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久々にお会いしたS木さんに「くらっさん『ライオンキング』は買いですよ」と力説される。
此処で云う「ライオンキング」は今度ビデオ用に粗製濫造されるアニメのパート2ではなく,劇団四季のミュージカルのこと(尤も,四季だって事業拡大のあおりで大概粗製濫造になっているウワサは聞いている)。S木さんはこの夏休み,大阪に家族4人で「ライオンキング」観劇ツアーに行って来たんだそうだ。「くらっさんは劇団四季は鬼門だそうだけど『ライオンキング』だけは違う,『キャッツ』なんかよりうんと面白い。とにかく買いだから観てください」ととにかく熱い。でも,大阪なんですよね,S木さん(笑)。
勿論,今の処,福岡公演の予定は聞かない。奥さんは観るなら本場で観たいとか云うんだろうなあ。て,事はあと4,5年は「ない」という事だ(わはははは)。
16時15分。早めに会社を引けて,Aさんとともに小倉方面へ。
早引けったって,僕に限った話ではない。この時季,ウチの社の恒例行事であった「夏祭り」が,これまで会場として使用していた空き地が道路用地に持っていかれて,廃止を余儀なくされたので,代替行事として今年は「関門海峡サンセットクルーズ by 関西汽船」になった今日はその当日なのだ。ちなみにずっとこの日を楽しみにしていた奥さんは折りからの絶不調にあえなく断念。「ピザが食べたい」「マクドナルドの半額のチーズバーガーが食べたい」と同じ抑揚で「あたしも乗りたい」といつ果てるとも知れない呪詛を繰り返していた(ごめんな…)。
交通渋滞を逃れ,砂津港前17時受付に間に合わせようと車を急がせたら,あっけなく16時半に現地到着。
家族と落ち合う予定のAさんと別れ,受付終了ぎりぎりまで原宿ラフォーレ小倉で時間を潰す。船に乗って,関門海峡を越える以外なあんのイヴェントも無いと脅かされていたので(事実,無かったのだが)暇潰し用に(て,そんな事を考えるのがそもそも間違っているのだが)U-BOOKSで中村勘一郎他/小田豊二・構成「中村屋三代記 〜小日向の家」(集英社文庫)を買う。
18時過ぎ堂々出航。
元々800人乗り込む予定だった船だけに,確かに広いし,部屋割りなどやっていなかったので,皆好き勝手にしていいのだが,独り者には肩身の狭い船内であった。老若男女,社員の家族が大挙して乗り込んでいるのはいいが,海を見渡せる個室を占拠されている場合,如何に自由とは云え,よそさまの家族の輪には入っていけない。で,気付くと独り者(独身者あり,単なるひとり参加者あり)で,窓もない中央のごろ寝専用の2等客室に集まっていたりして。
で,する事も無いので,独り者連はいきなり弁当に手をつける。
800人の予定が500人に減ってしまって,且つ,色んな船内イヴェント企画もぽしゃったという事で,弁当に負荷価値がついてしまった。何しろ,和紙包装による重箱3段重ね,一人前3000円也である。ほか弁の焼肉弁当5人ぶんである。フォルクスでも結構いい晩餐が楽しめる値段だ。これがガストやジョイフルになると…(もういい!)。と,皆でぼやく程度の無駄な弁当だった訳である。
する事もなくなって,甲板に上がって,I本くん,T田くん,K野くんら独り者連で固まってあとは帰港まで。結構,海を眺めてバカ云ってるだけで時間は持つものである。全社あげての行事だから,なかなか珍しいひととも邂逅出来たし。
帰り着く20時頃にようやく美しい夜景が水平線に散りばめられる。でも,これからって処でお開きになる。今夜23時にまた出航するという事で2時間しか使用許可が降りなかったんだよな。ちなみにレンタル料は150万円。高いんだか安いんだかよく分からないが,花火くらいどーんと打ち上げて欲しかった(この身の程知らず)。
夜,とんくんから電話。
まあ,人にはそれぞれ思惑があるという事で,色々と反省する事しきり。
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