#8 いたずら透明人間 “Magic Joel”
サブリナが部屋でくつろいでいるとハーヴィーから電話が。セーレムを部屋から追い出して、期待して電話口に出るサブリナだが、ハーヴィーの用件は「生物の宿題、どこ読んで来いって言われたっけ?」。
「それだけ?」と一瞬がっかりするサブリナだが、ハーヴィーは「宿題って言うのは口実で・・・君ってさ、うちの学校で一番カワイイって思うよ!」。大喜びのサブリナは、ハーヴィーが「ところで一つ質問があるんだけどさ・・・」と言う続きに耳をすませるのだが、違う声で「イカって好き?オレ大好き!」と聞こえてきて中断。ハーヴィーになりすまして廊下の子機で電話に割って入ったセーレムに、サブリナは「猫が電話すんじゃないの!」と説教。
サブリナはピザハウスでクラスメートのエマと一緒にいたのだが、いつハーヴィーが来るかわからないとそわそわしていて、エマの話も聞かずうわのそら。
そこにハーヴィーが現れ、サブリナはお店のサッカーゲームに誘われ、話していたエマに「続きはは今度聴かせて・・・最初からね!」と言って遊び始める。けれど、ゲーム中にリビーがハーヴィーに話しかけると、ハーヴィーはぼけっとしてしまう。その隙にゴールを決めたサブリナは浮かれて「ゴール〜〜!」と叫ぶが、ハーヴィーが集中してなかったことを知って気が抜ける。
家に帰ったサブリナは、ゼルダに「ハーヴィーは私の気持ちを知らないの。どうすれば気付いてくれるんだろう」と相談する。ゼルダに「他の女の子たちとは一味違う娘になることよ」とアドバイスされてサブリナは「超能力でものを吹き飛ばすとか?」とセーレムに向かって魔法を飛ばすのだが、ゼルダにたしなめられる。
「付きまとうのは逆効果よ、しばらく彼を忘れたら?何かアルバイトをみつけるとか、魔女修行に打ちこむとかして・・・」
これを聞いたサブリナは「じゃあアルバイト探す」と宣言。
翌日学校で アルバイト募集の掲示板を見ていると、「マジックショーのステキなアシスタント募集」という掲示が目に入った。サブリナは「これ私にぴったり!」と早速面接に行くのだが、先に黒人の男の子が面接を受けていた。
ショーをするジョエルは「君は背が高い、女の子が良い」と言って彼を追い払うのだが、サブリナは見るなり即OK。国語でサブリナの3つ後ろの席に座っていたとしゃべりまくるジョエルにちょっと押され気味のサブリナだが、「マジックの経験は?」と質問されると「練習してきたの」とリンゴをバッグから取り出した。
「アブラカダブラ〜」と適当な呪文を言ってリンゴを指差すと、魔法の力でりんごはみるみる10倍くらいの大きさに!
ジョエルは「ヴェガスのショーに出られるよ!」と感激して 大喜びでサブリナを採用するのだった。
その直後、ハーヴィーがニコニコ顔でサブリナに話しかけてきた。「今日もピザハウスに行こう」と誘うハーヴィーだが、サブリナは「マジックショーのアシスタントのリハーサルがあるの」と断る。
それを聞きつけたリビーが「あの手品オタクのジュエルのショーに出るの?」とからかうのだが、カチンときたサブリナは「彼はプロ顔負けよ」と言い返してしまう。
リビーはハーヴィーに「ピザハウスでまたね」と言って去っていき、サブリナは機嫌を損ねてしまう。
ジョエルとリハーサルをする為、彼の家に行ったサブリナ。ジョエルは「女の子にモテたくってマジックを始めたんだけど、女の子ってマジックキライなんだよね。でも、マジックって気分イイからハマっちゃってさ」と話す。
「魔法が使えたらなぁ〜」といいつつ、ジョエルが紹介した大型マジックは“消えるマジック”。
ベルトが何重にもついた台の、大掛かりな仕掛けを使うのだが、サブリナを乗せてベルトを締めると、カーテンを閉めた途端にジョエルがすり替わり、サブリナがもう一度カーテンを閉めて開けると今度はジョエルが消えているというマジック。
カーテンの陰に隠れているだけというチャチなトリックだが、ジョエルは「天才的で驚異的なトリック」と称し、マジックが成功したら必ず「天才的でしょ!!」とサブリナに言わせるよう特訓する。
リハーサルが終わって家まで送ってもらったサブリナは、ジョエルに玄関口でマッチの炎を赤い花に変えるマジックを見せ、その花をサブリナに渡す。「天才的でしょ!」と相槌を打って喜んで見せるサブリナだが、ジョエルがいなくなった途端、ヒルダに「ハーヴィーから電話あった?」と質問。
次の日、サブリナがカフェテリアでハーヴィー、リビーとランチをとっていると、向こうの席でジョエルがプール先生にマジックを試していた。プール先生のネクタイをいきなりちょん切り赤い袋に入れると、先生が驚いているうちに元通りにつながって、しかも洗濯までされた状態で戻ってきてしまうのだ。
これに喜んだプール先生は、明日カフェテリアでジョエルのマジックショーを行う事をOKする。喜んだジョエルはさっそくサブリナに報告。
一方、ゼルダは、大学時代の友達のイーサンからデートに誘われる。家で食事をしながら科学の話をすると浮かれているゼルダだが、ヒルダは「一緒にどう?」と言われても うんざりした顔で「遠慮しておく!」。
そこにハデハデのアシスタントの衣装に着替えたサブリナが登場。「ハーヴィーの目も私にクギ付け!」と浮かれるサブリナ。
ところが、次の日いざショーが始まると、ジョエルは失敗の連続。プール先生のネクタイのマジックも試すのだが、切る場所を間違えて台無しにしてしまう。「天才的でしょ!」と言って盛り上げようとするサブリナだが、しょうがなくフィナーレの“消えるアシスタント”のマジックをすることに。
最前列で見ていたリビーは、隣りのハーヴィーに「サブリナもいい彼を見つけたじゃない」と耳打ちする。驚いて「あの二人つきあってるの?」と聞くハーヴィーに「そう聞いたわよ」とほくそ笑むリビー。
そして準備が終わり、“消えるアシスタント”のマジック開始。サブリナとジョエルが入れ替わるまでは成功したのだが、マジシャンが消える段階になって、カーテンの奥から「失敗だ!ズボンがひっかかった!」とつぶやく声が。サブリナは「まかせて!」と魔法でジョエルを透明にしてしまい、喝采の中 「以上です!」と勝手にショーを終わらせてしまう。
ショーを終えたサブリナは、消えてしまったジョエルを元に戻す方法がわからず困ってしまう。しかし、ジョエルは「このままでいいよ。俺は透明人間だ!!」と喜んでどこかへ行ってしまう。カフェテリアのドアがひとりでに開いたので、あわててジョエルを追うサブリナだが、ドアの外ではハーヴィーが待ちぶせしており、「ジョエルと君が付き合ってるって聞いたんだけど本当?」と聞いてきた。サブリナは、否定しようとするがどこかで「そうだ!」というジョエルの声が。サブリナは慌てて「腹話術の練習をしているの!」とごまかし、見えないジョエルをつかんで科学室に連れこんだ。
ジョエルが「サブリナと付き合っている」と思いこんでいる事を責めるサブリナだが、ジョエルは「花を受け取っただろう?俺にとってはあれが決定打だ、ハーヴィーなんて諦めろよ」と説得を始める。
しかし、そこにプール先生が戻ってくる。ネクタイをおじゃんにされたプール先生はジョエルがいるとも知らずに「ジョエルはマジシャンに向いてないよ」と酷評してしまい、それを聞いたジョエルは透明なのをいいことにプール先生にいたずらをしまくる。
解決方法を教えてもらおうと家に電話したサブリナは、ヒルダに「キャビネットの“不透明の粉”をかければいいのよ」と教えられ、魔法でその粉が入った容器をテレポートしてもらう。「それを顔に降りかければいいのよ、簡単でしょう?」というヒルダに、サブリナは「でもどこに行ったかわかんない」と泣きつくのだが、ヒルダは「考えてごらん?16歳の男の子が学校で透明になったらどこへ行くか!」と言われ、サブリナは「わかった!」と女子更衣室に向かって走っていく。
更衣室では、今にも女の子たちが服を脱ごうとしているところ。サブリナは「皆、脱いじゃダメ!逃げて・・・なんか煙が!」と彼女達を更衣室から追い出して、部屋の中にいたジョエルに文句を言われてしまう。一生懸命アタリをつけて粉を撒き散らすサブリナだが、ジョエルは「君をきっと振り向かせるよ!」と楽しそうに行って部屋から出て行ってしまった・・・。
イーサンが家に食事に訪れ、ゼルダは喜んで迎えるのだが、彼を見たヒルダは、イーサンが思っていたよりずっとカッコ良かったため、食事に同席する事に。しかし、二人の話は超専門的な科学談義だけ。必死に話題を変えようとするヒルダだが、まったく乗ってこないイーサンに呆れてダイニングを出て行ってしまう。しかし、ヒルダが出て行った途端、イーサンはゼルダに「愛している!」と叫び出す。「僕の気持ちはわかっているだろう?」と告げ口説くイーサンだが、ゼルダは突然のことで返事が出来ない。それに諦めて帰ろうとするイーサンだが、ゼルダは“ワックス塗りたて”の魔法でイーサンを転ばせて引きとめるのだった。「まだデザートがあるのよ」と言うゼルダにイーサンは「だったら君をデザートに・・・」。そして二人は部屋の奥に消えて行った・・・。
ピザハウスにいたサブリナは、ハーヴィーに話しかけられるのだが、途端にハーヴィーの背後から「ハーヴィーのアホ!」と言うジョエルの声が聞こえてきた。おまけにハーヴィーにいたずらをするジョエルに堪忍袋の尾が切れたサブリナは、「いい加減にしてよ!」と怒鳴り、見えないジョエルを蹴っ飛ばそうと ピザハウス中を一人で暴れまくって出て行った。
玄関のベルが鳴り、ヒルダがドアを開けるとそこにはハーヴィーが。セーレムにサブリナを呼びにいかせて、ヒルダはハーヴィーに質問攻め。慌ててサブリナが階段を降りて行くと、ハーヴィーは「ピザハウスで様子がおかしかったから心配になって」と優しく言う。「何か俺のこと怒ってるの?」と聞くハーヴィーにサブリナは「全然!」と否定。
そして、ハーヴィーはサブリナに「だったら・・・俺と一緒にどっか出かけない?」と誘う。突然のデートの誘いにサブリナは「着替えてくるから待ってて!」と大喜び。ハーヴィーは「ヒルダおばさんの質問攻めが怖いから車で待ってるよ」と言って出て行った。
サブリナが着替えようと階段をあがると、なにやらぶつかるものが。それが透明になったジョエルだとわかったサブリナは、「あなたは振られたのよ」と言い聞かせる。ガックリきたジョエルは、リビングでピアノを弾き始める。「女の子にモテたくてピアノ始めたんだ・・・ギターにしときゃよかった」というジョエルに、サブリナは「ここで弾いてて!何か持ってくる」とキッチンへ急ぐ。
不透明パウダーを鞄から取り出したサブリナは、ピアノの音が聞こえているその椅子に向かって思いっきり粉を降りかけた。途端に姿を現し「何コレ?」と粉を払うジョエル・・・透明人間はもう終わり。
サブリナは「きっとあなたにもいい娘が現れるわよ・・・高校じゃ無理としても・・・大学院くらいになったらネ!」と励まして、「また国語の授業で!」とハーヴィーとのデートに出かけてしまう。
次の日ジョエルは 女子更衣室にこっそり潜入。そこにはリビーが着替えをしていたのだが、あっさり見破られ、ジョエルは自分が本当に元に戻ってしまった事にくやしがる。
「でも俺は諦めないぞ!消えてみせる!!」そう言って走り去るジョエルにリビーは「ただのノゾキじゃない!」と悪態をつくのだった。
[ 出演 ]
サブリナ ゼルダ ヒルダ セーレム ハービー リビー プール先生 イーサン(田原アルノ) ジョエル(置鮎龍太郎←「フェリシティ」のノエルですぅ〜) ジャスティン(林延年)