっぽかしたせいだ」と落ちこむサブリナに、ヴェスタ叔母さんは「自分のプロモーションビデオをマドンナばりで作ろう!」と提案。最初はノリノリのサブリナだったが、結局自分の歌がド下手なのに気付いて「家に帰りたい」とゴネはじめる。
ジェニーが気になるサブリナは「レイトショーならまだ間に合う」と地球に戻り帰宅。
残されたヴェスタは寂しくなり「褒め言葉の嵐の部屋」に入って行った・・・。
家に戻ったサブリナは、ヒルダとゼルダに「アレはダメ、コレはダメって言われないと気が抜けちゃって」と2人に謝る。ジェニーとレイトショーに出かける事を許したヒルダとゼルダは、サブリナが「家に帰ってきて良かった!」と出て行くなり、「ヤッター!!」とバンザイをしてめでたし、めでたし。
[ 出演 ]
サブリナ ゼルダ ヒルダ セーレム ハーヴィー ジェニー プール先生 ヴェスタ(ラクウェル・ウェルチ 小宮和枝)