備忘の都 2000 −NOVEMBER−  ◆

渋谷上空1000m
見下ろす街は夢見心地の少女の群れ
街路のスピーカーからは今日も
希望のうたが流されているのだろう

新宿上空10,000mへ急上昇
強いめまいと強烈なGとの戦いのあと
小さく霞んで見えた街の一画は
まるでいつかテレビで見たI.C.のよう

サイレンが聞こえる サイレンが聞こえる
誰かが償わなければいけない気がする
サイレンが聞こえる サイレンが聞こえる
安易な夢や希望をばらまいた偽善を

サイレンが聞こえる
ハングリーで飢え死にしたくない
サイレンが聞こえる
夢でうなされたくない
サイレンが聞こえる
私は自由の名のもとに失業している

TOM★CAT 「サイレン」


106.プレステ2発送107.プレステ2到着108.「鉄腕DASH」噺
109.無印彷徨110.「鉄腕DASH」顛末

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 106.プレステ2発送

2000/11/14(Tu)

退社後,戸畑のベスト電器で中島みゆき「短篇集」SMAP「らいおんハート」を購入。
「らいおんハート」は奥さんがずーっと生まれたての仔牛のような濡れた目をして「欲しい」と呟いていたので(きっと明日から授乳のお供である)。でも,シングルとアルバムでは各メンバーの歌のパートが違うのが気になる処(最も顕著なのは,アルバムVer.には剛ぽんのソロパートがある事か)。
処で,店で貰ったDVDのリリース一覧を眺めていたら,10年くらい前に晦日を風靡した日テレの「年末時代劇」がまとめてDVD化されるのを見つけた。買わないけど個人的に刮目ソフトなのは田村兄弟主演の「勝海舟」である。あれは元々我らが田村正和サマ主演だったのだが,病気の為(今思うと持病の心臓病だったのかなァ)途中降板してピンチヒッターとして弟の田村亮(無論,ロンブーの亮とは別人である)が急遽登板したといういわく付きの作品なのだ。更に僕的には坂本竜馬を久々に武田鉄矢が演じているのも見処だったりする。…でも,買わない。

処で,田村正和が四人兄弟だったのは知ってた?(高廣さんとの間にもうひとり堅気のお兄さんがいるらしい)



20時半頃,富山のあめんさんから電話。
「9時から送別会に行くんで,その前にコンビニに寄ろうと思って」
実は此処数日,ポスペ(あめんさんちのカンタロー2世とウチのプリン)経由でプレステ2売買話が持ち上がっていたのだった。僕が最近日記でDVDソフトのネタを振る度に「プレステ2買うぞ」話に着地していたので,プレステ2を買ったものの結局己はゲーマーではなかったのだなと悟ったあめんさんが自分はきちんとしたDVDプレーヤーを買うからコントローラーをつけて半値でどうだと持ちかけてくれた経緯があって,。我が家には根っこがゲーマーの奥さんがいるのですぐに商談が成立した次第(実は夫婦して虎視耽々とプレステ2の値崩れを待っていたのだが,これがちーとも下がらないのでそろそろアセっていた処だった)。
これで,今週中には我が家にプレステ2がやってくるぞ。あめんさんに多謝。

東野英心,死去。まだまだ還暦までには数年余裕がある齢だった。
死因は脳内出血。倒れる直前まで全然元気だったとのこと。全然,他人事じゃないぞ。
奥さん的には「中学生日記(NHK名古屋製作)」,僕的には「あばれはっちゃく」の頑固親父のひと。
余りに早すぎる訃報である。合掌。




 107.プレステ2到着

2000/11/16(Th)

プレステ2が到着する。
但し,肝腎のユーティリティー・ディスクが同梱されていなかったので(あと,保証書も),あめんさんに慌てて電話。
旨い具合に飛び休で家にいたあめんさん,電話に出るなり「…あ,何か足りないって?(笑)」
部屋を掻き回したけれどユーティリティー・ディスクが見つからなかったため,とるものもとりあえず送ったとの事。奥さんによるとひとまずメモリーカードでDVD(こないだの「トムとジェリー」スペシャルDVD)は再生出来たらしいが,このメモカがおしゃかになれば,DVDプレーヤーとしては使えなくなるので大いに困る。「あるのは絶対にあるから」とあめんさん。
…よ,よろしくお願いしますね。

それはそうと,ひとまず我が家にプレステ2が来た訳で,僕も巷でウワサの「ガンパレ」なるものをやってみちゃったりしようかな…などと考える今日この頃なのだが,さて。



やっさんのお友達からのタレコミメールで分かったのだが,来週の月曜日に浅草演芸ホールで「ザ!鉄腕!DASH!!」の収録があって,それにやっさんが出演するらしい。奥さんがやっさんに確認を取った処,地方出身者を鍛える企画だとかで(何だかよく分からない)やっさんは何かの指南役らしい。ウチの奥さん的にはメチャメチャ羨ましがったようだが,当のやっさんは誰が城島で,誰が長瀬か国分かも分からん状態らしいのでなーんの感慨も無い模様。「平さんがゆく!」的にはトップページの表紙用に記念写真の1枚も欲しい処…て,ジャニーズ系は写真掲載全面禁止なんだった。ちぇッ。

今日観た映画:「カル(1999・韓)」



 108.「鉄腕DASH」噺

2000/11/18(Sa)

夜,やっさんから来月の独演會の告知で電話があったので,折角なので直接「ザ!鉄腕!DASH!!」話を聞く。
丁度,今日番組の打ち合わせがあったそうで,ネタとしては茨城出身の役者志望の青年がいて,色んなオーディションに応募しているそうで,甘いルックスで写真選考は通るのだが,どうも茨城訛りがひどく(つまり,マギー司郎やつぶやきシロー系のしゃべりという訳ね)発音で全部落ちてしまうらしい。そこで番組としては,彼の訛りを矯正して役者になる夢を叶えてあげたいという趣向。で,標準語を覚える手立てのひとつとして落語家に学ぼうという企画で,やっさんに白羽の矢が立った。やっさん自身地方出身者なので(何しろ断るまでもなく同郷だ・笑)そのエピソードも織り交ぜて欲しいとの事。まず,高座の様子が映って,楽屋にお邪魔したら「あ,さっき落語やってたひとがいる!」みたいな感じで(笑)番組が進むらしい。楽屋に10人くらいのスタッフが押し寄せるらしく,絵を想像するだけでも大変な騒ぎである。

「で,TOKIOからは誰が来るの?」
「知らない。メンバー一人と,あと福沢アナウンサーって知ってる?」
「ファイヤーのひと」
「そうそう,その二人が来るらしいよ」
「それで,TOKIOのメンバーは覚えたの?」
「僕は全員知ってるよ」
「ヨメがやっさん,メンバー知らないって云ってたって」
「知ってるよ。松岡でしょ,国分でしょ,城島でしょ。あと誰だっけ」
「山口に長瀬」
「全部で5人でしょ。知ってるよ」

でも,可哀想なのでV6のメンバーを聞くのは勘弁してあげた。
それはそうと,昨夜,やっさん宛てにチャーリーカンパニー日高てんさんからメールが届いたのだった。

「そうそうチャリカンさんでしょ。最近,NHKとか学校寄席でずっと一緒なんだよ」
「チャーリーカンパニーって僕が思ってるチャーリーカンパニーでいいの?」

僕が知っているチャーリーカンパニーはコントの二人組で,大体は飲んだくれ親父と,彼に愛想をつかして家を出て行こうとする息子(学生服姿が全然不自然なの・笑)のネタが有名(ていうか,オレはそれしか知らない)。レオナルド熊さん的親父に翻弄される息子という図式は本当にかつてのコント・レオナルドを彷彿とさせる。あの「お笑いスタ誕」にも出ていたし,今でも時々「笑点」に出演してあの父子コントで客席を沸かせている。

「そうそう。そのチャリカンさん」とやっさん。
「そっかァ(…じーん)。で,日高さんっていうのは息子さんの方?」
「いや,親父さんの方」
「…意外だねえ」本当に意外だった。キャラのイメージだけで決して類推してはいけない。
「本当にねえ。僕も吃驚しちゃったよ」

メールの内容は番組でやっさんの落ちを持っていってしまったことへのお詫びで,コントでの印象とは別に誠実で繊細な方らしい。
処で,電話の本題は独演會のパンフをファックスで送ってくれたのはいいが,やはり朱書きの部分が綺麗に出ないので,申し訳ないけれど,やっさんに郵送してくれるよう頼む。僕はパンフを眺め乍らやっさんに尋ねた。

「もう火事息子,上がったんだ」
「いや,今日やっと掛け取りが上がった処」

「掛け取り」は云わずと知れた文治師匠の直伝である。やっさん版「掛け取り」は僕も是非聴きたい。

「この朱書き部分の歌六さんって」
「ああ,歌六師匠? のこぎりで色々演奏するひと」
「するってェと,都家歌六さんだ。古ーいレコード蒐集家でもあるんだよね」
「そうそう,その歌六師匠」
「やっさん,歌六師匠って黒沢映画の『雨上がる』に出てんだぞ」
「うんうん。雨上がりを待つ乞食か何かの役なんだよね」
「黒沢映画に出てたようなひとに出てもらうんだ。すごいね。あ,でもやっさんは『鉄腕DASH』に出るから」
「アイドルになったらどうしよう」

やっさんがジャニーズに入ったら,やっさんの画像が使えなくなるから困るなあ。それどころか公式サイトをうたった「平さんがゆく」がファンサイト落ちするか,或いは閉鎖させられるかも。なーんて,ちっとも心配してません。




 109.無印彷徨

2000/11/19(Su)

朝,会社に寄って各工場に廻って昨夜起きたネットワーク障害の報告をしてから,家で妻子を拾ってキャナルシティへ。

今日の第一目的は「無印良品」のベビーカー。黒崎や小倉だと店内に在庫が無く,カタログ注文になってしまう。それではいざ悠都を乗せて大泣きされたら目もあてられないので,奥さんが現物を見たがったという訳。何でも赤ちゃんのメーリングリストでも評判が良いのと,価格がアップリカやコンビより約10,000円程度もお求め易いのと,シンプル・イズ・ベストなデザインが奥さんのハートを射抜いたらしい。
全国でも有数の売り場規模を誇るキャナルの「無印」なので,うろちょろせずにさっさとスタッフにベビーカー売り場に案内してもらい悠都を乗せた処,全然快適そうにしているので,即決で購入する。で,後はそのまま悠都をベビーカーに乗せる。初めてのベビーカーなので親の顔が見えるように幌は外しておく。まるでカプリオレである。MUJIカードに入会して商品券を500円ぶん貰ったので,ついでに杏仁プリンとマンゴープリンとパスタソースを買う。さすがに小倉(もかなり大きい方だと思う)とは品揃えも売り場スペースも段違いなので,奥さんは嬉しくてたまらない様子だった。

それにしても,悠都は到る処でおねえさんたちに取り囲まれ愛玩される。我が息子乍ら羨ましいかも(笑)。
物心がついてりゃこやつもしあわせだったろうに。

第二の目的は昨日,黒崎で手に入らなかった三谷幸喜「合い言葉は勇気」(角川書店)で,運河のほとりでコントライブ真っ最中のジョビジョバを尻目に(皆んな同じジージャンで客にくすぐりを入れていた。折角なので写真を撮ろうとティアラを向けた途端,係員に駄目出しされる),キャナル内にある福屋書店へ。収穫無し。どうも福岡へは月曜入荷らしい。

さすがに小腹が空いたので運河を渡ってホテル・ハイアットに移動する。
ちょっとフンパツして「福臨門飯店」のランチをと思ったら,肝腎のお店が撤退していた(ちゅどーん)。O157のせいかなあ。困っていたら,イタめし屋「アロマーズ」のランチ・ビュッフェ(ひとり2,000円也。これでも給料日前な事を考えれば目茶目茶フンパツしている)を見つける。店の前に出てきたおねえさんがこぶ付きOKを保証してくれたのでベビーカーを抱えて店内へ。
奥さんが育児日記でも触れているが,ビュッフェったって伊達に2000円じゃなかった。料理のレヴェルが,こないたはるさんと行った焼き肉バイキングとは500倍くらい違う。前菜(アンティパスト)のコーナー(メインは魚介類系だったが,アミューズの小皿を別にしてもパスタや鴨のサラダ,鰆の香味焼など10種類以上はあった)と,少し離れた処にポテトのポタージュ。別の区画にはメインディッシュのコーナーがあって,ポトフ,カナトフグのソテー,鶏のソテー,魚料理,中華風ピラフ。その隣が目にも楽しいディセールの数々。いかにもビュッフェ用にこさえましたって味や見映じゃないのが,店の威信をかけてていいというか。
小さい子用の椅子も出てきたし,お店のひとたちも色々と悠都のことを気遣ってくれてありがたい限り。悠都も既に4時間ものあいだ乳を呑んでいない割には「比較的」お利口さんでいてくれたし。奥さんも殊の他,此処を気に入ったらしく「やっぱりホテルのお店は違うよねえ」と感嘆していた(だからって前菜を二周してムール貝ばっかり食べるのはやめなさい・笑)。

さすがに悠都も限界みたいだったので,「メガバンドール」でルータを見るのは諦めて帰路に着いたのが15時半。
ちょうどいい案配である。帰りに「サントノーレ」に寄ってケーキとマロンパイを買う。
「無印」の中華デザートと云い,これで暫くは甘味ものには不自由しない。



本当はレイトショウに行くつもりだったが,朝早起きしたせいか芯からくたびれたので今夜はやめておく。
奥さんのこさえたきしめんで体をあたためて,あめんさんから譲り受けたプレステ2で「12人の優しい日本人」
いやあ,何度観ても面白いものは面白い。そうだよねえ,だよーんのおじさんを描くと心が落ち着くよねえ。しかもLD版と違って,興が乗った処でお皿をひっくり返さなくていいし,予告篇もついてたし。何より一旦停止の画像がはっとするくらい綺麗なのがいい。まさにDVDさまさまである。あとはユーティリティ・ディスクの方を…ねえ,あめんさん(笑)。




 110.「鉄腕DASH」顛末

2000/11/20(Mo)

今日こそはレイトショウを観るぞと意気込んで帰宅するも,妻の「すき焼きやる」にふたつ返事で鍋奉行を仰せつかる。
悠都が生まれて初めての鍋ものだったので,既に伝い歩きの出来るきゃつをおとなしくさせるのに往生するが,どうにかすき焼き自体は美味しくいただく。カーテンにファブリーズしても部屋にしみついたすき焼きの匂いは一晩とれなかったが,美味しそうだからいいじゃん(おいおい)。
風呂上がりにコーヒー煎れて久々に食べた「サントノーレ」のケーキも変わらぬ絶品であった。甘露,甘露。でも,「此処のトライフル・ロール((C)キハチカフェ)美味しい」と連呼するのは,折角の滋味を提供してくれているパフェ・ド・フリュ((C)サントノーレ)に気の毒だとは思わんか > 奥さん。
ま,確かに旨い処も含めて,似てるっちゃあ似てるんだけどね。

そうそう,風呂と云えば,今日左足の包帯が取れて,ほぼ一ヶ月振りに湯船につかった。
これで足のくるぶしから先をビニール袋に包まなくていいかと思うと男泣きに暮れる。よよよ。



そう云えば,今日はやっさんの「ザ!鉄腕!DASH!!」収録日。
夜になってやっさんが報告の電話をしてくれた。
処で,皆さん気になるところの浅草に来たTOKIOのメンバーは長瀬智也であった(それを聞いた奥さんは風呂場で悠都を抱いたまま悲鳴をあげてました)。最后に前座さんが記念写真を撮ろうとしたら「事務所の意向で禁止されていますので」と断られたそうだから,ましてやHPの画像など言語道断。ジャニーズ,恐るべき鉄壁のディフェンスである。

「処でさあ」と僕。
「番組の出演依頼は何処から来たの?」
「いや,それはまず局から事務所の方へ依頼が来て,それで事務所が僕を選んだの」
「そっか,何か特別のつてがあった訳じゃないんだね」
「ないない」

それはそうと昨夜,とんくんから「明日、収録の予定になっていますが、11月20日(月)は『仕事』の予定がないじゃないですか? どうなってるんでしょうか?」との半ば詰問に近い(笑)質問メールが届いたが(チェックが細かいなあ),真相は番組収録のために,特別に当日プログラムにやっさんが割り込んだ,が正解でした。そのへんは簡単に融通がきいちゃうのが寄席の良い処。尤も,長いネタが出来る訳もないし,茨城弁のイントネーションを矯正するという趣旨もあったので,演ったのはマクラの「陰陽」
それを高座の袖で観ていた長瀬とその仲間たちが,教えを乞おうと二階の楽屋へお邪魔するという設定。

やっさんによると番組のためにつくってんじゃないかと思えるくらい,くだんの役者志望の青年の茨城訛りは筋金入りだったらしい。それでひとくさりイントネーションの個人授業をして,どうせなら標準語を教える先生がいるからそちらへ行ったらどうだろうという話になってやっさんの出番は終わったそうだ。さて,本番ではどのくらい映るのか楽しみである。何しろ,やっさん初のゴールデン進出だし(笑)。
尚,放映日は来年の1月21日(日),皆の衆,襟を正して待て。



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