『待てる人』 〜第3章〜
「待つ」という行為は、積極的な行動だと思う。「待ってるだけなんて、それは消極的な人のことだよ」と言われそうだが、そういうわけにも限らないのではないかと思う。「待つ」ことすら出来ない人もいる。
後少し待てばどうにかなったものを、我慢しきれず途中で諦めたり、引き返したり・・・ゴールは目の前だったかも知れないのに。
「待つ」という行為は、とてもパワーがいる。いろんな気持ちと葛藤しながら耐えなくてはならないこともある。しかしそんな時でさえ、気持ちの鉾先を変え、上手に時間潰しが出来たらどんなにいいだろう。実際、待つ事が出来る人というのは、そういう頭の使い方が上手な人だとも思う。
「動」か「静」かといったら間違いなく「静」だろうと思われる「待つ」という行為だが、その裏には溢れる血潮を抑える強いパワーが秘められている。
自分の番を静かに待てる人(慌てて自分の話に引っ張らなくてもゆっくり待てばいいものを)、相手の出方を待てる人(こちらが積極的に問いかけなくても相手の行動をゆっくり見て把握する)、待つ時間さえ上手に使う人---そういう人は大体において他の事でも秀でていると思う。それゆえ私は「待つ」ことが出来る人を尊敬する。
「時機(タイミングとチャンス)を待つ」---これは、大切な事だと思う。
あなたは、、、鳴らない電話の前で、つい自分からかけてしまったりしていませんか?たまには待って(引いて)、相手の出方を待ってみるのもいいかも知れませんね。
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