柳条湖事件70周年記念の集いを開催

(2001.9.18)

 9月18日、日本の15年に及ぶ中国侵略戦争の発端となった柳条湖事件(いわゆる満州事変)70周年にあたり、集会実行委員会の主催で柳条湖事件70周年記念の集いが開催されました。

 集会を呼びかけたのは今年5月に中国遼寧省の瀋陽、柳条湖、平頂山等を訪れた「護憲・大阪の会訪中団」(団長・和田貞夫元衆議院議員)と護憲・大阪の会。約70人が参加し、元「満州国」国境警察隊員の青木信夫さんの講演と平頂山事件裁判訴訟について大深忠延弁護士の報告などが行われた。そして、下記の集会アピールを発表した。

 実行委員会では、来年2002年9月16日が平頂山で日本軍が住民数百人を虐殺した平頂山事件70周年にあたり、訪中団を組織し、慰霊と記念の植樹を行おうと呼びかけている。


集会アピール

 本日、私たちは柳条湖事件70周年を記念する集会を持ちました。70年前の今日、日本軍が行った戦闘も、1945年まで続いた中国での殺戮も、日本軍国主義が行った侵略行為であることは明白な歴史の真実です。

 私たちは、日本軍が行った蛮行の数々を、5月の訪中日程の中で、各種の資料館・平頂山記念館の参観や、遼寧省政府・中国共産党対外連絡部幹部との会談でつぶさに見聞する貴重な機会を得ました。

 中国政府がこの事実を「忘れるな、しかし許せ」という原則的な立場を一貫してとっていることを私たち日本人は決して忘れてはなりません。ところが中国の寛大な態度をよいことに歴史の事実を否定・歪曲する動きが、教科書問題として出ていることに中国人民の怒りが高まっています。また、日本人もアジアの人たちも多大な犠牲を出した戦争の反省から戦争放棄を誓った平和憲法を改悪し、戦争準備にさえ踏み込もうとする日本政府の動きも中国人民の不信を買っています。

 無数の人たちの犠牲によって得られた歴史の教訓を忘れず、日本と中国、アジアの平和のために生かしていくことが私たち日本人の使命です。私たちが平頂山記念館で参観した700余体の犠牲者の遺骨に対する真の謝罪は、眼をふさぐことなく過去を直視し、未来の平和を、中国をはじめアジアの諸国民との協同で築いていくことではないでしょうか。

 私たちは、本日の集会を契機に一層、平和運動と日中友好運動を進めることを誓います。平頂山虐殺事件70周年の2002年9月16日に大訪中団を送り、平頂山に慰霊と記念の植樹を行い、現地で追悼集会を催すことを計画しています。

 本日ご参会の皆さんと、趣旨をご理解いただいたすべての皆さんの積極的なご参加をお願いいたします。平和憲法を擁護し、日中友好とアジアとの共生を発展させるために、共にがんばりましょう。

 2001年9月18日

護憲・大阪の会「柳条湖事件70周年記念の集い」参加者一同