|
資料作成中につき,デスクでうんうん唸っていると,背広姿のNさんが挨拶に見える。
すっかりご無沙汰していたので何事かと思った。伺うと今月で退職しますとのこと。
Nさんと仕事をご一緒したのは,もう5年も前になるか。大規模開発プロジェクトのテスト工程でひーひー云っている頃に応援でいらした。たいそう達筆なひとで,毛筆で幾度も賞を貰っておられたと思う。あれから職場は離れたが,会うといつでもあたたかい声をかけてくれた。先年,交通事故で息子さんを亡くされ,葬儀の席で男泣きされている背中を見て,胸を塞がれたのがまだ記憶に新しい。どーも,父親に近い齢で人の好いおじさんにはすこぶる弱かったりする。何だか此頃はそんなひとばかりがいなくなる。淋しいよォ。
もう昨日のことになるが,「寄席演芸年鑑1999年版」(東京かわら版)が届く。
東京演芸界の「この一年」がギッシリ!の惹句に嘘偽りのない,演芸データベースの好著である。
98年の演芸界のできごとに始まって,全国の地域寄席データベース,現在活躍されておられる寄席芸人名鑑など,よくぞ集めたという労作である。
毎年買おう買おうと思いつつも買いそびれていたシリーズなのだが,今年は間髪も入れずに予約した。
年鑑の中の1コーナー「演芸が楽しめるインターネット」に,ウチの平さんがゆく!が載ったのである。
去年の暮れ,このコーナーの担当者であるちばけいすけさんから掲載許諾の打診があって以来,実はずっとこの日を待ちかねていた(うふふ)。決して大きくない規模とは云え,このように活字メディアに登場するのは,検索エンジンに登録されるのとはまた違った喜びがあるのだ(うふふのふ)。
処で,ウチのサイトへ寄せられたちばさんのコメントは以下の通り。
ファンが作った桂平治さん公認のページ。詳しい活動記録「桂平治全高座」は貴重な資料となるでしょう。特にお奨めは、平治さんが豊富な持ちネタのひとつひとつについて教わったときのエピソードなどを語る「噺の穴」です。
唯一「ファンが作った」あたりが正確ではないが,これはサイト内できちんとやっさんと管理人の関係について明記した箇所がないので仕方がない(やっさんとの共通の友人であるとんくんでさえ,僕ら夫婦が運営しているのに気付かなかったくらいだ)。まあ,コンテンツを絨毯爆撃の如く舐めていくと手がかりは無くも無いんだけどね,意図的に外してあったというのもある(今はくまなく探すと僕の実名が出てくるのだけど)。奥さんの云う事にゃ「あたしは一ファンに過ぎないから嘘ではない」ってさ。
あとに続くコメントについては,まさに僕らが売りにしたい処をきちんと押さえてくれてある。よーく分かっていらっしゃる。
皆にもお願いがある。とりわけ「噺の穴」は,読むざます。
* * * * *
帰宅すると,愛ちゃんからエアメールが届いていた。
ずっと夢だったカナダのバンクーバーでホームステイをし乍ら,学校に通っているとのこと。
地上3050mからスカイダイビングした感動を語る,愛ちゃんのキラキラした瞳が今にも目に浮かんでくる。
やっぱり,愛ちゃんは無敵だ。
|