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    7.続 スイス冬の旅 〜 カリジェとソリの旅(2003新春)
          Trun, Schlittelnbahn ( Preda --- Berguen ) ・・・

カリジェの壁画のある雑貨屋『フルリーナ』 カリジェの生家(中央)と教会 そり滑り専用列車 楽しいそり滑り 黄昏時のベルギュンの村
◆◆思い立ったが吉日◆◆
 デルフリさんのサイトでスイス南東部・グラウビュンデン州にある全長5キロのソリ専用コースが紹介されたのは2001年冬のことだった。それ以来、機会があれば是非やってみたいなぁと思っていた。そして、知人の海外旅行計画に触発されて、2002年11月はじめ、突然思い立って計画を立て始めた。年末は忙しいので年明けということで、今年もまた3泊5日の強行軍。しかし、計画は最初から行き詰まった。なんと今シーズンの年末年始はいつもの年以上に連続休暇が取りやすい曜日となっているために、この時点で飛行機の座席が確保できなくなっていた。『Yahoo! トラベル』から何件もの旅行会社に当たるが、なかなか取れない。『SWISS』(スイス・インターナショナル・エアラインズ)は値段が高いうえに人気航空会社のため、残念ながら最初から断念せざるを得なかった。そして、欧州系航空会社でエコノミー往復7万円という会社が見つかり、ダメ元で「キャンセル待ち」のリクエストを入れることにした。エアーが確保できなければ冬の旅は諦めるしかない。すると・・・・なんと予約を入れてから4日後に突然、旅行会社から座席が確保できたとの連絡が!!!! (ただし、ちょっとショックなことが・・・・当初予定の7万はチケットのみの料金。それ以外に空港使用料や航空保険料などが加わり、結局1人8万に・・・・しかし、そんなこと言っていられないな)
 12月に入り、本格的にルートのプランとホテルの予約を入れはじめる。スイス入りの初日は夜遅いので、チューリヒ空港周辺のホテルへ。翌日、どこか観光地に寄ってベルギュンに入る。ベルギュンではソリ遊びをするので2泊を予定。最終日はベルギュンからチューリヒへ移動、そして帰国、というプラン。2日目の観光地については当初、世界遺産に指定されている『ミュスタイアの修道院』訪問を考えていた。しかし、スイス南東部の谷の最奥にあり、チューリヒからは電車(特急)とバスで4時間もかかる。宿泊地のベルギュンに夕方着くためには滞在時間が昼食時間を含めて3時間ほどしか取れないことも分かった。そこで、代案として考えたのが『トゥルン』訪問だった。トゥルンはスイス人画家カリジェの生まれ故郷。昨年(2002年)はカリジェ生誕100周年ということでスイス各地でイベントが開かれた。そして、昨年末から日本でもカリジェ展が開催されている。日本では10年ぶりの大々的な展覧会。その展覧会に感化されてトゥルンを訪ねてみたくなった。チューリヒからは電車を乗り継ぎ3時間。滞在時間もたっぷり取れる。ということで2日目の観光地はトゥルンに決めた。なお、今回の鉄道パスは値段、移動範囲、利便性などを考えて『スイス・フレキシーパス・セイバー2等(3日間タイプ)』を購入することにした。


◆◆カリジェゆかりの地〜トゥルン(Trun)◆◆
 
スイスの画家アロイス・カリジェ( Alois Carigiet 正式な発音は「アロイズ・カリジェット」のようだ・・・・)は1902年、スイス南東部グラウビュンデン州の寒村トゥルンに生まれた。チューリヒで商業デザイナーとしての名声を博した彼だったが、同郷の詩人ゼリーナ・ヘンツとの出逢いがその後の彼の人生を大きく変えることになる。彼女がロマンシュ語で書いた童話『ウルスリのすず』( Schellen-Ursli )の絵を手がけ、一躍カリジェの名が世に広まる。その後、何冊かの絵本を出版、スイス各地の建物に壁画を描いたりしている。晩年は永年住み慣れたチューリヒから離れ、生まれ故郷トゥルンにある実母の家『フルッジナス』( Flutginas )をアトリエ兼住まいとして、生涯を閉じるまで20数年を過ごした。隠遁後も精力的に活動し、1966年には『国際アンデルセン賞の第1回画家賞』を受賞。絵本の出版のほか、村の建物に素敵な壁画を何点も残した。カリジェはスイスの美しい自然とそこに住む人々をありのままに表現し続けた。しかし、彼の脊髄は病に冒され、1985年、スイス建国記念日の8月1日、トゥルンの養老院で静かにその生涯の幕を閉じた。享年82歳だった。
 トゥルンはスイス第4の公用語ロマンシュ語が普段でも使われている地域。チューリヒからはクール経由で約3時間ほどで到着。氷河急行の路線にある駅だが、氷河急行は停車しない。駅舎は無人でトイレもない。村へのメイン・ストリートは駅を出て左へ。とてもちいさな村で端から端まではたった400mほどしかない。村を散策すると、カリジェの手がけた壁画を楽しむことが出来る。生家の前にある教会の裏には墓地があり、カリジェが永遠の眠りについている。また、その少し先、スルシルヴァン博物館には『カリジェの部屋』という展示室があり、絵本の原画などが展示されているそうだ。開館期間は4月〜10月ということで冬季は休館。また駅から村とは反対の方へ15分ほど登っていくとアトリエ『フルッジナス』がある。今回、初めてトゥルンを訪れたのだが、村の人達の優しさ、そしてVIPとの突然の出逢いが私たちを待ちうけていた。詳しくは下の入口からお入り下さい。

カリジェの壁画と夢のような歓待』の話はこちらをクリックしてください
NEW!!! 『カリジェの眠る教会の鐘の音』(動画)アップしました!!!

素敵なそり滑り@プレダ〜ベルギュン』の画像はこちらをクリックして下さい

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