鍼灸治療院
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東洋医学と鍼灸治療

東洋医学的アプローチ

 人の健康は、「やじろべえ」に例えることが
 できます。
 「やじろべえ」は、停まっていることはなく、
 常に前後や左右、時には斜めに大きく、
 そして小さく揺れていますが、うまく
 バランスを保って、よほどのことがない限り、
 決して倒れません。
 
 人の健康状態も、常に変化しています。
 行き過ぎても「やじろべえ」の様に、戻って
 くるので、健康が維持できるのです。
 ゆらゆら動きながら、うまくバランスを
 とっている状態が保てる限り、人は、健康で
 いられます。
 お酒を飲んだ翌朝、ひどい二日酔いになり
 ながらも、午後ぐらいには、回復するのも
 このメカニズムなのです。
 ただ、いくら「やじろべえ」でも、行き
 過ぎると倒れてしまいます。

 また、時々、この「やじろべえ」がどこかに
 引っかかって、動かなくなってしまうことが
 あります。
 この状態から、普通の「やじろべえ」状態に
 するのが、鍼灸治療の役割です。

免疫と鍼

 人は、ウィルスや細菌の海に住んでいます。
 空気や飲食物の中に、ウィルスや細菌が
 たくさんいるのです。
 どうして、人は、このような状況の中で
 暮していけるのでしょう? 
 それは、体は、常にウィルスや細菌と戦って
 いるからなのです。人には、そのための
 複雑な防御機構が何重にも備わっているの
 です。
 それらの機能のうち、重要なもが「免疫力」
 や「自然治癒力」なのです。

 「免疫力」は、外敵を効率的に駆逐する
 メカニズムであり、「自然治癒力」とは、
 「病んだ」体をもとに戻す力のことです。

 これらの体内防衛システムと外敵とが、
 一進一退を保っているという状態が
 健康な状態なのです。

 外敵が強くなりすぎると体は病に冒されます。
 体内防衛軍が強くなりすぎると、仲間割れを
 起こし、自らが体内を壊し始めるのです。
 健康には、このバランス感覚がとても大切
 なのです。

 鍼灸治療は、この「免疫力」「自然治癒力」
 を活性化し、自らの力で外敵を駆逐し、
 身体を修復するための助けとなるのです。

気血水について

 人の「やじろべえ」機構を保ち、「免疫力」
 「自然治癒力」を常に発揮するためには、
 人の体内を流れる「気」、「血」、「水」が
 最も大切です。

 「気」は、一言で表すのはとても難しい概念
 ですが、人の心の力といったものです。

 「気」は1日に身体を50周巡ると言われて
 います。「気」が巡ることにより、人のいろ
 いろな健康メカニズムが働くとされています。

 「血」は、血管を巡る血液です。体中に栄養
 を与え、免疫や体の修復を主ります。また、
 体温を保つのに重要な役割を果たしています。
 「水」は、体の体液のバランスを取り、
 老廃物を処理します。

 これら「気」「血」「水」の流れが少しでも
 滞ってしまったら、人の健康は害され、多くの
 疾患に発展してしまいます。

 「純鍼庵」では、全身の「気」「血」「水」の
 滞りを改善し、免疫力・自然治癒力を高めること
 で、体の内側からの自然な治癒を助け、
 「やじろべえ」がうまく機能することを主眼に
 治療をしています。

経絡治療

 「血」や「水」を体中に巡らせ、内臓の働きを
 促し、全身の体内活動を主る「気」、いったい、
 体のどこにあるのでしょう?

 東洋医学では、「気」は、"経絡"を通ると
 されています。
 全身に十二の"経絡"が張り巡らされています。
 それらの経絡は、体表を通り、いずれかの内臓と
 つながっています。
 経絡上には、ツボ(経穴)がいくつもあり、体内の
 「気」の外への出入り口となっています。
 また、ツボを刺激することによって、経絡上の
 「気」の滞りを改善することができるのです。

 経絡上のツボの刺激で、気の滞りをとったり、
 「気」の量のバランスをとることで血行、水の
 代謝を改善し、ひいては、内臓の調子を整える
 ことができるのです。

 この様に経絡上のツボにを使って、全身の「気」
 のバランスをとることで、全身の健康状態を
 改善する治療を「経絡治療」と言います。

 「気」は、体表を巡ることから、鍼による刺激は、
 体表の浅い所で十分に効果が見られます。
 浅い鍼のため、「痛くない鍼」が可能なのです。


鍼の効能

 東洋医学には「未病を治す」という言葉があります。
 体の中に隠れている病(やまい)といったものです。
 そのままにしておくと、病気として症状が出てきて
 しまう状態です。 社会活動をしていれば、
 どうしても身体にいろいろな無理がかかってきます。
 それが、「未病」を生み、そして「病気」となるのです。

 鍼灸治療には、肩凝りなどの部分的な痛みを改善する
 作用の他、全身の血行を改善することで、
 栄養を全身に行き渡らせ、さらに、免疫力を高め、
 自然治癒力を強める作用もあります。

 「未病を治す」ためには、全身の「気・血・水」を
 調整し、血行の改善を図り、免疫力や自然治癒力を高め、
 自分に合った養生法を続けることで、自分独自の
 「健康バランス」を保つようにすることが大切です。
 その助けとなるのが「鍼灸治療」です。
  
 「病」についてもう一つ大切なことがあります。
 それは、「病は自分で治す」ということです。
 鍼やお灸が直接、病を治しているわけではありません。
 あなた自身が治しているのです。
 鍼やお灸は、あなたの身体の中にある免疫力や
 自然治癒力を活性化し、自ら防衛し、修復する力を
 回復させる役割があるのです。

 元気になったあなたの免疫力、自然治癒力が、
 体内で外敵と戦い、勝利を収め、
 健康が維持できるです。

 最後に一つ付け加えておきます。
 上記に加えて、鍼灸治療には、副作用が無い
 ということを。
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