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今日は2度目の結婚記念日。
本当は有給休暇をとりたかったのだが,かねてより往生している「シケン」の大きいヤツがあったため,やむをえず出社。くだんの「シケン」をどうにかやっつけて,晴れ晴れとした気分で19時に戸畑で奥さんと待ち合わせ。そのままリーガロイヤル小倉へ向かう。
28階。ふかふかの絨毯を踏みしめて,鉄板焼き「なにわ」のコンシェルジェ卓のような受付口へ。
リーガロイヤルがオープンしてまもなく,お世話になった先輩と一度来て以来だから,此処へ来るのは6年振りであろうか。因みに奥さんが一度来てみたかった店でもある。窓辺の厨房と一体になったカウンターがあって,其処でシェフが客の目の前で肉を焼いてくれて,その後ろには地上28階の夜景が広がっているのだ,と僕がこれまでさんざん吹いていたからである。
何より僕ら夫婦はオープンキッチンに非常にヨワかったりする。
で,壁一面の窓に夜景の広がるカウンターに通される。カウンターの向うはすぐ鉄板になっていて,ふたりのシェフが手際よく立ち働いている。
カウンターには僕らの他に3組の客。向かって左側のコーナーを包むように,花村萬月似の,ワインをしたたかあおって茹でだこになった禿頭男を座の中心とする4人の男女。隣に僕らが座って,その横が青いファイルを広げてISO(…ううむ)の話に興じるビジネスマンのおぢさん3人組(こんな席に来てまで仕事持ちこんでるんじゃねえよ,しかもISOを…今日それでどれだけ胃の痛い思いをした事か)。そして右コーナーに女性のグループ。
目の前の鉄板には,丁度,から竹割りされたばかりの伊勢海老が持って来られ,いくつかのアイスキューブと共に蓋がされる処だった。
断面図になった海老の脚はまだ元気に動いていたりする。
「その氷は何ですか」
「蒸し焼きにするんですよ」…成程,水じゃ蓋の中に閉じ込められないもんなァ。
で,さんざん悩んだ挙句,以下の7000円コースを選ぶ。リードボー(胸腺)や先の伊勢海老が出るコースもあったが,今回はコンパクトな処に自主的に落ち着く。
◆ 玄海 Genkai (7000円コース)
日替わり野菜の取り合わせ
Zensai(Assorted Appetizer)
車海老・帆立貝・文甲イカのバター焼き
Sauted Prawn and Scallop
今日入荷の魚のソテー又は牛ヒレステーキ
Sauted Fish of the Day or Tenderloin Steak
焼野菜
Hot Vegetables
季節のサラダ
Salad in Season
御飯,赤出し,香の物
Rice,Soy Beans Soup,Pickles
デザート
Dessert
コーヒー
Coffee
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メニューにはただのごはんとあったが,僕は此処のガーリックライスのファンだったのでぶーぶー云っていると,すかさずシェフが「300円追加すれば,お取替えできますよ」というので万事解決する。実際のお皿は上のメニューとは多少順序が異なった。
飲み物(オレンジジュースとジンジャーエール)を頼んだ後,まずグリーンサラダ。ドレッシングがごまだれと和風と2種類から選択できる。
そして前菜にはサーモンのマリネ。マリネをいただく間に目の前の鉄板ではシェフが海鮮食材を並べ,こてと調理用ナイフを使って器用に切っていく。
見てるだけで楽しい。イカ・海老・ホタテは,梅を潰したソースとタルタルソースのお好きな方を。プリプリしたイカ,プリプリした海老。旨くない筈がない。
野菜は南瓜ときぬさやと茄子。じっくり時間をかけて焼いてあるから,南瓜がほこほこして美味しいの何の。
「お肉の焼き加減はどういたしましょう」
「僕はミディアムで」
「じゃあ,私はレアで」
目の前に胡麻だれと和風だれの小さな小皿が置かれていく。
月並みな云いかたで恐縮だが,シェフの魔法のような手さばきに,生にんにくのスライスがひたひたの油の中でカリカリのガーリック・チップに生まれ変わり,下味をつけ,焼き目をつけた肉が見る間にブロックに切られ,最後の塩を振られ,皿に盛られる。柔らかそうなフィレ肉。これで美味しくなかったら,僕の味覚がどうかしてるかシェフが別の意味で天才的技能を持ち合わせているかのどちらかだ。
久々にこれがステーキなのねと噛み締められるステーキ肉に再会した気がした(それはそれで悲しいな)。ひたすら柔らかく,表面の焼きで封じ込められた血が,ひと噛みする毎に口の中でしたたり広がる。やっぱり良い肉は旨いのだ(何をしみじみと)。
肉を7分目くらい食べ終えた処で,追加してもやしのソテーが食べている皿により分けられる。太くてしゃりしゃりして佳いもやしである。
時間をかけて(目の前で作っているから余り苦にはならなかったが,結構待たされたのだ)丁寧にお焦げをこさえたガーリックライスは奥さんにも満足してもらえたようだ。なめこの赤出しと青菜と大根の一夜漬け。
今回,脇で作っているのを見て雑魚御飯(勿論焼き飯である)というのがあるのも知った。
奥さんは「次回はアレにしよう」と云ったが,次回は一体いつのことやら。
花村萬月のグループが先に席を立つ。どうも全部あのタコのおごりになるらしい。確かに先刻「一体これまで此処に何人の女の子を連れてきたっけ」などと嘯いていた。やたら此処の高いワインも呑んでいたようだが,萬月,そんなにバブリィな男なのか。ひょっとしてカネでしか友達が釣れない男なのか。
奥さんは,臭いが気になるからとガーリックライスを頼まなかったくせに脇で煙草を喫かしていた連れのおねえちゃんに怒っていた。僕の隣のおじさんなんか左手に火のついた煙草を持ったまま肉食べてたぞ。肉と交互に煙草をくわえて。ああいうの,シェフの皆さんは気にならないんだろうか。
此処のテーブルが禁煙になっていないのは,大いなる失点と云える。
テーブルを移動してのデザートは苺のシャルロットとライチのソルベにカット・フルーツ盛り合わせ。僕は1階にある「メリッサ」のケーキだと踏んだが,奥さんはクリームの感じが違うと云う。ひょっとすると隣のフレンチレストラン「シャンボール」のパティシエの手によるものかもしれない。でも,レストランのケーキっぽくなかったんだけどなあ。
奥さんは新人らしい給仕人にロイヤルミルクティーが呑みたいのだと,相変わらず困らせていた。彼が,鳩がマメ鉄砲を食らった表情をした時点で,んなものがないのは自明だったが,とりあえず彼は「暫くお待ち下さい」と厨房に走っていった。「生憎扱っておりません」と戻ってきた坊やに「じゃあフツウのミルクティーください」と云った奥さんも大概意地悪であった。フツウも何もミルクティーはミルクティーなのだ。
気分が良くなった処で,また別の親父さんが女性にISOの講義をしているのが聞こえてくる。
いいからもう今夜くらいISOから解放してはくれまいか。折角のデザートだと云うのに,その品質が気になってしまうではないか。
という訳で,たまには鉄板焼きもいいですねというお話。
因みにランチなら2500円程度で,今夜のコースとさほど遜色ないものが食べられるようである。
夜,SF研先輩@Iさんから電話。再来月,結婚披露宴出席の儀。
僕がひとまず様子をみようと考えたのが,何故分かったのだ(笑)。
加えて「余興よろしく」のネゴだったので,それについては全力でご辞退申し上げる。
ボクなら何か面白いことができるだろうと思ったんだけど,とはIさんの言。
これは多くのひとが陥りやすい誤解なのだが,ふだんの僕の傍若無人的脊髄反射系くすぐり「べしゃり」毒舌風から,座を盛り上げるなんて訳ないだろうと思う方が多くて困る。僕はひとの粗探しと的確なツッコミが得意(最低の長所である。そもそもこれは長所か)なのであって,ツッコむ場のない処に「笑い」など産めやしない無力なヤツに過ぎない。しかも,実は赤面恐怖症ですらある(何故か信じてくれないひとが多い)。だから,今まで友人・知人の結婚式のスピーチは可能な限り避けてきた。
Iさんによると「全くフツウの披露宴」との事だったので,じゃ歌います,会場にカラオケあるんでしょと訊いたら,あめんさんが絶唱する予定とのこと(個人的には中森明菜の「DESIRE」をシャウトしていただきたいが,それはないな)なので,そのあとで長友くんをつきあわせて(ってまだ長友くんの出欠確認は済んでいないそうだが,何ならあめんさん再登場だって射程に入れる)何かテキトーに歌うからそれで勘弁してくださいと押しとおす。
この国で行なわれる大半の披露宴が困るのは,宴の場つなぎとしての余興が必要な処と,あくまで「場つなぎ」な為に頼まれた側のプレッシャーが報われることなどまず決してない処。なら,無理に場つなぎなどしなくても披露宴の時間をとっとと切り上げれば良さそうなものだが,なるべくカネを落とさせたい式場側が決して納得してくれない。結局は式場側の都合で大部分の新郎新婦の友人知人は歌うたったり,ゲームしてたりするんだな。そういう意味じゃ今は昔,僕らの結婚披露宴はたいそうしあわせだった気がする。
愚痴はさておき,SF研OB会にはなりそうなので,出席はさせていただくことに。
それにしても,Sさんが受付ってのは無難なセンだと思う(本当は僕が立候補したかった)。とりあえずぱっと見いちばん普通っぽい人だし。実際は尤も濃いひとだという気もするが。
深夜,奥さんも寝静まった後にビデオに録っておいた「古畑,風邪をひく(「灰色の村」改題)」を鑑賞する。OPタイトルに犯人の名前がふたり出る(松村達雄/岡八郎)というのは史上初である。黒岩博士の時だって春峰堂のご主人の時だって,栗貫や角野さんの名前は挙がらなかった(彼らは途中で被害者に転じるからだと思うけど)。
後半部のドラマ部が佳くて,最后の15分をもう一度観てから寝る。
**奥さんのLinux日記**
万策尽きたのでNIC替えた。メルコのLGY-PCI-TXR(北九州市内じゅう探しまわったけどこれと今持ってるLGY-PCI-TRしかなかったのでしょうがない)。
予めダウンロードしておいたvia-rhine.cをコンパイルして組みこもうとしたら、なんだかカーネルのバージョンが違うとかいうエラーが出て組みこめない。今ここでコンパイルしたのにバージョンが違うってのがどーも解せないんだけど、でも気にしないでコマンドにオプションつけて無理矢理組みこんだら、組みこめちゃったのでよしとしよう。
そしたらあっさり認識できたし、ルータもちゃんと見えている。私のこの約十日間の努力はいったいなんだったんだろう……(T_T)。
とりあえず、今度の課題は「専用線につなげる」こと。DNSサーバ立てないといけないんだけど、方法がわからない〜。そもそもDNSサーバってナニ? |