2002年9月7日(土)
 芝刈り、初体験。


2002年9月7日、芝生で上で遊べるようになって初めての芝刈りが行われ、私もレクチャーを受け実際に芝刈り をしてきました。本当の意味でようやく実際に"芝生"と関われた日と言えます。そのレポートです。

(写真はクリックすると大きなサイズで見れます)



         

ランチガーデンを小型芝刈り機で刈る。


      
    

午前10時、嵯峨野小学校に到着。昨日から久しぶりに雨が降り、今日も小雨模様。芝生は喜んでいるんじゃないか なと思いましたが、芝を刈るにはコンディションが悪いんじゃないかなとも思う。今日はNPOからは私も含め4人 。あとはPTAの方数名、教頭先生、芝生の専門家でNPOのアドバイザーの方、と言った参加者で芝刈りをするこ とに。まずはランチガーデン(上の写真左)からですが、まずは芝刈り機の使い方のレクチャーを受けました。私は 芝を刈るという経験はこれが初めてで、以前テレビで芝生の小学校が取り上げられたニュースを見た際にそのニュース の中で子供たちが手動の芝刈り機で刈っていたのを見た事があったので、てっきり手動のものでやるのだと考えていま したが、今回ランチガーデンの芝刈りに使ったのは上の写真右のようなエンジンが付いた小型の自走式の芝刈り機でした。 エンジンをかけると刃が回転して芝を刈るというものです。ハンドルの下の部分にあるレバーを引けば止まり、倒せば 走ります。今回刈り高を15mmにセットして芝刈りを開始。刈る前の芝生は4cmくらいの長さでした。自走式の 芝刈り機はレバーを倒せば急に走り出すのと、ハンドルとレバーは別部分にあるためハンドルを持つ手を片方離して レバーを操作しなければならないため一番最初はちょっとこちらが持っていかれるような感じになってしまいました がすぐに慣れてまあまあ操作出来るようになりました。最初に考えていた通り、今日は雨で芝生が寝てしまっている ため刈るには良いコンディションではなかったのですが上の写真左が芝刈りした後のランチガーデンです。サッカー のピッチのように縞模様が出来ているのが分りますか?これは刈る方向によってこうなるのです。私もTV等では しょっちゅう見ている光景ですが実際自分が刈って縞模様になったということに気分が高揚しましたね。刈り終わった ランチガーデンはやはり綺麗に見えます。縞模様がつくだけでなくピシッと芝の高さが揃い、それを見ると爽快感が あります。勿論芝刈りは芝生のグラウンドの良い状態を維持するために行うのですが、刈ることによる見栄えの維持 という点も重要だなと感じました。やはり綺麗な芝生のグラウンドであればそこで遊ぶ気がより起きやすいと思うし 、維持・管理していこうとするモチベーションも上がります。そういう意味でも芝生のグラウンドの魅力の一つとし て「見栄え」という事もとても重要なことだなと感じました。     





トラクター、初体験!?

     

さて、次はいよいよ中庭の芝刈り。ランチガーデンで使った小型自走式芝刈り機一台じゃ、、と思っていたところ 、なんと用意されていたのは上の写真にある大型芝刈り機。正直、今日嵯峨野小に来る前はまさかこんなもので芝 を刈るとは全く予想していなかったので結構ビックリしました。親の実家は農家ですが、トラクターにも乗った経験 の無い私にとっては「トラクター、初体験だ。」と子供のような感想を持ってしまいまいた。今日来ていただいていた 専門業者の方に操作のレクチャーをまず受けます。上の写真を見てもらうと、車体の前方に並列に3つ芝を刈る回転刃 が付いていて、刈られた芝の葉は回転刃の前に付いている刈屑受けに溜まるようになっています。そしてハンドルの 右手にはスロットルレバー、回転刃を動かすレバー、回転刃を接地させる(上下させる)レバーが付いています。 足元にはアクセルとブレーキが付いていてアクセルはつま先を踏む込めば前進、かかとを踏み込めばバックするように なっています。そしていよいよ運転席に座り、実際に刈ってみることに。まずスタート位置(芝生の端)までターンさ せて移動するのですが、非常にハンドルが重く、ハンドルを取られやすいのでちょっとバタバタした運転になってしま ったのですが何とかスタート位置に着き、スロットルを一度戻します。ここで、小さくターンすると轍が出来やすいという ことから、ターンする時は芝生が出来るだけ痛まないように小さなターンでなく、大きくターンするように注意を受けました。 一息間をおいた後、再びスロットルをあげ、回転刃を下ろし、回転刃を作動させアクセルを踏み込みます。車体はゆっくり と進みながら芝を刈っていきます。出来るだけまっすぐになるよう気を付けてハンドルを握っていてもどうもグネグネ してしまっている感じを受けながら反対側の端まで到達。回転刃を停止させ、スロットルを戻して運転席を降り刈屑受け を外し、溜まった刈屑を別の袋に入れ替える作業を行います。刈屑受けには刈った芝生の葉がもう一回端から端まで行っただけで溢れるくらい 溜まっており、今日は雨も降っていたので刈屑も水分を含んでおり結構な重さもありました。一回でこんなに刈屑が出るの なら全面刈ったら相当な量の刈屑になるなと感じました。現在は刈屑はそのまま捨てることになっていますが、堆肥とか に転用する事が出来たりすれば良いのではないかとも感じました。刈屑を捨てたら、また刈屑受けをセットして運転席に 戻り、スロットルをあげ、ターンして今度は逆方向に刈り進んで、また端まで到達したら止めて、刈屑を捨て、これで 1往復終了。ここで他の人と交代しました。自分が刈ったラインを見てみるとやっぱりちょっとガタガタしてしまって いたけれど慣れればもっとまっすぐなラインで刈れると思いました。この大型芝刈り機はハンドルが重い以外は運転・操作 は簡単なので1、2回乗れば誰にでも覚えられます。また、刈り幅は約1.5mくらいあるので、この嵯峨野小の中庭くらいの大 きさなら1人でも1時間もかからず全面の芝生を刈ることが出来ると思います。と言うわけでこれで一応ランチガーデン、中庭の 初めての芝刈りをまずは行い終えました。




一から芝生を知ること。

     

上の左の写真は芝生を刈る前と刈った後の対比です。左側の緑が濃く芝生の高さにむらがある方が刈る前で、右側が 刈った後の芝生です。また、上の右の写真は刈った後の芝生を接写した写真です。綺麗に高さが刈り揃えられているのが 見て取れると思います。高さのむらが無くなり非常に綺麗に見えますね。でも綺麗に見えるようにする事だけが芝生 を刈る理由ではありません。芝生を刈ることにはもっと重要な意味があります。今日私もNPOで芝生についての アドバイザーをしてくださっている専門家の方に色々と質問しながら、一から芝生を知ることを始めたばかりですが、 芝生を刈る根本的な意味を言いますと、芝生は刈ることによって横に根を広げ、新しい葉を出すようになります。刈る ことによって新しい根から新しい葉が生れ、それは芝生の密度を高めてくれます。もし刈らなければ芝生は上に伸びて ゆくだけで、また茶色い茎が伸びてしまい、それを刈ると芝生のグラウンドは真っ茶色になってしまうのです。だから 芝生を刈ることは芝生のグラウンドを維持していく上で最も大切なことの一つなのです。また、刈る際に大切なことと して芝生を刈る刃は切れ味が良くないといけないという事も教えていただきました。まあ当然な事とは思えますが、 科学的理由としては、スパッと刈れずに葉をしごいてしまうような刈り方になってしまうと、芝生の葉の呼吸をしてい る部分をつぶしてしまい成長促進を妨げてしまうからです。だから刃をいつも切れ味の良い状態に保っておくことも 重要なのです。

あと、この嵯峨野小の芝生の芝種は日本芝(コウライ芝)という種類で、暖地型芝生という区分けに入る芝生です。 暖地型芝生というのは春から秋にかけて生育旺盛期を迎え、特に夏に最も生育が活発になり、そして冬は冬期休眠期 に入る芝生のことです。今日教えていただいた話では冬場は芝生は伸びず、10月以降春まで芝刈りの必要がなくなる そうです。逆に西洋芝は冬場でも成長するので冬でも芝刈りをしなければならないということだそうです。今回、嵯峨野 小においてこの日本芝(コウライ芝)が選択された理由は冬場に刈り込みが必要無いため、維持・管理の労力が少なくて 済むという理由もあったようです。何もかもが初めてで試行錯誤の連続になるであろう第1校目のチャレンジにおいては やはり何はともあれ維持していかなくてはならないということを最優先に考えた上でのこのコウライ芝の選択であったのだろうと 思います。それが正解かどうかはこれからまず1年間芝生を維持していく中で分ってくるだろうし、また、違った芝種を 選択した方がいいとかという判断も出来るようになると思います。このように一から芝生を知っていく作業は非常に新鮮 で、生きているものと触れ合うという楽しさもあります。これは普段の生活ではなかなか味わえないものです。長い時間 がかかると思いますが、いつか芝生と「会話」出来るようになればと思っています。

今日はランチガーデンは刈り終え、そして中庭は3分の2を自分たちで、3分の1を業者の方に刈ってもらい作業を終え ました。そして午後1時前くらいに解散しました。帰る頃には雨も止み、太陽の日差しが綺麗に刈られた芝生を照らしていました。 来週は2回目の芝刈りと、今度は肥料散布もあります。そのレポートは次回のレポートで。        


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