2002年9月21日(土)
 芝生、患う。


2002年9月21日、芝生で上で遊べるようになって3回目の芝刈りと、芝生の状態レポートです。

(写真はクリックすると大きなサイズで見れるものもあります。)



         

肥料、効果なし?


      
    

今日も午前9時30分に嵯峨野小学校に集合。天気は晴天、しかし9月も下旬に入ったと言うのに朝から気温が高い。 今日の芝刈り参加者はNPOから自分を含め3人、PTAから2人、地域の方1人とこれまでで一番少ない人数。 毎回同じメンバーが多いが、今季はあと2回で刈り止めになるからそれでもいいのだが、来季からは新しい学校の芝生 化も始まるかもしれないし、きちっとした管理組織を作りローテーションをちゃんと組んで維持・管理を行っていかな いといけないなと思う。

早速、先週肥料を散布したのでその効果がどれほど出ているか楽しみに中庭まで行きました。しかし、目に飛び込んで きたのは予想もしない芝生の状態でした。上の左の写真がランチガーデン、右の写真が中庭の真ん中当りの芝生の状態 です。「3日で真緑に戻る」という言葉を何の疑いもなく信じていたのですが、真緑に戻るどころか先週より茶色く枯 れた部分が多くなってる状態にショックを受けました。少しだけしか良い状態になっていないというならまだ納得でき ますが、良くなっているどころか、逆に悪くなっているとは、、、。とにかく先週散布した肥料は全く効果を発揮して いないのは見て明らか。「うーーん、、、」と腕組みしたまま暫く立ち止まってしまいましたが、いつも指導していた だいているNPOのアドバイザーで芝生の専門家の方に『何故このような状態なのですか?』という質問をしてみました。 すると肥料の効果が出ていないことに関しては、先週の土曜日に肥料をやってから今日までの一週間、雨が降らなかった ことも影響しているとのことでした。先週、肥料散布後に行った散水だけでは水が足りなかったようです。勿論散水をや り過ぎると根をダメにしてしまうという事もあったし、散水後に雨が降ることも計算に入れてはいたのですが。結局、 水が土壌にあまり浸透しなかったため肥料も浸透せず肥料の効果が出なかったのです。また水は雨水の方が芝生にとって 良いらしく雨が降らなかったというのが一番大きな要因となってしまったようです。     





芝生、患う。

しかし、肥料の効果が出なかったとしてもまだ9月の段階でこんなに枯れた色になってしまう事は無いとのこと。 普通ならもっとしっかりした緑色をしていなければならない時期だそうで、『それなら何で、、、?』と思いながら アドバイザーの方と芝生の上を歩いて(いつも一緒に芝生の上を歩いていただいて色々と教わっています)、素人な がら考えていましたが分るはずもなく、『ちょっと聞こう』と思ったときにアドバイザーの方が芝生のある部分を 指差して『病気にかかっている』と言われたので驚きました。何でも「ヘルミント菌」(後で調べたところ正確には「ヘル ミントスポリウム属菌」。「〜属菌」なので勿論さらに細分化されます。)にやられているそうで、症状としては 芝生が10〜15センチメートル位の円形に枯れるというもので、根はやられないが葉が枯れてしまい放っておくと 全体が枯れてしまいもう回復しないとのこと。後日ちゃんと聞いたのですが病気名は「ヘルミントスポリウム葉枯病 (カーブラリア葉枯病)」。上の2つの写真を拡大して見てもらえればよく分ると思うのですが、円形に穴が開いた ように枯れている部分が無数にあるのが良く分ると思います。肥料の効果が十分に出なかったという事の他に、この 「ヘルミントスポリウム葉枯病」によって芝生全体が枯れてしまっていたようです。『そういえば先週からそんな箇所 があったなぁ、、』と思い出しつつ、僅か2週間足らずで枯れはじめた原因が分かったことには少しほっとしました。 何でも芝生の上で遊ぶ子供たちの靴の裏に菌が付いて芝生全体に菌が拡散されてしまうとのことでした。という訳で今日は急遽午後から殺菌剤を散布す ることになりました。しかし早くも病気を患っていたとは、、、。ここは鑑賞用の芝生ではなく、活発に使われる芝生。 だからこそ色々な菌も入って来やすいのかなと感じました。




芝刈りは通常どおりに。

     

そう言ったショックは受けつつ、芝刈りの方は通常どおり行いました。大体毎回同じメンバーだし、皆慣れてきたという こともあり作業はスムーズに進みました。今日初参加の方が2人いらっしゃっていましたが、そのお2人にも芝刈り機の 使い方等を説明し、また試乗してもらって実際に刈ってもらいました。作業は順調に行き午前中に終わりましたが、もう 今日からは南側の校舎の影になる部分は刈らないことに。刈る芝がもう生えていないという状態だから刈っても仕方がな いからです。下の写真はその部分ですが、先週よりさらに状態は悪化している感じです。右の写真は午前10時過ぎに 撮影したものですが日陰の幅と土状態になってしまっている幅とが一致しているのが良く分ると思います。これを状況を 理解すれば日光が芝生にとっていかに重要であるか良く分ります。しかしこの部分をこれからどうするのか?本当に大きな 問題です。        

     
    

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