4月のにっき(2)


「親孝行したい時に親は無しって知らないの」
息子曰く。「親孝行したくない時に親はいる」
母もそう思った。口論終わり。

李麗仙「五つの名前」より

4月20日(火) 何故,忙しすぎる殺人者
4月19日(月) おぢさまのユーモア
4月18日() 桂平治真打披露宴
4月17日() 神様は確かにいるのだ
4月16日(金) あずき相場おことわり
4月15日(木) 花ぞむかしの色に化けなん
4月14日(水) 干物箱と野ざらし
4月13日(火) ひと山越えてもひと山
4月12日(月) 準備とお勉強
4月11日() 名古屋人の決心


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4月20日(火)「何故,忙しすぎる殺人者」

通勤路の道すがらにある民家の軒に藤棚になったガレージがあるのだが,今朝脇を通りがかると,既に藤の花の紫がたわわに枝垂れていた。
ひと雨毎に,季節は確かに色をうつしつつある。

今週の「古畑」,どーゆー訳だかタイトルが変更されている。「その男,多忙につき」の方がうんと好きだったけど。
岩田代議士役の佐渡さん,他力本願な処が,まぎれもなく「その場しのぎの男たち」で主役を張った傀儡政権松方首相そのひとである。
これまた宛て書きの妙だなァ。

枝雀さん,薬石効なく。合掌。


 
4月19日(月)「おぢさまのユーモア」

年休入れといて正解だった。
たかだか2日間上京してただけで,くたくたのへとへとであった。
尤も,やっさんなんかそれ処の騒ぎじゃない筈である。
日がな,土曜日の日記を書いて過ごす(え…)。

黒田洋一郎「アルツハイマー病」(岩波新書)読了。これも長いことかかったなァ。
初心者向けにアルツハイマー病とその周辺を網羅的に舐めた懇切丁寧な解説書であり,公平な視点を貫こうとする姿勢に好感の持てる良書なのだが,処々に挿入される親父的ユーモアにはっとさせられる本でもある。
たとえば。第2章「診断と早期発見」の3.画像診断の項(P.58)には以下のようなくだりがある。


より性能の良いMRIの普及によって「CTに少ない脳を見透かされ」の時代から「おまえの脳,ここが変だとMRI」とでもいうべき時代になってきた。

昨今の音楽家で云えば,もはや池辺晋一郎か曽根公明のクラスに達している。彼らよりうんと(失礼!)センスはあると思うが。
この部分だけ他の文章から浮き上がっているのだが,どうもご本人はギャグが挿入する事が至上命題だったようだ。
他にも「記憶の重ね書きと度忘れ」を説明するのに,白紙に名前を書きこんでいく例を持ち出しているのだが,最初のスカスカの紙面に「吉永小百合」や「坂本九」,「美空ひばり」が書きこまれているという「パターン認識が正常にはたらいている状態」が,徐々に「西田ひかる」「森高千里」「酒井紀子(しかも名前を間違えてる)」といった似たような情報が神経回路のパターンとしてコードされた為に情報の読み出しが一時的にできなくなる(つまり度忘れ)メカニズムは大いに(読者の大半の層である)おぢさんたちの共感を呼ぶんだろうな。
重ねてことわっておくが良書である。くれぐれも眉にツバをおつけなきよう。

夜,母さんのツテで,やっさんの落語会について宇佐市役所の企画課の方と電話でお話する。
たいへん親切に応対してくださり,ありがたいことしきりである。
その方がおっしゃるには,まずは市や町に「文化行事」の一環としての落語会開催ではたらきかけること。
そのケースなら最悪お客が集まらなくても,つまりペイしなくても赤字にならない。
その次が,後援会や落語会開催推進委員会を組織するパターン。
ただ,その場合,すべてを組織でまかなう必要があるから,常時動けるスタッフを10人は見ておいた方がいいでしょうというお返事だった。

昨日,院内町の町長さんとお話した事もあるし,今は話が拡散しすぎているので,まずは整理が必要である。
とんくんと僕の手の届かない処まで話が飛び散ってしまわないうちに(ひ,ひょっとしてもう手遅れなのか…)。

**奥さんのLinux日記**
スクールに電話してみる。丁度元バイト君(彼は大学でそういう勉強をしていたのでとても詳しい)が来ていたので、電話を代わってもらって「こういう具合なんだけどどうしよう?」と相談。3comのLANカードを明日持ってきてくれるとの事。ありがとー。早速水曜にでも差し替えて実験だ!うまくいくといいけど。


 
4月18日()「桂平治真打披露宴」

気ィ入れて書くので,暫し待たれい。


 
4月17日()「神様は確かにいるのだ」

福岡空港。出発ロビィにてコンビニで買ったオムライスを食べていると突如EさんからPHSが入る。
どーも昨夜の留守電を聞いて,電話をくれたらしい。
え?週末を利用して,九州へ帰ってる? え?家族で雲仙旅行の真っ最中?
東京には明日帰るって,それは見事なすれ違いってヤツ? 残念だけれど,そういう訳ならいた仕方ないなァ。
これで,東京での今日一日が完全にフリーになる。
独身の頃から数えて今迄幾度も上京しているが,こんな事は初めてである(って,いつもがスケジュール詰め込み過ぎなんだけどさァ)。
時間が来たので搭乗口7番ゲートを通って,10時ジャストANA248便。滑走路をうろうろして離陸が遅れた為,11時50分羽田着。
まずは僕ら夫婦の東京での常宿・ホテル・ロイヤルオーク五反田(ぴあ会員割引で安く泊まれるのだ)へ行ってチェックインを済ませてから渋谷へ。

明日が千秋楽の「温水夫妻」,昼公演は14時から。今はまだ13時をちょっと回った処だ。
この日・この時間に上京出来たのも神の思し召しと信じ,当日券が無理ならせめてパンフレット購入だけでもと,駄目モトの決意で,取るものもとりあえずPARCO劇場へ。既に開演前15分。いくらなんでも当日券は残っていないだろう。受付のお姉さんにおずおずと当日券の有無を訊ねると「ございます。但し,座布団をお渡しして通路で観ていただくことになりますが」とユメのようなお返事。なーに,こちとらブツが観られるだけで天にも昇る心地ですわ。にべもない,即刻チケットを購入しましたよ。しかも6000円たァ,通常料金より1400円も安い。嗚呼,この時僕ァ神様の存在を確信したね。
「一緒に観ようよォ」と必死で誘ったのだが,「渋谷でヤる事は腐るほどあるもん」と名古屋人の妻のつきあわない意志は非常に固かったので,160分後の終演時にこのロビィで待ち合わせる事にする。此処でひとりで観るってのはどーにも後ろめたいものなのであるが,「『温水』が観たい」という内なる欲求には勝てないので,奥さんのお言葉に甘える事にする。
お芝居の詳しい報告・感想は「舞台のタマシイ」に譲るとして,此処では会場内で見かけた著名人の話をひとつ。いや,斉藤清六さんなんだけど。
僕は会場左手端の壁際の後ろから3番目の通路席だったのだが(つまり当日券は残り3枚だった事を意味する),清六さんはその2人後ろ,つまりいちばん後ろの通路席に座っていた(つまりこの回の最後の当日券をゲットしたひとという訳だ)。黒いドレスシャツに黒いズボン,一応お洒落に決めて,退場時も大きなサングラスをかけてはいたけれど,サングラスを外し,座布団に座って寛いだその表情は「『村の時間』の時間」の顔そのままであった(相変わらずびしっとした七三分けで)。暫くは誰かは分からず,でも「確かに」知っている誰かだったので「誰だっけなァ」とじーっと彼を凝視して(といっても3秒くらい,残り1秒ほど目があった・笑),「あ,清六さんだ」と気付くと同時に目をそむけてしまう。だってね「当日券で座布団に座って話題の喜劇を観る,一線を退いた(失礼!)コメディアンを見付ける」というのは,何とも居心地の悪いものだよ(清六さんにしてみれば,僕のこんな心の動きこそ要らんお世話である)。
何はともあれ至福の160分間を過ごして,ノーマン・ロックウェルを模したポスターまで買っちゃって,奥さんと再会。暫し,花の贈り主など見学する。
彼女はスタッフに夜の会の当日券目当てと間違われて,ぷりぷりしていた。
「マトリョーシカ」のチラシが手に入らなかったのが残念だったが慾をかくときりがないので,まずは「温水夫妻」を体験できたシアワセに酔い痴れる。

そのあと,奥さんのシニヨン用のネットを探しに「東急本店」と「LOFT」に行く。ガメラが破壊の限りを尽くした街をそぞろ歩く。
奥さん曰く「東京も来る度に,どんどん魅力というか,求心力がなくなっていくよね」
少なくとも買い物という点においては,福岡で全てが事足りるというのだ(特に彼女が福岡に来た此処数年で福岡の大都市化が進んだからなァ)。とりわけ主婦の実感として食べ物関係は質・価格共に福岡が上という印象。あまつさえ,ケーキ屋さんに至っては福岡の方がうんとレヴェルが高いというのが東京でケーキを食べ倒してきた彼女の実感。

ふたり共,ひと疲れして早々に五反田の宿に戻る。

一眠りしてから,遅めの夕食をとりにJR五反田駅西口近くの「MONPETQUOI'S BAR」へ。
オーナーのひとりがさだまさし,店長が西村知美のオットというイタメシ屋の2号店(但しこちらはBAR)なのだが,たまたま店の場所が五反田駅のすぐ傍だったので,行ってみようかという事に。お向かいにある洋食屋「ブラッスリー・フランソワ・ヌーボー」はどーも姉妹店っぽい。入口に「桜月夜」のチラシと「モンペトクワ」本店で立山さんたちが行うライヴの告知ポスターが貼ってある以外は,さだまさし色は一切無し。まず此処に好感が持てた。1周年記念という事で呑み放題のプランなどもやっているようだったが,僕は下戸だし,奥さんはアルコールを入れられる程元気ではなかったので全てパス(いや,確かにBARを承知で行ったんだけどさ,「とってもおしゃれなバーだけど,食事もできる」ってHPに書いてあったんだもの)。
帆船の船底を再現したような薄暗い店内。入口入ってすぐのカウンターと,それをくぐり抜けた先にある幾つかのテーブル席。
窓の向うには五反田駅のプラットホームが見える。インテリアのひとつひとつも悪くない。
お客はカウンターにひとり,小さいテーブルに若い女性のふたり連れ。そして,奥まった大きめのテーブルでは7,8人のおじさんたちが宴会を繰り広げている。どーも話の内容から察するにバケ学の研究職の皆さんの集まりらしいが,我知らず大声で語り合ってる(内容はいたって皆さん真面目なのだけれど)のが,ちょっとポイント低目。ま,尤も,これは店に非がある訳じゃない。
BARだから当然なのだが,まずDRINKのメニューが出される。いや,確かに豊富なラインナップだし,ノンアルコールのメニューも充実しているのだが,今日の目的はあくまで「夕食」にあるので,此処は丁重にスタッフのお姉さんを呼んで「あのう,簡単な食事をしたいのですが」とお願いする。
FOODSのメニューも,此処がBARである事を考えるとなかなかのものである。一部「ブラッスリー・フランソワ・ヌーボー」のメニュー取り寄せが可能な事からも,二軒はやはり姉妹店なのか。セットメニューのコメントに「えらい!」などと自画自賛の合いの手が入っているのを見て,初めてこの手書き部分がさだまさし本人の筆からなるものである事に気付く。うむむ,そこはかとない拘り方だなァ。
奥さんが食欲が無いというので,アラカルトで3品だけ頼む。店に来る前に奥さんが食べたがっていたので「色々な春巻きの盛り合わせ」(実際は彼女の希望はタイ風春巻きだったのだが)と「仔牛のモッツァレラチーズ包みの煮込み(名前,超不正確)」,そして朝食べたくせに研究家としての血が騒いで「特製オムライス」


「色々な春巻きの盛り合わせ」
3種類のカリカリに揚げた春巻き。具は,サーモンとほうれん草,海老入りクリームシチューみたいなヤツ,チキン・チーズカツ。どれも美味。お酒のつまみを意識しているからか,ヴォリュームも充分でふたりで一皿なのは正解であった。
「仔牛のモッツァレラチーズ包みの煮込み(名前,超不正確)」
これは絶品。まさに名前(超不正確)通りの料理なのだが,モッツァレラチーズベースのスープもコクがあって美味しかったし,モッツァレラチーズの塊(すごい弾力)を芯に,薄切り肉を何重にも巻いたお肉も柔らかくて云うことのないお味だった。
「特製オムライス」
マッシュルームとほうれん草が具のケチャップライスでラグビーボールの小山を象って,その上にふわふわのプレーンオムレツが乗せてある。オムレツが柔らかいうちに崩して広げて客が自分でケチャップライスを包み込めというセルフ・サーヴもの。まあ,ニコラシカ方式とでも呼びましょうか。ふわふわのオムレツに涙する。コンビニのクレープ皮の如き,薄焼き卵オムレツと対比させると(させるな)尚更泣けてくる。


後ろにさりげなく立っているスタッフのおねーさんの気配りも細やかで,僕のグラスの水がなくなるのを見計らって,即「アルプスの天然水」を注いでくれる。BARに食事オンリーで来た不埒な客なのに申し訳ない事である。これで3000円程度。充分満腹しました(だから,此処はBARなんだよ)。たいへん満足して店を後にする。今度はカクテルをいただきにまいります(て,いつになるやら)。

夜,たいそう寝苦しい。奥さんがフロントに電話すると「冷房は扱っておりません」。そりゃそうだろう。
北九州の肌寒さを考えるとこちらの暑さはどうだ。

**奥さんのLinux日記**
今日と明日は東京に滞在。で、夫が「温水夫妻」が観たいと言うのでパルコ劇場に夫を置いて、そのままパルコブックセンターへ。
立ち読みしてたら気に入ったので「サーバのすべてがわかる本」を購入。ふーん、ネットワークってこういうことしてるんだー、とネットワーク素人の私でも理解できる平易な内容ですごく気に入った。月曜までこれを熟読して備えようと思います。
それにしてもLANカード、どうしようかな。きっと買い替える予算なんかないんだろうな。マネージャになんて言って説得しようかな。


 
4月16日(金)「あずき相場おことわり」

ひとが週報を作成しているというのに,朝からエルニーニョ現象とトウモロコシの話を30分も聞かされて非常に不愉快になる。
此処のところ,会社へ頻繁に投資を勧める電話がかかってくる(これで先週から3軒めだ)。
しかも,そのどれもが「熊大OBの方ですか」で始まるから,おそらくデータの流出元は一緒である。
JR職員が500万円を4000万円にしたくだりで「で,それと熊大OBとどんな関係があるんですか?」と訊ねた処「いえ,関係はございません」ときっぱり返事が却ってきた。「OBリストでお電話したから確認しただけです」。
PHSを使っているんだか何なんだか,やたら声が聞き取りにくいうえに,ちょっとやそっと断ったくらいではびくともしない粘り強さ(断られ馴れとノルマがかかっているのだろう)はもはや賞賛に値するが,その情熱は他所で活かせとワタシは云いたい。だから要らないって云ってるのにィ。

K野くんにかねてより(は,半年くらいか)懸案の「PostPet2001」を渡す。
奥さんが借りっぱなしになっていた「たまごっち(懐かしい響きだ)のお礼である。
これで,奥さんにポスペ友がひとり増えた。良かったね。

明日,東京でEさん夫婦にお会いしようと思うのだが,メールでも電話でもなかなか捕まらない。
これは万事休すか…。

**奥さんのLinux日記**

LANカード、net2k-pciのデバイスドライバをインストールしたら、なんだか認識するようになったみたい。
ところがWinからどーしても入れない。どう設定しても「ネットワークコンピュータ」に表示されない。そしてLinuxのほうからもWinのマシンは見えない。なんでー????
と思って本を調べてたら、「このチップ(VIA VT86C926)はすごくダメダメで、もうサイアク!運が良ければ認識するけど、Winからは入れませんでした」みたいなレポートを発見。
うぇー。じゃ、やっぱこのLANカードのせいなのか。もしこれがホントならディストリビューション替えたらどうこうってモンダイじゃないし……。じゃLANカード替えるしかないじゃん。もうなんかすごくブルー入っちゃって、ヤル気なしモードになっちゃたので、マネージャにその本の該当部分のコピーを渡して帰宅。


 
4月15日(木)「花ぞむかしの色に化けなん」

長いこと映画をサボっていたので「共犯者(99・日)」に行こうと思っていたが,テレ東で単発ドラマ「手塚治虫物語」をやるというので,そちらを優先させる。黒木瞳の巧さが一女優としての巧さだったのに対して,役者・奥田瑛二の凄まじさは,いつしか手塚先生の風貌それ自体をも手に入れてしまう事。順撮りだったかどうかは定かではないが,晩年に近づくにつれどんどん先生そのひとになっていく。臨終の床でベレーもロイド眼鏡もタートルネックも身に着けていないというのに,その顔は遂には手塚先生と見まがえた。はっとする程同じ貌をしていた。いがらしゆみこ役で登場した斉藤由貴のコメディエンヌ振りはご愛嬌(脚本が井沢満だし)。でも,森の老人・森繁先生はないだろう,はっきりゆって。最近,妖怪系の役が目につきますね。あとは,手塚先生の盟友・馬場のぼる先生のお元気な姿を目に出来て嬉しゅうございました(僕にとっての馬場先生とは,少年時代にまだ見ぬ「ふろふき大根」の旨さを教えてくれたひとなのだが,それはまた別項に譲る)。

夜半過ぎにやっさんから電話をもらう。
「昨夜はごめんね。博品館に水森亜土のミュージカルを観に行ってたんだ」
「水森亜土?」そりゃまた随分と面妖な(亜土さんゴメン)。
週末に備えて買ってきた「ぴあ」の演劇ページを開くと,成程,未来劇場〈怪談・平成牡丹燈籠笑劇・ミュージカル風〉『花ぞむかしの色に化けなん』の上演スケジュールが掲示してある。
亜土さんの共演者で彼の仕事仲間でもある手品師のおともだちに招待されたとのこと。会場に入ると,いきなり最前列の席が空けてあって
「最前列たァ何とも居心地の悪いもんだよ。何かウワサされてんじゃないかって牽制しあったりして」
博品館の客席って意外にこじんまりしてるから,着物姿のやっさんが最前列に座ったらさぞかし目を引いたことだろう。処で,唐突に話は変わるが,水森亜土さんは今年の天皇誕生日を以ってめでたく本卦還を迎えるそうである。ファンとして心配なのは,華甲になっても相変わらずオーバーオールに身を包み,鼻歌まじりに女の子のイラストを描いてくれるかってことだ。まず間違いなく「Dr.スランプ」は歌ってくれると思うのだが…。いや,どうでもいい話でした。

「噺の穴」は僕の希望通り「干物箱」で手締め。
「で,今回どうして『干物箱』にするかと云えば…」
「うん。『古畑』観たからでしょ」って見抜かれてるよ,やっぱし。
昨夜,博品館から帰ったやっさんは早速ビデオに録っておいた「若旦那の犯罪」を観たのはいいが,10時までしか予約していなかった為(70分拡大版初回スペシャル)に,肝腎の謎解きを観ることが出来なかったと残念そうだった。尤も,翌日トリックだけは事務所のひとに教わったそうだが,アレは最后の有楽師匠の小言まで聞いて初めて物語が完成されるからなァ。
で,有楽師匠が苦楽兄さんに稽古をつけたネタが「野ざらし」だった理由は,やっさんにも見当がつかなかった。絶対に何かの判じものだとは思うんだけど…「野ざらし」⇒「髑髏(しゃれこうべ)」だから,これで先々の苦楽兄さんの死を暗示させてある…うーん,今ひとつ気が利かない。
それにしても,くだんの番組に出た柳家さん生さんとか,暫くはマクラに事欠かないんだろうな。高座に上がるなり開口一番「喜楽家イラクでございます」とか「喜楽家墜楽でございます」って云えばいいんだから…て,寄席の客層を考えるとマニア受けなネタ過ぎるか。


 
4月14日(水)「干物箱と野ざらし」

「若旦那の犯罪」を再び観る。
どーも,当分はこの火曜・水曜の「古畑」2回視聴というのがルーティンになりそうだ。
唯一,雅楽さんの落語がどう贔屓目に見ても,真打落語にも客を沸かす噺でもなかったのは如何ともし難いが(尤も,それで不平を云うのは酷というものだ),2度観ると,巧妙に張り巡らされた作劇上の伏線が丁寧に検証出来ると同時に,且つその誠,巧妙な演出をじっくり堪能出来る。いや,1度きりじゃ全然ドラマの奥に迫れない。
ネタばれ覚悟で幾つか挙げるならば,フレッシュ大喜利の楽屋で今泉が扇子を受け取った後のそわそわを押し隠す雅楽の表情,古畑に見つめられ扇子を開いたままラーメンをすする雅楽を,あくまで爆笑する客席の中でただひとり笑わない古畑に動揺しているかのように視聴者をミス・リーディングさせる演出テク。あとで幾度もうるさがたのファンに検証される事をよくよく承知したきめ細かい演出なのである。

今日もやっさんに電話するが捕まらない。まさに「その男,多忙につき」である。
次回の「噺の穴」には「干物箱」を頼もうと思っている。
最初は,真打昇進に合わせて,文治師匠との親子エピソードを含んだネタをお願いしようかと思っていたが,鉄は熱い内に打て,此処で「干物箱」を頼まずにいつ頼めと云うのだ。こういうタイムリーなネタのアップこそ,「平さんがゆく」のアクセス数増につながると,ボクは信じる(勝手な云い種である・笑)。
処で,更に「若旦那の犯罪」の話が続いて恐縮だが,若旦那の身代わりとなった苦楽兄さんが有楽師匠に稽古をつけてもらうのが,実は「野ざらし」だったりする。
こうなると「野ざらし」の意味も勘ぐりたくなるのが,人情というものである。
ちなみに僕はやっさんの高座で一度聞いたので,噺の筋は憶えているのだが(「噺の穴」でも収録済みである),確か「野ざらし」にはロングヴァージョンがあって,僕が聞いたのは短いヤツなのだ。ロングの方にカギがあったらどうしよう。やはり,これもやっさんに聞いておこう。
その前にまず,やっさんを捕まえるのが先決だな。

**奥さんのLinux日記**

今日は仕事を休むことにした。
ウチのマシンにもDebianを入れてみる。現在8GBのHDDがついてるけど、今の環境は全然変えずに、新たに手持ちの4GBのHDDを増設して、そっちにDebianをインストールすることにする。
もしイキナリ環境を変更しちゃったら、このマシンを一緒に使ってる夫(あんまりPCは詳しくない)がびっくりするとカワイソウなので。
増設するのにネジが4本必要なので、今や部品取り専用機と化したCompaq(4年くらい前に買ったがHDDクラッシュ)からネジを取ってきた。
インストールは経験済なのですんなりいった。X-windowも立ちあがったのでゲームなどやってみる。
で、インストールしながら復習していたとき、突如
「はっ、そういえば、仕事場のマシンにインストールしたとき、LANカードのデバイスドライバ入れた覚えがないや…」
ということを思いだした。だってテキスト「今日からDebian GNU/Linux」にはLANカードのことなんて書いてなかったんだもん〜。Windowsだと自動認識してくれるから、いちいち設定しないとダメっていうのは思いつきませんでした。
なーんだ、じゃ、明日これをやり直したら、ネットワークの認識がちゃんといくんじゃないかな。解決解決!(^_^) ……と思っていたら、夫のオトモダチのSさんから不吉なメール。
「DebianではメルコのLANカードLGY-PCI-TRは対応してません」
うそー!マジ?じゃ、LANカード買い替えるか(でももうそんな予算はない)、DebianやめてRedHatにするかしかないの?

これをお読みの方でDebianお使いの方、もしメルコのLANカードLGY-PCI-TRが使えたっていう人がいたらどうやってやったか教えてください。マジでどうしよう……(;_;)。


 
4月13日(火)「ひと山越えてもひと山」

「シケン」当日。
お昼から,2時間以上も質疑応答が続く。殆どの質問が予め分かっているとは云え,2時間を越えて尚緊張に耐えなくちゃならないのは殆ど拷問(註:仏の映画会社ぢゃないよ。あ,此処,笑いどころね)であった。どーにか大きなミスもなく息災に終わるが,これはあくまでリハーサル。4月末にリハ2,5月末に本番と,これがしつこく続く。何ともツラいねえ。

実家からスーツが届く。母に電話する。
「あんた,もう着る服無いんだから来年はやせなさい」
「簡単に云わないでよ」
「あとはイージーオーダーしかないわねえ」 …ないんだってよ。

「若旦那の犯罪」を観る。
これが古畑の王道のような作品。うおおおおおおおおおお,明日また観よ。

**奥さんのLinux日記**

もうなんだか疲れちゃったし、昨日がんばりすぎてアタマが痛いのでなにも作業せず帰宅。


 
4月12日(月)「準備とお勉強」

明日は「シケン」なので,一日準備とお勉強に邁進する。
ああ,イヤだ。イヤだ。

**奥さんのLinux日記**

今日も生徒が多いのでLinuxに割く時間は13時過ぎまで全くない。生徒を全部片付けてから午後になってやっとLinuxにとりかかる。
JFのドキュメントとか買ってきた本とか、いろいろ調べたあげく、

  • DNSサーバを立ち上げる→BIND
  • LANしてファイルサーバを立ち上げる→Samba(これ土曜にN(夫)さんに教えてもらったヤツだ!)
  • Webサーバを立ち上げる→Apache
    とかいうパッケージが必要なことがわかった。ということでdselectでインストール。
    それから、レスキューディスクをもういちど入れて、ネットワークの設定をやり直す。ここんとこは「グローバルなんとか」とか「ゲートウェィ」とか、わからない単語が多いので、ネットワーク・プロのAさんに横にいてもらって設定。
    で、テキストには、「WindowsのマシンとLinuxマシンをLANする」方法が書いてあって、そのとおりにすれば、Winのほうのマシンの「ネットワークコンピュータ」にLinuxマシンが表示されるって書いてあるのに、そのとおりにしても出てこない。
    「telnet 127.0.0.1」ってやると、自分のマシンにはログインできるので、telnetはできてるんだと思うんだけど……。
    そうこうしてるうちに21時になってしまって帰宅。それからばんごはんの支度をしたので、「いただきます」をしたのが22時10分。
    ばんごはん遅くなっちゃってごめんね。>夫

  •  
    4月11日()「名古屋人の決心」

    あれこれと逡巡した結果,やはり昨日のマンションは見送ることにする。
    結果として,奥さんが名古屋人としての決心を新たに固めることになった。
    名古屋人かく語りき「カネの無いのはクビの無いのと同んなじ」
    な,何だそれは。あちらのひとは皆んなでそんなこと云ってんのか…。
    何やら個人的に耳の痛い格言だが,気弱な夫としては彼女に余り熱くならないでねと願うばかりである。

    お昼ちょい前に近くの小学校へ県知事選の投票へ。葉桜越しの空が低い。
    勝負の見えた選挙に行くというのもヤなものだが,そこはそれとして行かねばならぬ。
    午後は戸畑サティで買い物。
    日曜に着ていくグレイのドレスシャツに,ちょっとスリムな弁当箱,て,僕のものばっかりだな。奥さんのカバンも見たのだが,彼女の気に入るものがひとつも無くて今回は留保。食料品も見て回るが,奥さんのお眼鏡に適う出物なし。彼女がたい焼きをおごれと云うので「一口茶屋」で玉子とピザをひとつずつ買う。

    夜はこの火曜にある「シケン」のためのお勉強。
    奥さんと僕と,それぞれに溜息の夜。



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