Diary 備忘の都 2002 September

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世間では夏休み最后の日プチ独身

 世間では夏休み最后の日  2002/9/1(Su)


日曜日が映画の日なのは平日レイトショーに行けなくなってきた我が身には決して悪くない。
でも、それが夏休み最后の日となれば別だわ。海開きの日の海水浴場のようにごった返すのは必至だからだ。

とて、中間の初回で「オースティン・パワーズ ゴールドメンバー(2002・米)」
期待作していたのに瀬戸口くん始め熊大映研メンバーの芳しくない評判が耳に届いてきて、ちと身構えていたのだが、大傑作とまでは行かないものの僕には充分及第点の出来。マイク・マイヤーズが少しずつ中年太りしているのは、これは時の流れだから仕方がない。

冒頭(と大ラス)のオールスターキャスト版「オースティン」が観れただけで甘露である。
ネタばれになるので、気になるあなたはとっとと読み飛ばしていただきたいが、オースティン=トム・クルーズ、ヒロイン=グウィネス・パルトロワはまだしも、Dr.イーブルのケヴィン・スペイシーには度肝を抜かれました。やるかね、あそこまで。ミニ・ミー=ダニー・デビートというのも思いつくのは思いついても普通はオファーしないわな。日本なら白木みのるかマメ山田あたりだろうが、彼らはムードメーカーであって、スターというポジションではないし。スビルバーグがカメオしたあと、彼の吹替がバック転して、オースティンの踊りの輪の中に入っていく「繋ぎ」は最高だった。こういうのをこそ敬意をこめて「おばか」と呼びたい(ラストにもう一人大物スターがゴールドメンバー役で登場する)。あと、どーでもいい感じで前作に引き続きロブ・ロウが顔を出しているのも押さえておきたい処。

サー・マイケル・ケイン扮する父、ナイジェルと感動の再会を果たしたオースティンが、父を取り巻くアメリカ娘をよそにイギリス英語でシモネタを云い合うシーンだの(ナマで面白さが伝わってこないのがもどかしい)、ゴールドメンバーが自分の剥がれた皮膚を食べるゲロゲロさだの、三部作ならではの気が付けば主要登場人物が皆身内だの、このシリーズらしさは健在で、それにしても今回はイーブルの息子セス・グリーンの髪の毛も抜ける程の熱演に拍手を送りたい(って、そのまんまだよ、おい)。

ギャグの全てが真芯に当たっているとは決して云わないけれど、お祭り映画がお祭り映画として機能している、という点だけでこの映画は観て損はしません。この3作目がダメなひとは、おそらく1作目もダメだと思う(其処が「裸のガンを持つ男」と違う処だな)。

あとビヨンセ(ディスティニーズ・チャイルド)は本気でセクシーなので眼福です。
裏ヒロイン(!)、フラウ・ファルビッシナ(ミンディー・スターリング)も今回はまさかまさかのオトナの女の魅力を炸裂させてます。

客席を出ると、入り口付近には次回上映を待つ長蛇の列。
あたりを見回すが、主だった処は皆んな長蛇の列が出来ていたので、一気に2本目を観る気が失せる。
おつかいのおむつと、昼飯用のピザを帰って帰宅。

ピザを食べた後、昨日評判の良かった「エスメラルダ」へ妻子を連れて行く。
奥さんはまたしてもフルーツのショートケーキ。「だって美味しかったんだもん」。そうでしょうとも。
などと云い乍ら、僕もチーズプリンをつい買い込んでしまうのだが。
今日はそれに加えて白ゴマのブランマンジェを追加。

帰ってお茶にして、TNC制作の「トンカジョン〜新世紀人・北原白秋」を観る。
案内人がさださんなのは知っていたが、ナレーターが香川照之なのは意外な人選。でも訥々としていい感じ。
そのまま寝てしまう。僕が寝ている間にY田さんが打ち立ての蕎麦を届けてくれたらしい。起こしてくれればいいのに。

晩飯は、「浜勝」で生姜焼き。昨日の夜、「謝謝餃子」での悠都の行儀が甚だしく悪かったので、今日は出かける前にさんざん説教したら、さすがに(昨日に比べると)静かだった。彼はオレの子供の頃に似てどうにも落ち着きがない。奥さんは息子が情動性ナントカと診断されるのを心底恐れているが、大丈夫、きっと期待通りに診断されますよ(ダメじゃん)。でも、とりあえずオレ程度のオトナにはなれるんで、てそれじゃダメですかそうですか。

本日の映画:「オースティン・パワーズ ゴールドメンバー(2002・米)」

 プチ独身  2002/9/5(Th)


チンペイさんの活動制限(来年でツアー活動に一区切りつけるらしい)に、山本美絵、活動休止と、何かとさびしい話題が続く。
特に山本美絵はCDデビュー(2000年8月23日)から、ライブ「ジオラマチ」最終日(2001年12月18日)まで、活動期間はほんの1年と4ヶ月弱という短命である(あー、そうと分かっていれば12月7日の福岡ライヴに駆けつけたものを)。再起しなくとも、一部のファンのあいだで間違いなく伝説(しかもカルト)になる存在だと思うが、それは余りにも惜しい。まだたかだか25歳そこそこなんだから、どんなかたちででも復活していただきたいと説に願う(但し「はながたくん」を描いて、ガロ系の漫画家に転身する、なんてのは望んでおりません)。

思えば、去年の6月にGAYAのライヴを聴けた(しかも最前列、ほぼ中央)事がせめてもの救いである。
(鋭いが故に脆い精神とようやく折り合いをつけているような)ウツクし過ぎるビジュアル面は勿論、外界と折り合いをつけられずにいるMCとイタコ憑きの如く情念のほとばしる歌唱との激しい落差、そして打ち込みではなく、バンドで聴くからこそ味わえる各楽曲の眼差しの高さを改めて思い知らされると共に、それを直接胃の腑におさめられた事は、僕の中の何者かにとっても大いなる肥やしになった。

旨く云い表せないけれど、何事につけエッジの尖ったひと(この手のアーティストによくある事だが、加えてさだまさしファンでもあった)なので、娑婆の風に過剰反応して疲労困憊してしまったのかもしれぬ。少し休んだら、また帰っておいで。

今日から妻子は名古屋、犬山入り。
僕は遅れて土曜から顔を出す(で、日曜には帰ってしまうのだが)。
奥さんの実家に行くのは何年振りだろう。おとうさんとおかあさんにお会いするのも、悠都のお宮参り以来じゃないか。不義理もいい処だ。
ひとまず今日と明日の2日間はまたプチ独身生活である。でも、最近横になるとすぐ寝てしまうので、余り堪能できそうもない。

結局帰宅できたの23時だし。
これ書いたら、寝ます。──ああ、寝ますともさ。




 
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