『私はあなたを、どんな季節に思い出すだろう』
〜第1章〜
朝目覚めて、、車の運転中、、打ち合せの帰り道、、、ふとセンチメンタルな香りがしはじめました。ホットコーヒーが飲みたくなったな、と思ったら、そう言えばもうすっかり秋。なんだか気付かない内にもう10月、今年も残り3ヶ月です。やり残したコト、なかったかな---。
秋が来る度、私はいつも秋に出会った「あの人」の事を思い出します。
「あの人」は、いつも寒そうにしていて、いつも薄着でした。元来寒がりで厚着の私がつい、「何か上着貸そうか?」と言ってしまうくらい、「あの人」は、いつも寒そうに、雨に濡れた子犬のような瞳をしていました。
約束のクリスマスイブに遅れて来た時もやっぱり、濡れて凍えきった瞳をした「あの人」は、肩を落して冷えたピザをかじっていたっけ。私は悪くないのになんだか悪い事をしているような、そんな気分にさせられた事を思い出します。
冬に変わる頃「あの人」は、私にとって「大切な人」になり、2度目の春になる頃「あの人」は、私にとって「関係のない人」になりました。「あの人」の事で覚えているのはただ、いつも泣きそうな瞳と、寒そうにしていた事だけです。もしまたどこかで出会った時には、幸せになっていて欲しいと、思うだけです。
私があなたを思い出す時、一体どんな季節なのでしょう。そしてあなたに対する思い出は、私に関する思い出は、一体どんなこと、なのでしょうね。
あなたが私を思い出す時、「笑顔」が一番に、浮んできますように・・・。
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