アキバ系彼女

G.J?

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エロゲーマーの“オタク観”。

概要

今年から「学院」に入学する主人公。
「新堂 二貴太(しんどう にきた)」“好きな言葉は「SOS」”は、
姉妹や知り合いには到底話せない秘密がありました(でも実はバレバレでした)
その秘密とは、エロゲーを含むアキバ文化をこよなく愛していたこと。
どのくらいかと言うと、日本の首都を「秋葉原」と言い切るくらい。
そんな彼が「第二雑学究明部」=通称「ダイブ(部)/DIVE(潜る、飛び込むの意)」への入部を迷っている最中
その部室の棚に「プレイしやがれ」と言わんばかりに大量のエロゲーが詰め込まれているのを目撃。 
結果、その棚の誘惑に負けてダイブ入りしたのは、正に運命でした。
そう、運命・・・。
何ていうか
運命に従い、彼はダイブにて一段と腕を磨き、成長していきました。
そんな折にまた一つ、運命の歯車が回り始めました。
なんと彼に憧れの娘(生身の女性)が出来てしまいました。
彼は悩み、そして考えます。
それから、こう呟きました。

「そうか・・彼女をアキバ系に染めてしまえばいいんだ・・」
OHPより転用 以下黄字は全て同)


このゲームも“抜き”目的での購入でした。絵師さんの高名に付けて加えて、如何にもイロモノと思わせるタイトルにも“抜きベクトル”を感じましたもので。

ところが、これが皆目つかえない(笑)。全く「抜き」には不向きです。はっきり申し上げて、エロ薄すぎ。
噂に違わず、画は良いです。確かに綺麗。が、どうにもエロくない。乳がデカすぎるという「私的好き嫌い」を差し引いても、ちょっと美しすぎる気がします。Hシーンでの構図のスマートさや汁質の薄さがその象徴であろうかと。
それに、テキストの薄さも際立ってます。見方によっては画以上にエロが薄い。尺の短さが槍玉に挙がってますけど、より致命的なのはプレイの穏当ぶり。あえてアブノーマルな面を挙げるならコスプレH(プレイの内容自体は普通)と1回きりの3Pくらい。なんかこう、ググッと反応させる場面は全くなくて、とことん普通のHシーンでした。

ただ、それもこれも「抜きゲー」という色メガネを外して見ると、さほど酷いもんでもないんですよね。例えば『_summer』や『よつのは』といった所謂「萌えゲー」と比較して、『アキバ系』のHシーンが格段に薄いとは思わない。どうもこの『アキバ系彼女』という作品、普通に「恋愛ADV」として評価すべき作品だったのかも知れません。思い込みが生んだ悲劇と言えなくもない。


それもあって、当初の目的が裏切られたわりに酷評にはつながってません。存外おもしろかった。
更に言えば、世間の評価についても、実に微妙な二極化傾向なんですね、これが。「絶賛」はまぁもちろんほとんど見かけないんですけど、「酷評」というのもこれまた見かけない。なんともビミョーなんです。もっとも、ErogameScapeの得点は少ない母集団のわりに結構きれいな正規分布ですが。

統計的に見たとき、「良作」というのはこういう分布の作品を指して言うんだと思うんですけど、実際の評価はというとビミョーな凡作。やはりESにおける「点数」は、やや高めに出ているんだろうと思います。
もちろん、そのこと自体を批判的に見ているわけでは決してありません。問題はデータを見る側が、そのファジイさを認識できているかどうかでしょう。かの地におけるトラブルは、そのほとんどがそこに原因を内包しているように思えてならない。


それはともかく、批判的なレビューにおいて画についての批判はほとんど見られません。クオリティを考えれば当然かも。
となると、評価の決め手はやはりシナリオ。中でも目立つのは「要素として、あれもこれもぶち込みすぎ」というものです。事実「前半:イロモノ」→「後半:泣き」の急展開にとまどった方は多くいらっしゃったみたいで(中盤に「萌え」要素がぶち込まれているとの解釈も)、各所レビューサイトでも「後半の展開は全く不要、前半の“オタク的ナンセンス”で最後まで押し切れ」という意見が多々見られました。

この批判は的を射ている。確かにシナリオ面での不統一感は強く感じました。強いて擬えるなら『みらろま』的な不統一とでも言いましょうか。
とはいえ、『みらろま』と『アキバ系彼女』とでは「テキストの面白味」という点で雲泥の差があり、同列で比較するのは『アキバ系』に対して失礼という気がしないでもないんですが、このあたりは感性の問題もありますし、それはそれということで。「不統一感」は厳然たる事実です。
しかしながら、何処かのレビューサイトで拝見したような「絵が良いんだから、シナリオには“コメディー”やら“萌え”やら“泣き”やら全部ぶち込んでおけば満足するだろ?」というほどの「悪意」は感じなかった。
結局は感性の問題なんでしょうけど、そういう“制作サイドの悪意”って、結構プレイヤーにはしっかり伝わるもんだと思うんですよ。私は『アキバ系』のシナリオに対してそういった悪意は感じませんでした。


もちろん、前後半各々についての批判もままあって、前半については「笑い処がわからない」、後半については「展開が唐突」「先が読めた」などなど、まぁ批判としてはステロタイプなものが多く見られます。

「先が読めた」という類の批判に共感を覚えない旨は何処かのページでも書きましたけど、この部分でのパーソナリティって、あらゆるメディアに対する場面で相当大きく影響してきますね。
例えば私がテレビドラマをごく一部の例外(大河の時代劇とか)を除いてまったく見ないのは「先が読めない」からです。現代劇って先がどうなるかわからんので、見ててイライラするんです。漫才より落語が好きなのも、ネタを知っているからです。先が判るからです。音楽でもクラシックばかり聴いているのは、このパーソナリティと無関係とは思えないです。
「先が読めること」を不快と感じる皆さんは、おそらくこの部分がそっくり逆転するんでしょうね。そしてそちらの方が人数で言えば多数派のはず。したがって「先が読める」という批判を不当とは思いません。ただ、共感する部分はない、と。
そんなわけで「アキバ系」の後半も、急展開自体、そう酷評はしてません。むしろ純粋にストーリーとしての不満を感じる点が多かった。詳細は「役者と戯曲」で。


それよりも、前半や「恋の白兵戦」に対する世間的批判の方が私にとっては興味深いです。

各所レビューサイトを拝見すると、主人公への感想が二分されていて実に面白い。例えば
「オタクオタクと言いながら、主人公は少しもオタクっぽくない。『アキバ系』の看板に偽りあり」
という意見と
「主人公があまりに意気地なしの典型的なオタクで、『アキバ系』を考慮しても見るにたえない」
という意見が、ともに「批判」というかたちで登場する。普通、こういう正反対の意見って、片方が批判であれば片方は賞賛になりそうなものなんですが、この作品については何れも批判になるという不思議な現象が起きてるんですよ。


これねぇ…各人の「アキバ系」≒「オタク」に対する定義付けが鍵を握っているような気がします。

多くのみなさんは、おそらく自らを「アキバ系」とカテゴライズされることに些かなりとも抵抗を感じておられると思います。できれば隠しておきたい。エロゲに限定すると「隠れエロゲーマー」というやつですね。
それ自体は不自然ではありません。「学生」ならまだしも(この「学生」は、かなり“小林よしのり的”に使用してます)、社会人となるとプライベートは結構しっかり守るべきものになってきますから。私にしても、職場内での自虐ネタとしてオタクを自称していても、エロゲーマーであることはカミングアウトしてませんもん。まして自虐ネタとしての「自称オタク」をも認めない方々にとっては、「オタク」と揶揄されることすら忌避されることかと推察します。

でも実際はエロゲーマーなわけですよね(笑)。このあたりの“こころの襞”は極めて人間的で、実に物悲しくも温かい。
ただ、それはあくまで内面世界に留まった場合の話であって、このベクトルが外部に向くと途端に「批判」や「攻撃」に変貌するんですねぇ。そうなると、傍目に見ていても美しくないんです。

例えば、上述の「主人公は少しも『アキバ系』っぽくない」という批判ですが、じゃあ典型的な「オタク」を主人公にしたらどうなるのか。
もっとも、“典型的オタク”ってのもかなりの部分、思い込みの産物という気がしないでもないんですが、ともあれステロタイプな「オタク」を主人公にした場合、おそらく感想は、もう片方の批判である「主人公があまりに典型的なオタクで、見るに耐えない」一色に染まるんじゃないかと思います。
ところが実際は、「オタク」をもう少し絞り込んで「エロゲーマー」という一つのカテゴリーに限定して見ても、そのパーソナリティって意外と多様なんですよね。そもそもが、外見からして背丈の高いオタクもいればチビもいるだろうし、色黒もあれば青白いのもいる。当然ながら全てのオタクが“ピザ”なはずもなく、私のような激ヤセだっているわけです。これが、経歴や社会的地位といった「外的要素」から性格・思想などの「内的要素」まで基準に含めると、ハッキリ言って「定型」をイメージすることそのものが困難になってきます。だいたいが私の立ち位置自体(既婚・70年代生・社会人など)、エロゲーマーとしてはずいぶんアウトサイドですし。
「主人公があまりに典型的なオタクで…」の「典型的」って、実はあやふやなイメージなんですよ。「典型的なオタク」というものがそれほどイメージしやすいとは思わないです。

となると、「主人公がオタクっぽくない」と仰る方々にとっての「典型的オタク」像は、即ち、各々にとってのあり得べきオタク像なんじゃないのかなぁ。
誤解を恐れずに言うなら、「主人公がオタクっぽくない」という批判は即ち「主人公は(素晴らしき俺様のような)オタクじゃない」って言ってるのと同じじゃないの?ということ。
結局、プレイヤーにとって主人公がどのような「アキバ系」として映るのかが、プレイヤー個々の「オタク観」を象徴するように思います。

何事につけとことん掘り進んで潜り込んでいくのはオタクの性ですが、それはあくまで特徴に過ぎないのであって、それがステータスになると、もう間違った自尊心と言わざるを得ない。
そもそも「主流」や「王道」という感覚自体が、「オタク」(≒「アキバ系」)という単語にそぐわないじゃないですか(笑)。


ところでこのゲーム、フルボイスではなくパートボイス仕様なんですが、これが想像以上の大ダメージ。今までフツーに受け止めていたフルボイスの威力を改めて思い知ったような次第です。そういう意味でもプレイした価値はあった作品なんですけど、皮肉な話ではあります。

図画

絵師は、佐野俊英さん。ご存じの通り、数多の絵師群においても極めて世間的評価が高い方です。私も、タッチとしては決して嫌いな画ではないんですが、同系統ではキリヤマ太一さんの方に軍配を上げます。
「概要」でも触れたとおり、汁質や構図の点で佐野さんの画は如何にもソフト。『アキバ系彼女』のエロの薄さは、何もテキストのせいばかりとも言えないと思います。そういう意味でも、この『アキバ系彼女』を「画だけは素晴らしい」と評する意見には、やや同調しづらい。

音曲

全12曲:ボーカル曲はなし。
音楽制作は、筒井香織・磯江俊道・jimbo・AYUMANZの各氏。
なんか、意外に良かったです。

役者と戯曲(攻略可能な♀優先・攻略順・数字は概ね好み順)

C新堂 鳴(しんどう=めい)cv寧々


 素直、すこやか、好奇心旺盛、演じることの出来ない無邪気さ。
 かと思えば、ヤキモチ癖も相当アリ>嫉妬の鬼

 一緒に暮らしてきた「妹」。
 現在も、主人公と2人、自宅で暮らしている。
 物事を大げさに捉える傾向、SHOW MEの恋愛。
 場合によっては、飢えた野獣チックにまくしたてる。
 着やせするタイプ(?)。時々、グレる。
 両親を二度、亡くしてる過去がある。

 ☆バスト89☆

 「お兄ちゃん、野菜は食べるべし、だよ。ほらほら、ガーって口を開ける!」
 「え、鳴は食べてるよ? ほら見て、ガー。う?に、にんじん…?」
 「いや…その…だってそれは…赤いし。」


なんだかこのところ「妹キャラ」が攻略1番手になるケースが多いです。
ここ最近に限れば決して「妹だから」ではなく別の論理が働いてるんですけど、結果的にそういう傾向になってます。


このルートの世間的評価は結構高くて、姉妹でパックリ評価が分かれてしまった感じ。
そもそも鳴自体が良質の「萌えキャラ」として描かれてますから、彼女の人気は当然かと思います。だから、彼女に関して言えば終盤のシリアスモードは正解だと思う。ストーリーとして「綺麗」ですもん。擬えるなら『はるのあしおと』的に美しい。

だからでしょうね、私の評価は低いです。
「一度、距離を置くこと」の重要性は『ラムネ』の多恵ルートで痛感しましたが、あの展開がガツンと響くのは多恵にそれだけの背景があったから。
逆に言えば、それだけの背景が語られないまま「別れること」だけに重点が置かれると、あるいは距離を置くことが目的化すると、途端に『はるのあしおと』になってしまいます。で、この鳴ルートはまさしく『はるおと』進行。私が合わないと感じるのも、まぁ必然かと。

ただ、それを抜きに考えても、そもそも中盤の「萌え展開」で既に敗色は濃厚だったんですけど。
いまいち萌えないんですよねぇ、こういうキャラ。やっぱり妹キャラは敷居が高いです、私には。


D木乃葉 鳩子(このは=はとこ)cv歌織


 自分で考え、自分で行動する人、許容量大きめなのが特徴。
 キーワードは皮肉、文句、ある意味男前、主人公にだけ見せる「素顔」

 名字は違うが、一緒に暮らしてきた「姉」。
 現在はマンションでの1人暮らし。
 とても広い部屋に住んでいる。(が、日当たりが悪く、何もない部屋である)
 計算された仕草、振る舞い、こだわりのメイク。(が、すっぴん以下で殺風景な部屋の真ん中、床にアグラでカップメン食す)

 ☆バスト96☆

 「そろそろ、この鳩子様にボンドガールの依頼が来てもいいと思わない?」
 「てか、次のボンドガールは私で決まりでしょ。」
 「そこんとこ、どうなん?」


妹キャラとは好対照で、この手の「お姉キャラ」は好きです。にもかかわらず好み順では最低のランキングになりました。
鳩子姉さんは良いキャラだったんですけど、終盤の展開に潰されて埋没しちゃった感じ。

「概要」でも触れましたけど、私は終盤の急展開をさほど否定的にとらえてなくって、「恋トゥルー」なんてまあまあ良かったと思ってるんですが、鳩子さんとあの展開はミスマッチだったように思います。
例えば茉理(→『月は東に日は西に』)は同じような展開でした。が、あちらは効果的だった。それまでの茉理のキャラクターが病気によって変節していく、という展開があまりに無情で、保護本能をかきたてられるんです。逆に茉理ではなく恭子センセがあの展開だったら、『はにはに』そのものがもう一つしっくりこなかったと思います。
鳩子ルートで感じたミスマッチはその感覚に近い。

椿(→『ゆのはな』)や摩尋(→『ゆきうた』)がそうだったように、この手のヒロインに似合うシリアスは病気・事故といった“外圧”ではなく内面的な苦悩だと思います。悩みなんて一刀両断で片付けそうなお姉系ヒロインが、個人的事情で苦悩している姿が良いんですよ。だから恭子センセ(→『はにはに』)も良かったんです。

もし鳩子姉さんが珠恵&蓮香エンドや恋(ノーマル)エンドのような展開であったら、おそらく好み順も@Aを争っていたろうと思います。あるいは恋トゥルーエンドのような展開であっても、@はともかくAは堅かったでしょう。
いずれにせよ、このキャラと「病気」はダメだ。ミスマッチ。(余談ながら、この『アキバ系』で「病気展開」なら、蓮香が最も相応しいと思う)。


@岬 蓮香(みさき=れんか)cv蓮香

 『岬 蓮香』は何処にでもいる普通の娘。
 基本はあっさり風味、変に潔くサバサバした性格。
 口調的には、一見、ぶっきらぼうでウチベンケイに思われたりもします。
 機嫌の良い時は、自分のノリやキャラを作る時があり同時に、時々お芝居口調になったりもします。
 主人公の所属するサークル、ダイブに顔を出す理由は友人の珠恵がいるから。
 本作品中、最もアキバ系を否定する人材。


 バストは80
(っていうか79.5)
(っていうかバストの数値による、他ヒロイン達へのコンプレックスアリ)

と、ここまでが表設定。

裏設定は

=岬 鉄子(みさき=てつこ)

 裏設定 その1
 気を許し始めると、突如ぶっちゃける。

 裏設定 その2
 学院に通いながら、バイトをして生計をたてている。
 実は芯の強い女性で、今時珍しく影で努力する人。

 裏設定 その3
 物語中、本人はMAXで否定しますが本当は「隠れアキバ系」な娘。
 アキバ系彼女「本編で」登場する「岬 蓮香」は主人公と共に学院へ通う者でありながらも、実は声優をしています(当面はアルバイト)
 しかも、マニアックなキャラを追い求める主人公が今、一番オキニのキャラクター「鉄子」を演じるのが蓮香だったから、さぁ、大変。
 当然のように「岬 蓮香」が「鉄子」であることに気付かされる主人公。
 けども、現実の蓮香の性格は主人公の苦手なタイプでした(YES!)

 裏設定 その4
 声優のバイトに関して蓮香が思うこと。
 『野球で例えるなら、ホームランを打った時の「あの感覚」が忘れられない』

 裏設定 その5
 決め言葉
 「一瞬でも、閃光のように強く輝いてる自分を実感したい」


あぁ…やっぱりこの手のキャラが@か…。あまりにお約束通りで、我が事ながら自分でもつまらない。

ただ、彼女については他のプレイヤーの皆さんにも評価が高かったようで、「なんで個別エンドがないんじゃー」というお怒りも散見されました。
そうなんです、彼女と珠恵は2コ1のエンドしか無いんですよ。
残念と言えば残念ですが、でもだからといって個別エンドがあればゲームそのものの評価が上がっていたかというと、これまた疑問。というのも、彼女らのエンドはなかなか良かったので。

でも、鳩子のところでも触れたとおり、蓮香エンドが「病気展開」だったら、それはそれで読めるものになっていたと思います。

結局、シリアスへの急展開が問題なのではなく、全てのヒロインについて恋のようにエンドを分岐させなかったことが不満の根源じゃないでしょうか。“アキバ系エンド”は各ヒロイン標準装備でいって欲しかったなぁ。


A秋吉 珠恵(あきよし=たまえ)cv草柳 順子

 いつもニコニコ笑ってる。
 おっとり、のほほん、1時間、ボ〜〜〜っと空を眺めてられる人。
 あだ名は、タマちゃんorキュウちゃん。
 ダイブ基地(専用部屋)での昼寝も多い。

 なんと、バスト100!!


巨乳じゃなかったら彼女が@だったと思います。過ぎたるは及ばざるがごとしとはよく言ったもので。
「中の人」の演技も些か過剰気味でしたねぇ。声質はピッタリなんだけどなぁ。
まぁ、柚ねぇ(→『よつのは』)ですら狙いすぎの感がありましたし、やはり草柳さんは美琴(→『月は東に日は西に』)や沙奈(→『_summer』)あたりがちょうど良い。

蓮香のところでも書いたとおり、彼女らには個別エンドがなく、しかもそれがなかなか刹那的な良いエンドなので、ますますメイン3ヒロインの存在価値が下がるという皮肉な結果になってます。そういう意味でも、各ヒロインが2つのエンドを持って同じ土俵で比較できたらもっと良かったんですが。『アキバ系彼女』についての不満はそこに尽きます。


B蒼井 恋(あおい=れん)cv西田 こむぎ

 「癖がない」のが特徴(かと言って「アノ」量産機ではない)
 キーワードは、柔らかい印象、自然体、穏やか、正味の恋愛。

 主人公が(普通)に学院生活を始め(普通)に好きになる憧れの女性。
 何処か、浮世ばなれしてる雰囲気がありそこがまた、男性にとって「高嶺の花」的印象につながる。
 潜在的な心のテーマは「許す」「見守る」。
 人には言えないような(普通)じゃない秘密を持っている。

 ☆バスト91☆

 「こんな天気雨の日は、辺りも違った印象だね。」
 「ひなたを映した雨粒が、当たり前の景色と日常を少し変えてくれる。」
 「でも…雨の日は怖い。私、濡れるのが苦手なんだ。」


好み順でBがついているのは、蓮香・珠恵コンビとのHシーンに3Pというアブノーマルさがあったから。恋ルートのHシーンがもう僅かでもエロかったら、@がついていたかも知れません。


ともあれ、「キャラ立てが弱い」と、そのポジションに不満を述べられることが多いメインヒロインです。一応「癖がない」とは断ってあるんですがね。
そうは言ってもまぁ、確かに特徴が輪っかと翼だけというのは、そりゃメインヒロインのキャラとしては弱い。

ただ、メインとあってか、恋だけが2種類のエンドを持っています。
エンドの二択であれば、「シリアスエンド(多分トゥルー)」より普通の「(アキバ系)恋エンド」の方が私はお好みなんですが、トゥルーも「鳩子ルート」に比べると悪くはない。シリアス展開では、恋ルートが一番よかったと思います。
シリアス自体、私は決して好きじゃないんですけど、それが避けられないものなんであれば、やはりああやって主人公の側が動き回る方が私には合うみたい。

それから、エンドのみならず「萌えモード」も、評価の高い「鳴ルート」を抑えて、恋が一番だと思います。
序盤、恋を前にしての主人公のあのあわてふためきぶりは、実体験こそありませんけど気持ちとしては非常に良く判る。その点、「アキバ系」云々は関係ありません。極めて普通の「恋愛ゲー」として、あの件はおもしろい。
そして、それだけの魅力を持ったヒロインとして、恋のキャラはしっかり描かれていたと思います(詳細に、という意味ではなく)。そういう意味でも恋はメインヒロインの重責を愚直にこなしていたと思います。

「概要」でも書きましたが、この『アキバ系彼女』、購入動機が私のように「抜きゲー」だったり、あるいはイロモノを期待してのものだったりすると、やはり期待はずれという結論になってしまうことが多いようです。が、あくまで普通の恋愛ゲーとしてプレイすると、これがなかなか良い。
エロゲの“入門作”としては、存外おすすめなのかも知れません。


●まひこ


本名が何処かで語られてたと思うんだけど、もう調べるの面倒です(笑)。
で、名前はともかく、彼のキャラクターは非常に好感をもって眺めることができました。良い奴だと思う。


●KT


このキャラ、自分を見てるみたいでちょっと嫌だ(笑)。