
伊自良北小学校で行われた公聴会には、保護者及び地域住民が70名以上参加して行われた。
これまでに3回行われた公聴会とは比較にならない参加者で、保護者、地域住民の関心の高さが感じられた。
いつも通りの流れで、「山県市立小学校及び中学校適正規模等検討委員会」の検討してきた内容が説明され、参加者との意見交換が行われた。
保護者・地域住民の不満爆発
公聴会で配布された資料の内容及び質疑応答の回答内容が、結果して「統合」であることに、保護者及び地域住民が、不満を爆発させた。
・なぜ、そんなに急いで統合させようとするのか。
・自分の子どものこととして考えていない、考えるべき。
・子育ての場所として北小を選び、移住してきた者の気持ちは、どうなる。
・過去、統合ができなかった理由を認識すべき。
・統合して、どうなるのか?何も見えてこない。
・単なる人数合わせにしか、感じられない。
・少人数学級、小規模校の重要性を唱える学者もいる、検討の方法に問題があるのでは。
・検討委員に、保護者を多用すべき。
・委員が非公開であること、市民に提供されている情報が少ない。
・委員会そのものが不透明すぎ、信頼できない。
この他にも色々な意見が出されたが、公聴会主催者の心に響いたかは不明。
しかし、これまで開催された公聴会の中で、最も多い参加者が合った会場での意見を無駄にすることは、できないだろう。
検討委員会の資質が問われた今回の結果が、次回の公聴会でどの様な形で現れるのか?私も注目したい。
定まらない理想人数 理想的な学校教育環境とは?
結局のところ、1学級の理想的な児童生徒数が決められない現状において、人数を議論の対象としていては、理想的な学校教育環境を結論付けることはできない。
少人数学級及び小規模校と、検討委員会の進めようとする学校教育環境のメリット・デメリットを全て洗い出し、客観的視点にたって保護者がどちらを選択するのかが重要とする意見が、保護者から出された。
検討委員会は、保護者に対する説明責任を今後どう果たすのか、注目。
旧伊自良村議会での決議は無効(白紙状態)
第1回の検討委員会の議事録に、旧伊自良村議会で「時期は新市に引き継ぐものの、南・北小は統合すべきとの決議があった」と、教育長の発言があったことが明記されている。
当時、この決議に関する事実確認を行った結果として、村長及び村議会議長名で解答が合ったことと、「統合すべき」などといった内容が書かれていないことが書かれていないことが明らかになった。
これに対し、教育長の回答は「旧町村で決められた事項は、山県市議会で承認が必要。」、「山県市において、その様な手続きは行われておらず、今回の検討委員会では、白紙の状態で検討を進めてきた。」との苦しい説明。
第1回の検討委員会で、その様な誤った情報が出されては、少なからず検討に影響があったのでは・・・。
はたして議事録の修正は、あるのか?

統合賛成の意見出ず
伊自良北小学校区の保護者・地域住民の中にも、統合賛成の意見を持つ人はいるはず。
その人たちの意見が聞くことができなかったことは、ある意味、不幸であったと感じる。
今回の公聴会で、北小学校区では統合に賛成する人は少人数で、弱者的立場にある。
北小校区が、そうした人たちの意見を無視して、切り捨てることは、現在の検討委員会が行おうとしている手法と一緒になる。
統合賛成、統合反対の域を超え、北小の学校教育について真剣に考える機会を持つ必要があると感じる。
答申後のスケジュールにも不満
北小の魅力 分かってほしい
人数は少ないが家庭的な雰囲気の中、明るく、元気に、健全に成長している子供たちの姿があり、素晴らしい学校です。
地域の人たちに支えられ、特色ある授業や行事も多くある。
北小で子どもを育てようと、帰郷してくる家族、新たな転入者がいる。
そんな学校を行政も支援して、盛りたてて欲しいとする意見が、お母さんや地域住民から出された。
私たちは努力を惜しまない 行政もがんばって
「山県市以外に住む伊自良北校区出身者に働きかけるなど、私たちも児童生徒数が増えるように努力するので、山県市も児童生徒数が増えるように頑張ってほしい。」と話す女性の姿が印象的であった。
また、「このままでは、山県市は老人だけの街になってしまう。」といった声もあった。